<1万円のお年玉>「うちの子がもらえないのは不公平!」もらっているのは感謝の気持ち【後編まんが】
前回からの続き。これは数年前の年末年始の話です。私(ヒカリ)の家は自営業をしており、年末は子どもたちとお手伝いをするのが毎年の恒例。実家での手伝いを終え義実家へ帰省したところ、義兄嫁であるユミカさんから突然「ヒカリさんのご実家に新年のご挨拶に行きたいの」と話をもちかけられました。義兄夫婦が結婚してからかれこれ10年経ちますが、「実家に挨拶をしたい」と言われたのはこれが初めてです。不思議に思った私が旦那に相談すると「兄貴は知っているのかな?」との答え。翌日、義兄夫婦と4人で話をすることにしました。
ユミカさんはビクリと体を震わせました。どうやら義兄は何も知らなかった様子です。
突然大きな声を出したユミカさんに私たちは驚いてしまいました。
どうやら昨日、子どもたちの間でお年玉の話になったのだそう。リュウくんがケイタにお年玉の額を聞いたところ、ケイタは聞かれるがままにお年玉の額などを答えてしまったようです。ユミカさんはそれを耳にしたのだと話してくれました。
ユミカさんの話に私たちは唖然。どうやら新年の挨拶がしたいのではなく、狙いはお年玉だったようです。
すると旦那が……。
旦那がそう言うと、ユミカさんは黙ってうつむきました。
義兄:「……ユミカ、ちょっと2人で話そう。ヒカリさん、本当にごめんね」
その後、義兄夫婦は「急用ができたから帰る」と義両親に伝え、子どもたちを連れて帰っていきました。
後日、義兄から旦那に電話がきました。義兄の家は現在経済的に不安定で、ユミカさんはやや不安な状態にあったこと。子どもたちだけではなく大人である私までお金がもらえることに嫉妬してしまったこと。そしてそもそもお年玉をくれるような両親がいて羨ましいと思ってしまったこと……。ユミカさんの気持ちをいろいろと教えてもらいました。最後にユミカさんが電話に出て、涙声で「どうかしてました、本当にすみませんでした」と謝られました。私たちはひとまず謝罪を受け入れましたが、今後義兄夫婦とはできるだけ関係を疎遠にしようと考えています。
今回のことでお金は時に人を変えてしまうことがあるとよくわかりました。お金はとても大切なものですが、人との関係を壊してしまうものにもなりかねません。
今後もっと大きなトラブルに発展しないように、子どもたちにも「あまりほかの人に『お金をいくら持っている』などと話さないように」と伝えなければいけませんね。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・ゆずぽん 編集・荻野実紀子