<応援?反対?>「声優か音楽制作の専門学校に行きたい」と突発的に言う娘。ママの返事は?
子どもと親の人生は、まったく違うもの。頭ではそうわかっていても、進学先選びなどの際に、つい口出したくなることはありそうです。
ママスタコミュニティにも高校卒業後の進学先で、娘さんと意見が合わないママからの投稿がありました。娘さんは中学生だそうなのでまだまだ先の話のようですが、将来は大学でなく専門学校に行きたいのだそう。
声優と音楽制作って、まったく別物なのでは?
『高校卒業後は、専門学校に行きたいそうです。もともと勉強嫌いな子なので、それでもいいかなとは思っていたのですが……。行きたいのは声優やデジタルミュージックの専門学校だそう。みなさんだったら、気持ちよく学費を出してあげられますか?』
娘さんが以前なりたいと言っていたのは美容師だったそうで、「それなら、美容科のある高校に進学したら?」とアドバイスしたところ、「やっぱり他人の髪の毛って気持ち悪い」。今は高校の普通科を志望しているそうです。投稿者さんいわく「努力しないミーハー娘」。言うことがコロコロ変わるなど、まだ子どもっぽいところがあるようです。
そもそも「声優」と「デジタルミュージック」は、どちらもクリエイティブで自己表現する分野という点では同じですが、根本はまったく別ものですよね。投稿を読んだママたちも、そこを突いてきました。
『そのふたつは、まったく違うものだよね。なんでもいいって感じがする。本気でやりたいとは思えないから、学費は出さないわ』
『ミュージシャンや声優は、センスと運のめぐり合わせが頼りの職業。その道で食べていけるようになる人のほうが、レアだよね。その方面の専門学校に行きたいなら、働いて自分でお金を貯めてから行けばいいと思う。資格習得のための専門学校ならアリだけど』
投稿者さんも医療や美容、保育、介護、経理などが学べる専門学校なら、気持ちよく学費を出してあげたいと考えているそうです。学んだことで資格を得るなどして直接職業に活かされる分野か、そうでないか。同じ専門学校でも、大きな違いがありますよね。
子どもが本気なら応援してあげたいけれど、将来が不安
こうした自己表現を学ぶ専門学校に進学した子たちは、その後どうなるのか? 周りの子たちの状況を教えてくれたコメントもありました。
『知り合いの子が、それ系の専門学校に行ったわ。学生生活を楽しく送って、舞台にも主役級で出演していた。でも、それでおしまい。先はなかったみたい』
『声優になるための専門学校に行った子たちを知っているけど、今はまったく違う道に進んでいる。せっかく行ったのにね』
当然ながら今第一線で活躍している声優やミュージシャンのなかには、専門学校を出た人もいます。将来が開けるのはひと握りであっても、可能性としてゼロではないはずです。学んだことが職業につながるかそうでないか、違いはどこにあるのでしょうか?
『娘の同級生が声優の学校に行ったよ。ダンスの学校に行った子もいる。演劇部に在籍しながら、表現やダンスを習っていたよ。私も夢に向かって頑張っているなら、専門学校に行かせてあげたい。投稿者のお子さんは、思いつきで声優とか言ってるのかな?』
『子どもが本気なら、もちろん出してあげる。とりあえずみたいな感じなら、気持ちよくは出せないな』
学びたいことに対して、どれだけ本気か? 将来につながるかはわからないにしても、わが子が本気で今それを頑張りたいと思っているのなら、“気持ちよく”学費を出してあげたいと考えるママたちは少なくありませんでした。「子どもの夢に親が味方しないで、誰がするの?」という声もありました。たしかにそうですね。
本気でその学校に行きたいのか?覚悟を確認しよう
似たような経験をした家庭では、お子さんの本気度を試すための条件を出している場合もあるようです。
『うちの子は高校3年生の春に「eスポーツの専門学校に入りたい」と言い出した。説得して「大学卒業後、それでも行きたいなら入ってもいい」という約束で、進学したよ』
こちらのお子さんは現在大学生。今では「大学に入ってよかった」と満足しているそうです。大学3年生のときに再度話し合う予定はあるそうですが、「専門学校には行かないと思う(笑)」とのことでした。
他にも大学に通いながらダブルスクールとして学ぶ方法や、演劇サークルの活動が活発な大学、芸術系の大学進学をすすめる声もありました。本気で学びたいのなら、入学のために苦手な勉強も頑張ってほしいところですよね。
『友人のお子さんは、専門学校に行く条件が「奨学金を借りて入ること」でした。覚悟を持たせるためです。卒業後に、親が一括返済しましたが』
将来返済しなければいけない奨学金を借りてでも、行きたいのか? お子さんの覚悟を確認できそうです。
『専門学校の体験に行かせてみたら? うちの子も行きたがったんだけど、体験に行ったらヘコんで帰ってきた。体験に来ていた子たちがすごくて、あきらめたって。ド素人のうちの子と、基本ができている子たちは全然違ったそう』
本気でやりたいと思っている子を見て、自分の考えの甘さに気づくのかもしれませんね。
投稿者さんもはっきり、こう言ったそうです。
『娘には「声優になりたい・音楽を作りたいという人は、専門学校に入る前から音楽を作ったり、ボイストレーニングや発声の練習をして、基礎を身に着けている人がほとんど。本当に入りたいのなら、努力しなさい」と言いました』
「それなら学費は出すよ」と言ったところ、娘さんの返事は「いや。勉強しなくても入れるところだから」。娘さんが専門学校を希望したのは、なんとも単純明快な理由でした……。
まだこの先も娘さんの希望は変わっていきそうですが、そのたびちゃんと受け止めてあげている投稿者さんは大したもの。まだ中学生とのことなので、これから先も新たに見つけた希望を言うことはありそうです。高校生活のうちに、本当にやりたいことの種を見つけられればよいのですが……。その頃になっても同じようなことを言っているのなら「大学生活の中で、ゆっくり探してみたら?」のひと言で、大学進学をうながすという手もありますね!
【つぎ】の記事:<学歴コンプレックス>高卒の義妹に勝つ!わが子の教育に熱を入れる私【第1話まんが:私の気持ち】
関連記事
※「大学進学はしない」という中学生。高校選びはどこが正解?- 参考トピ (by ママスタコミュニティ)
- 子供が高校卒業して専門学校にはいりたいと