＜感情で叱るのは母親失格？＞【後編】私の大事なものを壊した5歳児。収まらない怒りを鎮める方法は？
前回からの続き。きょうだい喧嘩をして下の子が怒り、ママの大事なものを投げて壊してしまったことが許せない今回の相談者さん。お子さんは「ごめんなさい」と謝ってきたものの、「許せない！」と感情的に怒ってしまったそうです。許せないことに変わりはないというほど感情的になってしまった自身に、ふがいなさも感じて悩んでいる相談者さんに、同じ“母親”としての目線からたくさんのコメントが寄せられています。
大人でもひとりの人間だから、怒りの感情が出ても仕方ないという共感の声がありました。怒りが収まらないのであれば、自分を落ち着かせるこんな方法もあります。
まずは自分の感情を落ち着かせることから
相談者さんは怒っている今も自己嫌悪し、お子さんのことを一番に考えていることが、相談文から伺うことができます。とても素晴らしいことですが、今は自分自身のことも考えてあげてください。パパに任せて子どもと少し離れる、ゆっくりお風呂に入る、甘いものを食べるなどして、感情を落ち着かせてみてはいかがでしょうか？
『大事にしているものを壊されたら怒ってもいいのでは？ 怒りがおさまらない時は、一度外に出てジョギングしたり、コンビニにお菓子を買いに行ったりしている。お疲れさま、早く温かいお風呂に入っておやすみなさい』
『甘い物を食べて今日はゆっくりしたら？』
『壊れたものが何かわからないけど、私なら同じものを買うかな。またはもっといいものを。怒りはしばらく収まらないよね』
壊れてしまったものを元に戻すことはできませんが、お子さんが壊してしまったものと同じものを購入するのも、感情を落ち着かせるひとつの手段だと思いますよ。
感情が落ち着いたらお子さんと向き合ってみて
そして心が落ち着いたら、お子さんと向き合ってみてください。きっと先ほどよりも冷静に叱れるはず。お子さんも初めて見たお母さんの怒りに反省し、動揺しているのではないでしょうか。
『冷静にとても悲しい思いをしていることを伝えてみて。きっと弟くんもものすごく落ち込んでいるはず。「気持ちのコントロールをできるようになろうね」と諭してみよう』
『私なら、落ち着いてから大事な物を壊されて悲しかったことなどの話をするかな。少し怒りすぎてしまったこともごめんねって言うかな。子どもも悪いことをしたと思っているだろうし』
人が大事にしているものを投げてはいけない。感情に任せて暴力的になってはいけない。そう子どもに諭して、「お母さんも怒りすぎてごめんね」と言えたなら、きっと仲直りはできます。お互い気持ちを切り替えていけば、互いに笑顔になれるはずですよ。
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