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【第十五夜・第4話】<狂気に満ちた義母>止まらない呪い「心配せんでいい」#身の毛もよだつ恐怖の体験

前回からの続き。これは半年前に私の身に起こった「呪い」のお話しです。義母はとても気難しい人で、私は結婚以来一度も笑顔を向けられたことがありません。息子であるヤスヒコさん(夫)と孫のみかげ(息子)を溺愛しており、その愛は狂気に満ちていました。義父は大病を患い入院していたのですが、ある日、看病をしていた義母が突然亡くなりました。葬儀の後「ヤスくんとみーくんを連れて行くよ……」という義母の声が聞こえ、夫と長男は原因不明の体調不良で寝込むようになってしまいました。
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葬儀の後に起きたあの不思議な出来事。あれは確かに義母の声でした。
「ヤスくんとみーくんを連れて行くよ……」
私はどうしてもこの言葉が引っ掛かってしまい、頭から離れません。
義母の呪い_014
「心配せんでいい。母さんは僕が抑えるから」
ハッキリと義父の声が聞こえました。慌てて周りを見渡したけれど、やっぱり誰もいませんでした。義父は寝たきりで、現在は意思疎通を図ることすら難しい状態なのに……これは一体どういうこと?
義母の呪い_015

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もともと大病を患っていた義父が亡くなってしまったのは「病気」が原因だと思われます。しかし私にはどうしても、あのとき聞こえた義父の言葉が空耳だったとは思えません。強烈な義母から、最後まで私たちを守ってくれた義父。どうかおふたりとも安らかにお眠りくださいと、願わずにはいられませんでした。

【身の毛もよだつ恐怖の体験:第十六夜】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・カヲルーン 編集・荻野実紀子

※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。

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