<親不孝になる?>【前編】帰省時に送迎してくれる義両親。ありがたいけれど本当は観光もしたい!
新幹線や飛行機で帰省したとき、「ここからまたバスや電車で移動か」とげんなりすることはありませんか? 義両親や両親が駅や空港まで車で迎えに来てくれることは、重い荷物をもって移動で疲れたからだにとって、大変ありがたいことです。けれどなかには、「せっかく来たのだから、いろいろと観光したいのに」と思う方もきっといるはず。気兼ねなく自由に街を見たり、お土産を買ったり、有名レジャースポットで遊んだりしたい場合、「お迎えはいらないです」と言いたくなることもあるでしょう。今回の相談者さんも、たまには観光がしたいと悩んでいます。
『迎えにきたがる義父母について。新幹線にて家族で義実家に帰省をすると必ず改札まで義両親が送り迎えしてくれます。せっかく違う土地に行ったのだから、どこか寄りたいなぁと思っても、義両親のペースで基本的には自宅直行。観光地なので義両親抜きで観光したいです。今回も帰省の予定があるため、駅ではなく目的地での待ち合わせを提案したら、旦那に「冷たいことを言うな」と言われてしまいました』
相談者さんの義両親は、改札まで見送るだけでなく、帰りにはお土産売り場についてきて、購入までしてくれるのだそうです。しかしそのお土産の購入には、相談者さんやお子さんの意思はなく、選び方は義両親の好みのみ。そのことにも相談者さんは少しばかり不満があるそうです。
義両親の優しさは十分伝わる
お土産くらい自分で選びたいし、気を遣うことなく自分たちのペースで観光したい……そんな相談者さんの気持ちも、おかしくはありませんね。しかし迎えに来てくれたり、お土産代を支払ってくれたりと、義両親の行動からはかなりの優しさが伺えます。
『うちの両親も送り迎えしてくれるよ。それが親として当然だと思っているんだと思うから……なんとも思わない。旦那のご両親だって早く息子や孫たちの顔をみたいだろうし、元気な姿を見て安心できるし、帰りは送っていくのが当然だと思っていると思う。やさしい義両親だよ』
『田舎の人は特にそうだよね。家族旅行のついでに田舎の親戚に挨拶だけしに行ったら、次の日の朝にホテルにあらわれて、「観光するなら案内してやるから」とか観光にずっとついてきた。はっきり断っても通じないから怖い』
送迎が義両親の親切心からきているものだとわかっているからこそ、「迎えはいらない」とオブラートに包んでしまうのですよね。ただ言葉を包んでしまうと、いまいち相手に伝わらないのかもしれません。また「遠慮しなくていいよ!」という義両親の言葉を否定してしまえば、なんだか自分が悪いことをしている気持ちにもなってしまいます。だからこそ、ついつい優しい言葉を選んでしまうのですよね。
しかし気兼ねなく家族の時間を楽しみたい気持ちも理解できる
義両親が送迎をしてくれると、「観光がしたい」とは言いにくく、快くOKしてくれたとしても何かと気を遣います。家族とすごす時間だけに集中して楽しみたいのに、義両親まで一緒にいたならば、気を遣わなければならない場面がたくさん出てくるでしょう。
『せっかくの観光地なら子どもと観光したいよ。うちは子どもが高校生になったからわかるけど、家族で旅行とかなかなかいかなくなっちゃったよ。だから半日家族だけで観光してから義実家行ってもいいじゃん。子どもだってすぐ大きくなる。義実家の孫との時間も大事だけど、親と子の時間はもっと大事』
『うちも帰省のときに自由な時間がなかったから、義両親には行く時間を告げずに、朝早くから観光したり、前日に観光しながら一泊するようにした。もちろん義両親は「そんなのうちに来てから行けばいいじゃない!」と怒るけれど、義実家についてからだと親戚まわりして、他の観光も決められて私や子どもが行きたいところは全部却下だもん』
「早く孫の顔が見たい」「遠くから来た子どもや孫たちたちをおもてなししたい」と望んでいる義両親からすれば、納得いかないところもあるのかもしれません。しかし親子で旅行ができる時間にも限りがあります。大きくなれば子どもが部活や習い事、友達や恋人との時間を優先してついて来なくなることだってあるでしょう。そう考えたら相談者さんも、望むことは叶えていいのでは?
親切心から送迎をしてくれる心優しい義両親であれば、「今回は観光がてら帰省したいので送迎はいりません」とハッキリ告げてしまっても、きっと最終的に理解してくれるのではないでしょうか。
文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・金のヒヨコ
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