<親が不安>【前編】高校1年生なのに将来なりたい職業が決まらない。大丈夫?
子どもが高校生にもなると、将来を見据えた大学選びを考える時期が迫ってきます。高1の後半には理系か文系かの分岐点が待ち構え、高2の2学期頃には、志望する大学によっての履修科目の選択なども出てきます。そのような時期に備え、できるだけ早めに目星だけでも付けておきたいと考えることも当然です。
しかし当の本人である子どもたちは、なかなか将来のビジョンが見えないのかもしれません。どのような仕事につきたいのか、そのためにはどの大学へ行けばいいのかがなかなか決められないようなのです。
『学校から進路希望調査表が来て、どこの大学に行きたいかを記入しなければならないようです。しかし子どもは何の職業に就きたいか決まっていないらしく空白のままです。皆さんのお子さんは高校1年生の時点で行きたい大学や将来何になりたいかがはっきり決まっていましたか?』
投稿者さんのお子さんのように、高1ともなれば、まだ数カ月前までは中学生だったわけです。以前から将来の夢があればいいのですが、みんながみんなそうではないですよね。
ようやく高校生になり、これから将来のビジョンを考えていく時期に、いきなり志望校や就きたい職業を問われても、すぐに答えが出るお子さんは少ないかもしれませんよね。そこでママスタコミュニティに集まった高校生の子どもをもつママたちに、お子さんが将来についてどのように考えているかなどを聞いてみました!
高校生の間は、将来のビジョンが見えていない子が多い?
『現在高1。将来の仕事とか志望大学はまだ決まっていない。とりあえず2年から文系か理系にわかれるから得意な理系を選んだけど』
『今高3で大学は決まっているけど、まだ何になりたいかは決まっていないよ』
『高校2年だけど、決まっていないというか、何をしたいかがまだわからないみたい。大学は経済か経営に進みたいみたいだけど』
高校生とはいえ、まだまだ自分の将来を上手に思い描くだけの経験値が足りていないのでしょうね。そのため、高1どころか高2・高3でも、はっきりと将来何の仕事がしたいかと決まっていなくても仕方がないのかもしれません。
大学に通って学びながら将来を思い描くこともアリ
『大学に進学するとはいえ、何になりたいか決まっていない子のほうが大半だと思うよ? 自分や旦那さんはどうだったのか思い出してみるといいかも。大学で学びながら考えてもいいと思うけどね』
『今は大学に入ってから何をやりたいか考える子も少なくないみたいだよ』
『大体の子は決まっていないし、だからこそ大学に行くんじゃない? 大学も選べるくらいに高校の間に勉強してほしいかな』
ママの声にもあるように、大学生活のなかで将来なりたい自分を見つけるという考え方もあります。将来なりたい仕事のためだけに大学を選ぶのではなく、学びたい学部や学科のある大学を選んで、通い・学びながら将来を思い描いていくのも悪くない選択肢ですよね。
子どもたちのリアルが将来のビジョンとまだつながっていない
『高3になるうちの娘は、中学生のころから将来就きたい職業があった。でも高校の授業で興味がもてる分野を見つけて、今はその分野をさらに勉強したいと大学選びをしているよ。高1までの経験の中から将来を決めるなんて狭すぎるし、焦らなくて全然いいと思う』
まだ社会に出て働くことが子どもたちのなかではリアルにならないため、急に選択を迫られても何も答えられないのでしょう。だからこそ高1・高2と時間をかけて選択肢を絞っていくのでしょうから、高1の段階で何も決まっていなくても心配しなくてもいいのかもしれません。
ママの声にもあるように、高1までの経験値で将来を見据えたり、志望校を決めようと急いだりしなくてもいいはずです。高校生活のなかでさまざまなことに触れ、経験を重ね、そこから未来の自分をゆっくりと思い描いていくのでしょう。
学校側も、高1の段階では志望校選択や将来に就きたい職業を早く決めて欲しいと迫ることはほぼないでしょう。あくまで「希望調査」ですから、白紙でもママは焦らなくても大丈夫ではないでしょうか?
もしどうしてもママが不安に感じるのであれば、三者懇談などで担任の先生に相談してみてはどうでしょう。お子さんが不安に感じるのであれば、学校によっては高1からでも進路指導室で資料を見たりアドバイスを貰ったりすることもできるのでオススメですよ!
将来のビジョンが明確にならない子どもたちに親は焦るかもしれませんが、高1の段階では決まっていない子がいても当然と考え、親は見守ることも大切ですね。
文・櫻宮ヨウ 編集・山内ウェンディ イラスト・わたなべこ
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