<中学1年生のズル休み>【前編】「ダルいから休む」友だちが羨ましい!?自分も休みたいわが子に
「今日の体育の持久走ダルいなあ、休みたいなあ」なんて学生の頃に思ったことはありませんか? そのようなときに欠席しているクラスメイトを羨ましいなんて思うこともあったかもしれません。
今回ママスタコミュニティに寄せられたお悩みは、理由もなく簡単に学校を休むクラスメイトが羨ましくて仕方ない娘さんをもつママからのものでした。
『娘が公立中学に入学して1週間ほど経ちました。まだ1週間なのに、入学式以降登校しない子や、1日起きに休む子がクラスに2~3人いるらしいんです。しかも仲よくなったクラスの子が「明日ダルいし休む」なんてLINEを送ってきて、実際に休むそうです。
それが羨ましいうちの子は、自分も休みたいと訴えかけてきます。「それは許さない」と言い聞かせて登校させていますが、「友だちのお母さんは休ませてくれて優しいからいいな~」などと言ってきます。皆さんなら子どもになんと言って聞かせますか?』
大規模感染症の流行が長引き、大事を取って休む子どもも中にはいるかもしれません。
しかし体調不良やトラブルなどを抱えているわけではなく、ただ「ダルいから」という理由で休むことはどうなのでしょう。しかも周囲に流されて自分も学校を休みたいと子どもに言われても、ママとしては簡単に首を縦に振ることも難しそうです。
友だちみたいに自分も学校を休みたいという主張が通らず納得しないわが子。どのようにして説得すればいいのでしょう。
どうして休んではダメなのかを明確に伝える
『うちの子も、「〇〇ちゃん、何回も休んで、レクのときだけきてうらやましい」って言っていた』
『中1なら羨ましがるだろうね~。「ダルいし休むわ」なんて、これが通用するのは今だけなのに』
もしかして「中1あるある?」と考えさせられる声が届くなか、ママたちからは「なぜ休んではいけないのか」を具体的に子どもに伝えたほうがいいという声が寄せられました。どのように子どもに伝えればいいのか、ママたちの声を見てみましょう。
内申や高校受験への影響
『高校受験のときに欠席数が多いと受験できない学校があるから、体調不良や理由のないズル休みはダメだと言う』
『休みが多いと内申に響いて行きたい高校に行けなくなるって伝える』
『「あとあと困るのは自分なんだよ」とか「欠席日数が多いと高校受験に確実に響くからね」と言っておく』
中学生の場合、欠席日数が高校受験に重要となる内申点に影響することがあるとママたちは話しています。たしかに筆者の子どもが中学生のときに、欠席や遅刻は内申点への影響が大きいと塾で聞いたことがあります。そう考えると、体調不良などで休むことを考慮しておかなければなりませんよね。
中1になったばかりだと「高校受験に影響が」と言われても想像できないかもしれません。でもいざというときに、「あのとき休まなければ」「もっと頑張っていれば」と後悔しないでいいよう、今から説得するほうがよさそうですね。
休み癖がつくと社会に出たときに困る
『「そんなことをしていたら休み癖がついて、働くようになってもそういうことしちゃうからダメ」って言うかな。子どもが実際に社会に出たときを想定して話せばいいと思う』
『「理由もなく休みたいときに休んでいたら、大人になっても休み癖がついて仕事も続かなくなるよ。そうなったら将来困るのは自分だよ」って言う』
しょっちゅう理由もなく休んでいたら、それが当たり前になってしまうのではと心配になることも当然です。当たり前になってしまうと将来どうなるのかを、具体的に話してあげるといいかもしれませんね。
評価や査定への影響があり、給与に反映される可能性がある。職場での信頼関係を壊してしまいかねない。一緒に働く人にも迷惑がかかる……などとわかりやすく具体的に説明することをオススメします。
普段からマジメに出勤していれば周囲の信頼が得られて、たまに休んでも気にされないケースもあるなど、休まないことのメリットも織り込むとよさそうです。
なぜ休むことを許さないかを親がまず考えよう
『投稿者さんはどうして休ませたくないのかな?』
『各家庭の教育方針が違うから、投稿者さんの考えを伝えるしかないかも。投稿者さんはどうして休むことを許さないの?』
休めば学校の成績に悪影響が出る、休み癖がつくと将来困る。ママたちから寄せられた「休むと困る」理由のなかに、ママ自身が「コレだ」と思う理由はありましたか?
頭ごなしに「うちはダメ」とか「よそはよそ」と言うことは簡単ですよね。しかし、なぜダメなのかを明確に、具体的に伝えることも必要かもしれません。頭ごなしにダメと言われるよりも、きちんと子どもの今後のことを考えた上で許可しないのだと伝えておくほうが、親子関係にも悪い影響が出にくいのではないでしょうか。
子どもに理解してもらうことは難しいかもしれませんが、「なぜ?」を解決することはママや周囲の大人の役割ですよね。多感な時期に入っているからこそ、端折ることなく、冷静に説得を続けてみてください。それでも休むというのであれば、「条件付きなら」と許容することもひとつの方法かもしれません。
文・櫻宮ヨウ 編集・山内ウェンディ イラスト・Ponko
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