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<スポ少の負担は激重?>【後編】スポ少に入りたい息子。あまり良いイメージはないけれど……?

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前回からの続き。スポ少(スポーツ少年団)に対して「土日がすべて練習でつぶれてしまって家族の時間がとれなさそう」「お茶当番や配車当番など、当番がたくさんあるのが大変そう」とマイナスなイメージを抱いている投稿者さん。しかしある日息子さんが「仲のいい友だちから誘われたからスポ少に入りたい」と言い出し、投稿者さんはびっくりしてしまいました。投稿者さんとしては入団したくない気持ちが大きいものの、親の都合で息子さんのやる気の芽を摘んでしまっていいのか……と葛藤しているようですね。
スポ少に入団したことがあるママたちからは「スポ少は親の協力が必須だからこそ、投稿者さんがスポ少にいいイメージがないならば入団は見送ったほうがいい」とアドバイスが寄せられました。

子どもがやりたいなら絶対にやらせるべき……?

スポ少への入団を止めるママたちがいる一方で、「子どもが入りたがっているなら親も頑張るべき」と主張する方も現れました。

『息子2人バスケのスポ少入ってました。子どもが夢中になって頑張ってたし、学校以外のお友だちもたくさんできて楽しそうでしたよ! お子さんがやる気があるならば投稿者さんも頑張ってください!』

『頑張りなよ。病気で当番ができず協力できないならまだしも、投稿者さんが面倒だからと思う気持ちで子どものやる気や可能性を奪ってほしくないわ。子どもを育てるって、自分も成長するということだよ。自分のことなら面倒でやらないけど子どものためなら頑張れると思うけどね』

「子どものやる気の芽を摘む権利は親にもないのでは?」とやや厳しい言葉で投稿者さんに詰め寄ったママたち。たしかに「子どもがやりたいことならばできる限りやらせてあげたい」と考えるのは親心でしょう。しかし「どうしても妥協できない」と思うことでも、子どものためなら親は我慢するのが当たり前なのでしょうか?

それぞれに「頑張れる程度」があるはず

「スポ少に入団したママたちはみんな頑張っているんだから、投稿者さんも同じように頑張るべき」との主張にママたちからは反論があがります。

『もちろん「自分にはプラスになった」って人もいると思うけど、すでに嫌悪感のある人に入団するのを勧めるのはよくないと思う。たぶん「後悔した、つらかった」って言う人を増やすだけ』

『やりたいことやらせてあげないっていうか、母親だって人によって頑張れる程度は違うんだよ。そこは理解しなきゃ。「自分はやってる。あなたもできるでしょ?」は横暴』

『「子どもが入りたがってるのに、入れてあげなきゃかわいそう」って……家庭それぞれの事情もあるんだから。親の判断で習い事を取捨選択するのは当たり前のこと』

もちろんスポ少に入って貴重な経験ができたと感じる方もいることでしょう。しかし感じ方は人それぞれ。同じスポ少に入っていても、土日の練習や当番などを「大したことはない」と考える人もいれば「入団を後悔するほど大変」と思う人もいるでしょう。しかも習い事を決める基準は「子どもがやりたがっているか」だけではないはずです。時には親の判断力で見極めることも必要ではないでしょうか。

お互いの気持ちに折り合いをつけるには?

さてママたちの議論がヒートアップするなか、1人のママから冷静な意見が寄せられました。

『入るにしても入らないにしても、どうしたらお互いが納得するかを考えたほうがいいと思う』

こちらのママが言う通り、大切なのは投稿者さんもお子さんも納得した習い事を選ぶことですよね。もし投稿者さんが譲歩してスポ少に入るならば、必要なことはあるでしょうか。

『いいスポ少もあれば、入ったら悲惨なスポ少もあります。極端な例だと親が疲労困憊するレベルまで要求する団もあるので事前調査は必須ですね』

『チームによって雰囲気も違うだろうから、体験でそのあたりを見極めるのもいいと思う』

「こんなはずじゃなかった」と後悔する前に、入りたいチームの雰囲気やルールを少しでも知っておくのがいいでしょう。そのためには見学や体験に行って直接見せてもらうのがいいのではないでしょうか。親御さんも許容範囲と思える練習量や当番量ならば、スポ少に入ってみるのもいいかもしれません。
逆にスポ少には入団させないとしたら、代替案を提示してはどうでしょう。

『スポーツそのものに興味を持って本当にやりたいなら、スポ少じゃなくて外部の教室とかクラブにしたらいいよ』

「スポ少は無理だけど、代わりにスクールに通うのはどう?」とお子さんに提案してみる方法です。もしお子さんが本当にそのスポーツをやりたいのならば、喜んで通うのではないでしょうか。スクールならば親の負担の少ないところを選べますし、お互いに折り合いをつけやすいかもしれません。

息子さんが突然「スポ少に入りたい!」と言い出して驚いてしまった投稿者さん。子どもがやりたいことでも、サポートする立場である親が「負担が大きすぎて難しい」と感じるのであれば見送ってみてもいいかもしれません。その際にはお子さんに代替案を出すことでお互いに納得ができるのではないでしょうか。投稿者さんと息子さん、ひいては家族みんなの妥協点を見つけられるといいですね。

文・motte 編集・荻野実紀子 イラスト・Ponko

【つぎ】の記事:「私は一重でかわいくない?」娘にネガティブなコンプレックスを植え付けた義妹の発言【前編まんが】

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