【EXILE・MAKIDAIさん・第4回】子どもが歯磨きを楽しくできる工夫は?おすすめ絵本も紹介
EXILEのパフォーマーとして長年ステージに立ち続けてきたMAKIDAIさん。家庭では、現在1歳半になるお子さんのよきパパでもあります。インタビュー第4回目となる今回は、息子さんが気に入っている絵本の読み聞かせや、嫌がらずに楽しく歯磨きできるように工夫していることなどについて、語っていただきました。
普及の名作「いないいないばあ」と海外絵本『Rap ABC: The Rap Alphabet』
――MAKIDAIさんは、NHKの「ラジオ深夜便」で絵本を朗読されていたと思いますが、お気に入りの絵本はありますか?
EXILE・MAKIDAIさん(以下、MAKIDAI):絵本作家の松谷みよ子さんの作品『いないいないばあ』ですね。この絵本を読むと、息子はすごく反応が良いんです。息子に絵本を持ってきて「いないいない……ばあ!」と言うと、毎回すごく喜ぶんですよね。「ばぁ」がくるのがわかっていても、本当に楽しそうに笑ってくれます。この『いないいないばあ』が、息子のお気に入りの一冊です。
――ほかにはどんな絵本が好きですか?
MAKIDAI:『Rap ABC: The Rap Alphabet』というアルファベット絵本が好きですね。Eminem, Snoop Dogなど、ラップ・ヒップホップ・ R&Bのスーパースターたちの名前をAからZまでのアルファベット順に並べて、イラスト化した絵本です。ポップなイラストがかわいいのとサイズ感のせいか、息子も好きみたいで自分から絵本を持ってきます。
絵本の読み聞かせは親子で過ごす楽しいひととき
――出産祝いとして友達にプレゼントするのもよさそうですね。
MAKIDAI:ほかにも、NHKの「ラジオ深夜便」で朗読させていただいたもので『12月24日 クリスマス・イブの日に』という絵本があるんです。
これはクリスマスの前夜にサンタさんがどうやって過ごしているかというお話で、みんなでサンタさんのプレゼントを届けに行こうという内容です。
この絵本は、ただ単にクリスマスの一日を描いているだけではなく、「世界中が幸せになれますように」という大きなテーマも感じます。息子はこの本が好きみたいで、よく本棚から自分で取りだして「読んで」という感じで渡してきます。
――息子さんはこのサンタさんの絵本が好きなんですね。
MAKIDAI:シンプルながらあたたかみのあるイラストだったり、物語から伝わってくるワクワク感だったりか、息子はその絵本が好きみたいです。
――どんなときに絵本を読んでいますか?
MAKIDAI:とくに決めているわけではないですけど、お風呂上がりに読むことが多いかなと思います。奥さんが髪をドライヤーで乾かしているあいだに、自分が息子に絵本を読んであげていたり。
――うまく役割分担できていますね!
MAKIDAI:手が空いていればですが、お風呂だったり、作るのは奥さんですが食事を食べさせたりは、基本はなるべくみんなで同時にやっていく感じだと思います(笑)。
――お仕事が忙しいと、奥様や息子さんとすれ違いになることもあるかなと思うんですがいかがですか?
MAKIDAI:ライブで他県に行くときは、奥さんのお母さんが来てくれて、みんなで連携を取りながらやっています。そのときは密に連絡をとってやっていますが、忙しいから息子に会えないということはないですね。
逆に、自分が忙しくて直接会えないときほど息子のことがすごく気になります。「今日はどんな感じだろう」と思い、奥さんに映像を送ってもらうこともあります。自分も「今ライブ終わったよ。今こんな感じだよ」と伝えることができるので、携帯があることで、本当に助かっています。便利な時代になりましたね(笑)。
子どもが楽しく安全に歯磨きできる方法を模索中!
――育児は大変なことも多いですが、奥様と一緒に乗り越えたことはありますか?
MAKIDAI:今ちょうど乗り越え中なんですけど、1歳半になる息子の歯磨きが大変です。でも虫歯になったらかわいそうだなと思ってふたりで協力して頑張っているところです。
自分たち大人は歯磨きが習慣化されているからいいけれど、子どもはこれからですよね。だから歯を磨こうとするとどうしても嫌がるんですね。手足をばたつかせると歯ブラシにあたると危険なので動かさないようにしないといけないし、でも歯磨きを嫌いになってほしくないから無理にはできないし。そんなわけでちょうどいま、絶賛乗り越え途中です(笑)。
歯ブラシを持ったまま走ると危ないから「歯ブラシを持つのは座ったときだけにしようね」と伝えたり、万が一のときにも危なくないようにストッパーのついた歯ブラシを使ったりと気を付けています。最初は僕も歯ブラシの危険性もわかってなくて、普通の子ども用歯ブラシを使っていたのですが、それだと転んだら危ないなと思って、ストッパーつきのものに変えました。
――すごく育児をしているのが伝わってきます。
MAKIDAI:いや僕は奥さんのヘルプをしているくらいで、そもそもヘルプになっているかどうかもわからないくらいです(笑)。
歯磨きのたびに口の中をきれいにゆすがせるのも大変なので、今は食べてしまっても大丈夫なイチゴ味の歯磨き用の泡を使っています。あと「ペンペン」というペンギンのストロー付きのコップがあって、息子はそれがお気に入りなのでそれを使って「ペンペンに新しいお水を汲もうか」といって、口をきれいにさせています。
――歯磨きをしたがらない子には『虫歯ミュータンスの冒険』という、かこさとしさんの絵本が役立ちますよ。虫歯菌ミュータンスが「口の中を虫歯だらけにしたいから、歯磨きをしないでほしい」と、子どもたちに訴えかける怖い絵本です(笑)。
MAKIDAI:それは初めて聞きました。いいですね。虫歯菌が自分の口の中にいるとわかったら、子どもは自分から歯磨きするようになるかもしれないですね。ちょっと試してみたいと思います。
(編集後記)
息子さんとの絵本タイムを楽しんでいるMAKIDAIさん、親子の時間をとても大切にしていることが伝わってきました。また育児中のママやパパがぶつかる壁のひとつ、子どもの歯磨き問題でもいろんなことを工夫されているようですね。次回第5回目は、ファッションセンスのいいMAKIDAIさんに親子コーデの仕方についてお伺いする予定です。
取材、文・長瀬由利子 編集・山内ウェンディ