<孤独を感じる育児>ママ友づくりが苦手。児童館での出会い「大丈夫」の言葉に救われる【後編まんが】
前回からの続き。夫の転勤があり、年長で転園してきました。ママ友をつくろうと頑張ったのですが……もうグループが出来上がっており入り込める隙がありませんでした。息子にも申し訳なく思って気分が落ち込む日々。家事をする気力も危ういです。本当に情けないかぎり……。
夕食にデリバリーが続くので、不審に思った夫が話しかけてきました。
夫:「最近体調でも悪いの?」
私:「うん、まあ……」
夫:「なに、どうしたの?」
私:「実はね……」
ママ友ができないこと、私のせいで息子の幼稚園最後の年に思い出を作れないこと、ママ友たちが怖いこと。胸のうちにためこんでいたものを一気に吐き出しました。夫も新しい勤務地できっと大変なはず……とずっと相談できずにいましたが、一度口にしてしまうと想いがとめどなく溢れます。
息子のためにもできることはやろう、そう思って私は近所の児童館を訪ねてみることにしました。息子の好きそうな工作イベントに参加すると「あれー、見かけないお顔だね!」と児童館の方(Bさん)に声をかけられました。
私:「初めて参加したんです。まだ引っ越して日が浅いので」
Bさん:「新入りさん大歓迎だよ! 楽しんでいってね」
息子は工作イベントをたいへん気に入り、何度か参加するうちにBさんと親しくなりました。
Bさん:「ママたちも遠慮してるのかもよ。ひとりがいい人なのかなって。それかグループができあがりすぎて、他の保護者の手前、輪のなかに呼んでいいのか気を遣っている人もいたりね」
「なるほど。そんな視点もあるのか」と気付かされました。
Bさん:「親子で無視されたりイジメられたりしてるワケじゃないんでしょう? 大丈夫よ!」
そういわれ、私たち親子は児童館をあとにしました。
Bさんは幼稚園でできたママ友ではないのだけれど、先輩ママかつ第三者の「大丈夫」の声がこんなにも心強いなんて……。家の中にこもっているうちに、自分で自分を追い詰めていたように思います。
Bさんと話した前後で、私を取り巻く環境はなんら変わっていません。でも、気の持ちようが変わったことでだいぶ心がラクになりました。
息子の幼稚園生活もあと半年、まわりを気にすることなく成長を見守りたいと思います!
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・べるこ 編集・秋澄乃
【つぎ】の記事:<レギュラー争いに負けた息子>レギュラーを外されたのはコーチやママ友のせい?抗議するべき?【前編まんが】