＜きれいめスタイルの疑問＞幼児連れなのに、ヒール靴を履くママ。公園で走ったりしないの？
子どもがまだ小さいうちは、おしゃれするより動きやすさ優先というママが多そうです。多少の汚れなど気にせず、わが子と一緒に思いっきり走り回るのは楽しいでしょうね。
とはいえ、人にはそれぞれ好みのスタイルというものがあります。ワンピースや高いヒール靴を履いて公園に出かける、きれいめスタイルを好むママもいるようですが……？
ワンピースはアリだけど、ヒールは？いざというとき走れるの？
ママスタコミュニティにあった投稿です。
『1〜2歳児を連れてワンピースやヒール姿のママって、子どもと遊ばないの？ 買い物に来ているならわかるけど、公園や屋内キッズスペースにもそのスタイルなのはなぜ？ 子どもの洋服も汚れていないし。鬼ごっこや水遊びはしないの？』
どう見てもアクティブには動けそうもないスタイルで、わが子を遊びに連れてきているママ。ときどき見かけますよね。投稿者さんは不思議で仕方がないようです。「そもそも汚くなるようなことをやらせない教育方針なの？」と、ママたちに尋ねました。
投稿者さんに共感するママたちもいます。
『私も疑問に思っていた。砂場で靴に砂をかけてきたりするし、「一緒に遊ぼー」って言われるから動きやすくて汚れてもいい服装だわ』
『ワンピースは別にいいと思うけど、ヒールは危ないと思う。走れる自信があるのかな？ 大多数はパンツとスニーカーがマストになるよね』
ワンピースに関しては「好きでよく着ている」「ラクだし、別に汚れても平気」という声が目立ちました。ロング丈だと走るときに脚にまとわりついたりもするのでしょうが、「走れない」というほどではなさそうです。ただ、ヒールは「公園では履かない」というママが多数派でした。
『ヒールだけは履かない。何があるかわからないから。ダッシュできるスニーカー』
『靴を子どもに踏まれたりするし、たくさん歩かないといけないからスニーカー』
元気な子が突然走り出したりすると、ママは全力で追いかけなくてはいけません。一番走りやすいのは、やはりスニーカーです。さらにわが子と手をつないで歩くと親子の距離が近くなるので、靴を踏まれてしまうのも”ママあるある”。足の甲はできるだけ覆っておきたいですよね。踏まれたのが高級なヒール靴だったりしたら、悲しくなりそうです。
おとなしい遊び方をする子なら、ヒールでも平気なのかも
しかし実際に、子連れでもきれいめスタイルのママはいます。
『私の場合、まず走りたくない。一緒に砂遊びなどしたくない。見守るだけだった』
教育方針……という以前に、アクティブに動きたくないママもいるわけです。いつもママと一緒に遊んでいる子からすれば物足りないのかもしれませんが、そもそも最初から見守るだけのママであれば、子どもも期待しないのかも？ 自分は動かないけれど「きょうだいや友達と、鬼ごっこしているよ」という声もありました。
『子どもの遊び方にもよるんじゃない？ うちは水辺や生き物が大好きだったから、私もデニムとスニーカーだった。ワンピースとヒールで出かけられるようになって、子どもの成長を感じたよ』
ある程度の年齢になれば、遊び方も変わるでしょう。おとなしい子や、汚れるような遊びを好まない子だっています。そうした場合はママが自分の好み優先のスタイルでも、あまり支障がなさそうです。
『公園でヒラヒラのマキシスカートに、ミュールを履いたママを見たことがある。びっくりする反面、手がかからない子なんだろうなとうらやましくもなった』
「うらやましい」「ちゃんとおしゃれをしているママは、偉いなと思う」という、肯定的なコメントも散見しました。
ちなみに少なくなかったのが「予定変更で、仕方なくヒールで公園に行くことになる」というもの。
『外出帰りに急に公園に寄ることになって、柔らかい公園の土にヒールで穴を開けまくった記憶がある（笑）』
とにかく子どもは公園が大好きです。遊び足りない、元気があり余っているなどで急に「公園に行きたい！」とリクエストされるのは、珍しいことではないですよね。
慣れているなら大丈夫？やっぱりヒールは避けたほうが無難では？
こんな声もありました。
『産んでからもヒール。公園も行くし、走るよ！ スニーカーを履かないまま大人になったから、持っていない』
スニーカーを持っていないママもいるようです。
『ずっとヒールの人って、慣れているから転ばないんだと思う』
逆にぺたんこ靴を履くと、バランスを崩してしまうのかもしれません。それぞれに合ったスタイルがあるわけです。
『上の子たちが小さかった頃は20代前半だったから、ミニスカに10cmヒールでも追いかけていたよ。転んだこともない。帰りはその足で、疲れて眠った2歳児3歳児ふたりをおんぶ・抱っこしていた』
ヒール靴で合計30kgほどのお子さんたちを、毎日おんぶ・抱っこで連れ帰っていたそうです。「30代になった今は、無理」と言いますが……。当時頑張れたのは若さだけではなく、慣れがあったのでしょうね。「たとえ20代だったとしても、2歳児を追いかけるのは私には無理」というコメントもありました。
『ヒールで子どもを抱っこして、自分がこけたら子どもがどうなるかの想像はしたほうがいいよ』
たしかにそうです。うっかりした瞬間にケガをするのは、ママ本人だけではありません。よほどヒール靴に慣れていない限りは、やめておくほうが賢明です。
『10cmヒールを履いた人が緩やかな下り坂でベビーカーを押しているとき、足をくじいていた。ベビーカーもひっくり返っていたけど、ベルトに守られて子どもは無事。でもあれが抱っこだったら、確実に子どもは頭を打っていただろうね』
ハイヒールを履くことで、気持ちが上がるママもいるでしょう。でも、慣れていて「絶対に自分は転ばない」という自信がない限りは、子どもと一緒のときは避けたほうがよさそうです。お子さんも手をつないだママの顔が近いほうが、より安心できるのではないでしょうか？
文・鈴木麻子 編集・千永美 イラスト・Ponko
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