<不登校が心配?>「学校が全然楽しくない」と言う小学校高学年のわが子。小学校って楽しいもの?
「小学校が楽しくない」、「学校に行きたくない」と子どもが言い出したら? 子どもが不登校にならないか、心配なママもいるのではないでしょうか。そもそもママたちの小学校時代はどうだったのでしょう。楽しかったですか? 楽しくなかったですか? なかには小学校生活のいい思い出がないといったママもいるかもしれません。
『小4の娘ですが「最近全然学校が楽しくない!」と言います。担任の先生も授業が淡々としていて楽しくないし、クラスメイトとも微妙だし、何にも楽しいことがないと。「そうかそうか」と話を聞いていたんですが……。自分を振り返ってみて、そもそも小学校ってそんなに楽しかったかな? みなさん、小学校生活は楽しかったですか?』
こちらはママスタコミュニティに寄せられたあるママのお悩みです。小学4年生になるお子さんが学校生活を満喫しておらず、心配して投稿をしたようですね。投稿者さんは「ママたちだって小学校が楽しくないと感じていたのでは?」と自分に置き換え、必死で子どもの気持ちを整理しようとしているようですね。他のママたちはどうでしょうか。ママたちのさまざまな声を紹介します。
小学校が楽しかったママたちの思い出
『楽しかったよ。近所の同級生とも仲良しだったし、毎日のように日が暮れるまで遊んでいた。高学年になったら、恋愛ごっこみたいなこともしていたし、すごくエンジョイしていた。でも、いじめはあったし、不登校の子もいたし、ヤンキーもいた。いろいろあったな』
『楽しかったです! 昔だったので担任が星を見る会とか開いてくれたり、授業早めに切り上げて皆でジブリ見たりしました。放課後は友だちとずっと遊んでいました。小学生の頃は学校の先生になろうと思っていました』
『めちゃくちゃ楽しかった。友だちにも恵まれていたし、土日も常に友だちと遊んだり、お泊まりしたりしていた。今昔の物をいろいろと整理しているんだけど、数え切れないほどの手紙や交換日記が出てきて、楽しい思い出を振り返っている』
まずご紹介するのは、小学校生活を謳歌したと回想するママたちの声です。こちらのみなさんは、小学校生活は楽しくいい思い出ばかりのようですね。小学校は交友関係も広がり、目一杯に遊べる時期なのかもしれませんね。交友関係のいざこざもなく、学校の枠組を超えて羽をのばしていた人にとっては、小学校生活は薔薇色だったのかもしれませんね。
小学校生活は楽しくなかった理由は十人十色
一方、小学校が楽しくなかったと回想するママからも多数声が寄せられました。こちらのママたちはどういった理由で楽しくないと感じていたのでしょう。
気の合う友だちがいなくて辛かった
『自分のことを思い出したら友だちの存在が大きいと思う。4年生は友だちがコロコロ変わっていた。気の合う子がいなかったんだろうね。5年生になって親友ができてから楽しくて、今も変わらず付き合いがある』
『仲良しの友だちがいるクラスは楽しかったし、いないクラスはつまらなかった。結局学生時代は友だちがすべてだったなぁ』
「小学校が楽しいかどうかは交友関係にも関係するのでは?」と声を寄せてくれたママもいました。仲の良い友だちが一人もいないと、集団生活を送る上では辛いかもしれませんね。なかには、気の合う友だちがおらず辛い時期を乗り越え、親友を見つけたママもいました。
親しくなった友だちがひとたびできると、今でも関係が続くほど長い付き合いの友だちに恵まれた人もいるようです。学生時代に気の合う友だちができると、大人になってから付き合う友だちよりも深い関係性を育めるのかもしれません。
周りに合わせるのが辛かった
『私は苦痛だった。女の子同士グループ作ったり一緒にトイレ行ったり、そういうのに馴染めないタイプで、でも仲間はずれにはされたくないので嫌われないように周りに合わせるのが、ほんと疲れた記憶しかない』
『5、6年は地獄だった。いじめとかでは無く、クラスの女子の派閥みたいなのが超しんどかった』
同調圧力に耐えらず辛い日々を送っていたママもいました。小学校高学年になると、仲間意識が芽生える時期なので、同調圧力が強くなるのかもしれません。文部科学の「子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題」でも、小学校高学年は「ギャングエイジと言われる時期で、閉鎖的な子どもの仲間集団が発生し、付和雷同的な行動が見られる」といった指摘がなされていました。閉鎖的なコミュニティに慣れない人には、辛い時期に差し掛かるのかもしれませんね。
担任の先生によっても変わってくる
『放課後や休みの日は楽しかったけど、学校は楽しくなかった。昔だから先生が厳しくて、今なら問題になるような先生が多かった』
『学校での担任が誰かって大事だなと中学に入ってつくづく思った』
また担任の先生によっても学校が楽しいかどうかは変わるといった声も寄せられました。担任の先生が威圧的で厳しい場合は、学校が楽しくなくなりそうですよね。小学校は担任の先生が多くの教科を教えるため、相性が合わないと授業そのものが辛いでしょう。小学校の先生との相性の良し悪しは、中学校や高校よりも影響が大きいのかもしれません。
いじめられた経験があるママは辛い記憶しかない
『小学校時代はいじめられることが多かったから苦痛でしかなかった。当時は引っ込み思案で、相当心を許した人でないと自分の意見も言えなかったし』
『全然楽しくなかった。いじめられていたし、姉以外は親も先生も助けてくれなかったし』
『私も4年生でいじめられた。小学4、5年ってイジメが起こりやすい時期な気がする』
また先ほど紹介した同調圧力と近しい理由になるかもしれませんが、いじめられた経験のあるママにとっても、小学校生活は暗黒の時代に成り果てるようです。小学生はまだ未熟で自分の意見を言えないなど、うまく自己表現ができないこともあるかもしれません。すると、内向的な子は誰にもSOSが言えずに内にこもってしまう可能性もあります。
なかには、中学校生活で性格が変わったなどといった声もありましたので、そうした性格がずっと続くわけではなさそうです。何かのタイミングでありのままの自分を表現できるようになった人もいますので、成長とともに性格も変化すると念頭に置いておくと良いでしょう。もし自分の子がそういった悩みに陥っている場合は、子どもに寄り添い、つねに「ママはあなたの味方」といった姿勢で接してあげるといいのではないでしょうか。
「楽しい」という感情は人によって異なる
『淡々と楽しかったよ。中高もそれなりにワイワイ楽しかったけれど、私は淡々としているのが好きだなと大人になってから気づいた。刺激を求めるタイプの場合は、どんどん強い刺激が欲しくなるからね。「楽しい」の感じ方が違うんじゃない?』
こちらのママは「『楽しい』といった感情は人それぞれ違う」と意見をくれました。たしかに集団で遊んで楽しいと感じる人もいれば、少数が楽しいと感じる人もいるでしょう。人によって楽しいと感じる事柄は違いますので、投稿者さんもママたちの意見を参考にしながら「何をしているときが楽しいのか」を掘り下げてみるといいのではないでしょうか。逆に小学校が楽しくないと感じる理由も掘り下げて聞くことで、子どもの個性が見えてくるかもしれません。親は、子どもの「楽しくない」といった感情に引っ張られることなく、「何が楽しくないのか」「何が楽しいのか」の事柄を見極め、子どもの個性を見定め、温かく見守っていけるといいですね。
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