<専業主婦の義姉から嫉妬され>直接の謝罪「理想の生活のために……」義姉の悩み【第3話まんが】
前回からの続き。数年前の話です。私はエミ。年少の子どもがいて、現在ふたりめを妊娠中です。
半年ほど前に義兄の転勤で引っ越してきた義姉から毎日連絡が来るようになりました。その内容は嫉妬にかられた愚痴ばかり。うんざりする内容です。「エミちゃんはずるい!」と嵐のようにメッセージが来るので、夫に相談してやめてもらうよう働きかけました。夫が義姉に注意すると……。なんと、今度は直接わが家へやってきたのです! その姿は別人のようにやつれていて、異様でした。
しばらくすると、義姉は真っ青な顔をしながらも、ポツリポツリと話しはじめました。
「私、結婚前は読者モデルしていたの……。だから結婚しても、美容には惜しみなくお金を使いたかったし、雑誌に載ってるようなキラキラしたママになりたくて。生活費で渡されていたお金を工面して、いろいろ買っておしゃれしていたのね。でも、だんだんそんな余裕も、もちろんお金もなくなって……3人目の子を産んですぐ、うつっぽくなっちゃって……。で、その反動でお金をじゃんじゃん使っちゃったの。貯金にも手を出して……」
そしてその散財が義兄にばれてしまったそうです。いくら使ったのか額は聞けませんが、話の内容からすると数百万円は使い込んでしまったようです。
「そのとき、今回だけは許すけど次やったら離婚だって言われて……」
「それに私はどんなにつわりがひどくても、産後のしんどいときも、ひとりで子育てしてきたのに、エミちゃんは保育園に子どもを預けて、保育士さんに協力してもらえて……それで余計に妬ましくなって」と義姉は弱々しくつぶやきます。
(義姉からはそんなふうに見えていたのか……)
なぜ謝りにきたのかというと、私の夫が義兄(義姉の夫)に相談したところ、「人様に迷惑をかけるなんて!」と怒ったのだそうです。義姉は大金を使い込んだという過去もあるし、今回のことで離婚されてしまう! と焦って、私に直接謝りにきたのだと思います。
ストレスのはけ口にされていたとは……とばっちりもいいところです。けれど……ワンオペで3人の子どもを育てて、心身ともに疲れ切ってしまった義姉の心境もよくわかります。私はぐっと胸の奥に押し込めて対応をすることにしました。
「わかりました、大変でしたね。今後、電話やメッセージをやめてくれれば、私は大丈夫です」
義姉は目を伏せて頷き、静かに言いました。
「ありがとう……」
それ以来、義姉の連絡はぱたっと止みました。
義姉は心身ともに疲れてしまった……ということで、子どもを連れてしばらく実家へ帰り、リフレッシュしてくるそうです。育児疲れから心身のバランスを崩してしまうことは誰にでもあること……義姉を100%責める気にはなれません。もっと夫婦で育児なども協力できるといいのかもしれません。
ただ、そんな背景があったとしても、妬み嫉みのメッセージをひとに送ってくるのはやめてほしい、と思いました。今後は、義姉からの連絡は夫がすべて窓口になってくれるそうです。
再び平和な日常が戻ってきました。のんびりと、ゆったりした気持ちで第二子の出産を迎えられそうです。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・Ponko 編集・秋澄乃