乗り気でない義両親との同居話。「無理!」とはっきり断ったら感じが悪いもの?
同居話があってもなくても、何かのおりに義親と暮らす場面を想像してしまうことってありませんか? 世代も生活環境も異なるのですから、さまざまな違いがあるのは当然といえます。しかし、義親に歩み寄ってくれそうな素振りが見られなかったり、振り回されるかもと心配したりすれば、「一緒に暮らしたくない」と思ってしまうのは仕方がないかもしれません。
投稿を寄せてくれたママにどのような思いがあったのか定かではありませんが、義親から同居をほのめかされたときに「無理」と返事してしまったそうです。
『義親に同居を匂わされたとき、とっさに「ムリムリー」って言ってしまいました。義姉に「感じが悪い」と言われましたが、こう言われたら気分を害しますか?』
明るい調子で言っても真面目な面持ちでも、結局は否定を意味する「ムリムリー」との返事。みなさんが同じ状況だったら、どのように返事するでしょうか?
はっきり断ることが肝心
「気分を害するかどうか」への答えはともかく、投稿者さんがはっきり断ったことを肯定する声がたくさん寄せられました。
『いいね。あっさりさっぱり。匂わせるほうが感じが悪いよね……』
込み入った話ほど単刀直入に切り出してほしい人もいれば、本題の前ぶりがほしい人もいますよね。お願い事をするのに「話のつかみ」も重要になるのであれば、ふだんから相手のタイプを見極めておくと成就しやすくなるかもしれません。
『断るならどんな言い方をしても感じが悪いと思うだろうから、それでいいと思う』
仮に義親を傷つけまいとして言葉を選んでも、相手の望みどおりに事が運ばなければ不満を抱かれてしまうかもしれません。どのような言い方をしても結果が同じであるならば、本音を素直に伝えていいのではと思うママもいるようです。
『きちんと伝えるべきよ。お互いのために!』
『思わせぶりに返事を延ばすよりいいよ』
曖昧な言葉でその場を凌いでも、同居の問題自体がなくなるわけではありません。また、曖昧だと同居を「あり」とも「なし」とも解釈できるので、自分の思いとは逆に受け取られてしまうことも起こり得ます。その気がないのに期待を持たせてしまうのは、義親にとっていたずらに時を過ごすことになりかねません。はっきり断ることがお互いのためになるとの意見は、一理あるのではないでしょうか。
断るときには言い方に配慮して
『感じは悪いけど、無理なものは無理だしね……』
義親側に立ってみれば感じが悪いと思っても、投稿者さんには理屈では言い表せない気持ちがあると推測する声も届いています。では、どのように返せばよかったのでしょうか?
『言い方だよ、要は』
配慮が欠けた言い方から、その後の人間関係に悪影響を及ぼしてしまうことがありますよね。
言い方を指摘する意見はほかのママからも届いています。
『違和感はある。同居したくないほど心の距離は近くないのに、気心知れた家族のように、言いたいことをオブラートに包みもせず悪びれることなくズケズケ言うんだなと』
本音をぶつけ合っても関係性が崩れにくい仲であればまだしも、信頼関係が乏しい間柄にもかかわらず、相手の気持ちを考えずに自分の思いを遠慮なく言ってしまったことを指摘するママもいました。
ただ、乗り気ではない同居話を持ちかけられたことがあるママたちのなかには、婉曲な断り方で失敗したケースもあるようで……。二転三転としたママの体験談をご紹介します。
「期間限定のプチ同居」を試してみる手も
『遠回しに言っていたら荷物を持って泊まられたことがあるわ。1か月滞在されて、お互いにストレスがたまって喧嘩になった』
こちらのママは遠回しな物言いが最終的には喧嘩にまで発展してしまったようですが、そこから同居へのアプローチ方法が見いだされました。それは「期間限定のプチ同居」。何かあっても「数日だから」と割り切れる盆暮れ正月などの短期滞在と、共に暮らしていく同居とではお互いの意識も異なりますよね。まずは気楽な気持ちで「プチ同居」を試してみる手はありそうです。合意のうえで白紙に戻ることもあれば、義親への印象が変わることもあるかもしれませんよ。
続いては、投稿者さんのように「無理」と直接的に言ってしまったママの体験談です。
『私も義母が「親戚の◯◯ちゃん、旦那さんの実家で敷地内同居するんだって~」と私に言ってきたから、「え~っ!? 私だったらそんなの絶対に無理~!」って思わず言っちゃったよ。悪気は全くなかったんだけどね。義母は無言だった』
親戚の同居話をし始めた義母に相槌を打つのではなく、親戚の〇〇ちゃんに自分を置き換えて「同居は拒否」と布石を打ったママ。黙ってしまった義母の気持ちは果たして……。自分だったらこう思う、といった本音を伝えるにはこのような手もあるのかもしれませんが、今後もおつき合いを続けるのならば、もう少し配慮した言い方を考えてもいいかもしれませんね。
できれば避けたい義親との同居話が浮上したら、はっきり断ることが肝心であるとわかりました。ただし、ストレートに告げるのではなく、相手の気持ちを配慮した表現を心がけたいですね。旦那さんを味方につけて説得してもらうのも一つの手です。また、かつては若くて元気だった印象のある義親も、年齢を重ねるにつれて気力や体力が衰えていきます。そういった不安な気持ちが生じ始めたころに同居話を持ち出すこともあるようです。老いることへのおそれの気持ちを汲み取りながら、ともに最善策を探し出せるとよいですね。
文・ななみや 編集・山内ウェンディ イラスト・Ponko
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