<小学生の仲間外れ>意地悪が巧妙化する年頃。心が痛むけれど、娘を見守るしかない……?
残念ながら意地が悪い子というのは珍しくないようで、自分が気に入らないと相手を無視したり、仲間外れにすることもあるようです。わが子の周りにそうした子がいると、親としては心配でたまりませんね。
ママスタコミュニティにも意地悪な同級生に嫌がらせを受けている、ある女の子のママが立てたトピックがありました。まだ小さければ親が出ていく対処法もあるのでしょうが、娘さんは小学4年生。投稿者さんは今は見守ることしかできないらしく、心を痛めていました。
意地悪な同級生が繰り返す仲間外れに、心が折れそう
『同級生の女子から、娘が仲間外れにあっています。娘以外の子たちを、わざと娘の前で放課後の遊びに誘うようです。”娘の前で何かを言い、娘だけ外す”。これが繰り返されています。娘は言い返したりできないタイプ。でも「そんな意地悪をする子や、それを見て”やめようよ”と言ってくれない子たちとは、遊びたくない。こうしてママに話を聞いてもらうだけでいい」と言ってくれました』
少人数の小学校なので他に誘えるようなお友達もおらず、放課後は誰とも遊べなくなってしまったとか。娘さんの心中を想像するだけで、胸が苦しくなるようですね。
投稿者さんは娘さんの意志を尊重して、ひたすら話を聞いて気持ちを受け止めようと決めたといいます。娘さんには仲のよいお姉さんもいるので、「放課後や休日は、家族で仲よく過ごそう!」と提案したそうです。
『内心は私もショックが大きいのですが、それを見せないように堪えています。ここで気持ちを吐き出せて、少しスッキリしました』
解決方法が知りたいというよりは、ただ誰かに話を聞いてほしかったようです。
先生には一度相談したそうですが、その子は大人がいる前では意地悪をせず、帰り道などで仕掛けてくるのだとか。娘さんも「もう先生に話してくれなくていい」と、あきらめてしまったといいます。「帰り道、迎えに行こうか?」と娘さんに提案してみたところ、「それは、まだいい」。娘さんなりのプライドがあるようで、投稿者さんは「どうしても辛くなったら、学校まで迎えに行ってもいいからね」と伝えたそうです。
意地悪が巧妙化する年頃。「時間が解決」とは言うけれど……
トピックには投稿者さん親子をねぎらう声や、応援するコメントが次々寄せられました。
『状況を話したうえでこれから自分がどうすればいいか考えられる娘さんと、それを尊重して見守る投稿者さんが素晴らしい。親子の信頼関係が築けているからできるのだろうな、と思いました』
他のママたちは、投稿者さんを「もしわが子がこうした状況になってしまったら、こんなふうに見守るママでありたい」と感じたようです。「強いね!」「たくましい」と娘さんに感心する声と同時に、「信頼し合える親子関係が素敵!」とうらやむようなコメントも少なくありませんでした。
意地悪も比較的わかりやすかった低学年までとは違い、これくらいの学年になると巧妙化してくるようです。
『意地悪な子って、それくらいの学年からますますエスカレートするよね。低学年の頃は「あいつ、嫌い。無視しない?」とか言ってた子が、高学年になると手もつけられなくなる』
『うちの長女も、同じ時期にやられたよ。仲よしだと思ってた子たちから、下校時置いてきぼりにされたり』
周りの同級生は意地悪な子の圧力に、ズルズル流されて同調してしまっているのかもしれません。次のターゲットが自分になるのは困る、と怯えている可能性もあります。
『私も同じようなことがあったけど、「世の中にはこういうヤツも、こういうこともある」と思って、挫けず学校に行っていたよ。2〜3ヶ月続いたけど、そのあとはクラスのみんなと仲よく過ごした。意地悪な子は、年度末には全員から無視されていた』
時間が経てば「悪いのは、あの子」と、みんながわかることもあるでしょう。「結局、意地悪していた子がひとりぼっちになったよ」といった経験談もありました。
中学生くらいになれば成長して、勇気を出して味方してくれる子が出てくるかもしれません。小学校高学年くらいがもしかすると、一番しんどい時期なのかも……。時間が解決する部分もあるのでしょうが、今の投稿者さん親子にとっては果てしなく長く感じてしまいそうです。
習いごとで世界を広げてみては?環境を変える中学受験もおすすめ
少しでも頑張っている投稿者さん親子の力になりたいと、アドバイスも集まりました。
『買い物帰りたまたま通りがかった感じで、下校の様子を少し偵察してみてもよさそう。娘さんには言わずにね』
「迎えには来なくていい」と言っている娘さんですが、偶然を装ってみるのはよさそうです。
『習いごとをして「他にも居場所があるんだ」って、自信をつけてあげるのもいいかもね』
遊べなくなってしまった放課後の時間を使い、他校の子たちがいるような習いごとをすすめる声は多くありました。投稿者の娘さんは以前から気になっているスポーツがあるそうなので、そうした教室で新しい世界を作ってあげられるなら一番ですね。
コメント欄には「近隣の小学校の子たちが多そうな習いごとをさせたよ。中学校の学区は同じだから、再会できるといいなと思って」と、先々のことまで考えているママもいました。
また、中学受験をすすめる意見も目立ちます。
『うちの地区の学校も少人数で、各学年1クラス。逃げ場がないから、習いごとや塾に入れちゃったよ。中学受験もさせるつもり』
意地悪な子本人は言うまでもなく、それに引きずられて味方になってくれない子たちとは、距離を置きたくなって当然です。小学4年生でも、今から塾に通うなど頑張れば合格は可能なはず。今よりも娘さんにふさわしい環境に出合えるのではないでしょうか?
当初はただ「気持ちを吐き出したい」と考えていたような投稿者さんでしたが、たくさんの力強い言葉をもらい少し元気が出たようです。中学受験も前向きに考えてみるとのこと。この辛い経験が、娘さんの頑張る力になるとよいですね!
文・鈴木麻子 編集・すずらん イラスト・Ponko
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