ママ友同士の「ちゃん付け」が羨ましい……。親密になるにはどうすればいいの?
子どもを通して仲良くなるママ友は、いろいろな情報交換ができて、とても頼れる存在になることもあります。積極的にママ友を作れるかどうかはその人の性格によるのでしょうけれど、「名前の呼び方」というのもママ友と仲良くなっていくきっかけになるのかもしれませんね。ママスタコミュニティには、あるママからこのような投稿がありました。
『ママ友と仲良くなるキッカケは、名前の「ちゃん呼び」が有効だよね? 今日、幼稚園の迎え行って思った。上手なママは、名前の「ちゃん付け」なんだよね。自分のことも話していてオープンだし、明るい! 私はまだ、「ちゃん付け」されていない。同じ年頃のお母さんと子育てのことを話したいけれど、そこまで親密になれる人がいないのも事実なんだよね』
投稿者さんはまわりにいるママを見ながら、上手にママ友を作っていく人は、相手のことを「ちゃん付け」していることが多いことに気付いたそうです。それにまわりに積極的に話しかけていて、隠しごとがない印象もあるとのこと。そういった人に「ちゃん付け」をまだされていない投稿者さんは、羨ましく思ったり、気にしてしまったり、さまざまな感情を抱えている様子です。しかしママスタコミュニティにいるママたちからは、この「ちゃん付け」に関して、ちょっと違った意見も出てきています。
意外にも、「ちゃん付け」は肯定派ばかりでない!
『20年来の友達とは、お互い苗字のさん付けで、「ですます口調」だよ(笑)。何もかもが合う大事な友達。中身スカスカな付き合いではタメ口とか「ちゃん付け」とか、誰から見てもわかりやすい仲良し感が気になるんだね』
『ママ友が大事なのは共感するけれど、呼び方は関係ない。逆に、たいして仲良くないのに名前で呼んでくる人は警戒する』
『ママ友で「◯◯(名前)ちゃん」と呼び合うのは無理……。学生のノリというか……』
『うちの園にもいるわー。クラスのグループLINE内でも「〇〇ちゃん、確認ありがとう」とか「◯◯ちゃん、連絡ありがとうね!」とかやっている人。内輪でやってくださいって感じ』
名前の「ちゃん付け」をすると、とても親しい印象がありますし、長く付き合っている友人かのように思えるところもあるでしょう。しかしその一方で、いかにも「親しくしています」というイメージを作りだそうとしているだけでは? という意見もありました。また、なかには「びっくりするだけ」といったコメントも。その他にも少し厳しい意見にはなりますが、「学生時代のような幼さの残る関係」と思われることもあるようです。あらかじめいい面ばかりでないことを知っておくのは、決して悪くない話なのかもしれませんね。
投稿者さん大丈夫、「ママ友」に悩まなくていい考え方もあるよ!
親しいママ友がいなければトラブル回避もしやすい!
『下の名前で呼び合うような関係はいらない。園の行事で会えば喋るくらいで十分』
『ママ友は趣味や育った環境も違うから、それなりの付き合いでいいわ』
『私は、ママ友1人と仲良しだけれど、「そんなことで?」と思うことで悪口ばかり言う。揉めたら子どもに影響があるし面倒。それならいらなかったなと思う』
ママ友は、あくまで子どもを通して仲良くなった関係。一定の距離感が必要だと考えているママも少なくないようです。また、子どもの頃からずっと親しくしているわけでもないので、相手の性格を把握しきれていない部分もたくさんあります。万が一喧嘩をしてしまうと子どもにまで影響が出てしまうこともあるでしょうし、友達と言いながらも気を遣わなければならない相手。考え方によっては一定の距離を保てている今が、トラブル回避にベストの距離だと考えることもできそうです。
ずっと関係が続くことは少ないからよし!
『幼稚園から低学年までかな。それ以降の付き合いはないや』
投稿者さんはいろいろなことを話せるママ友が欲しいと考えているようですが、そもそもママ友と付き合いが長く続くのは、あまり多くないことのようです。子どもの進学先が違えば会う機会も減りますし、ママ友付き合いもだんだんと薄れていきます。今ママ友と仲良くなれたとしても期間限定の関係、ポジティブに「悩みすぎなくてもいい問題だ」と割り切るのもいいでしょう。
だけれどママ友が欲しい……。そんな場合どうする?
『自己開示をしてみたら、そういうママ友ができるんじゃない? ママ友に限らずフレンドリーな人は、自分からあだ名で読んだり「ちゃん付け」にしたり、情報交換をしているよ。それで、似たような人が仲良くなっている』
『投稿者さんも自己開示をすれば親密になれるんじゃない? 気軽に下の名前で呼んでみたり。そういう人は、似たような人同士だからさ』
『必要なら、自分から声をかけるなりしたら良いと思うけれど』
もしママ友を作りたいと思うならば、待っているだけでは親しくなるきっかけは、なかなかできないのではないでしょうか? 何も投稿者さんからの働きかけがなければ、相手も「なんとなく話かけてはいけないのかな」「話しづらそう……」などと考えてしまうことだってあるでしょう。まずは明るく挨拶から心がけるのも手。親しくなってきたら日々の楽しみや笑える失敗談など、会話の糸口にしやすいことを話してみるのもいいでしょう。自分から心を開いて見せるのも、ママ友づくりにおいて大切なことなのかもしれませんよ。
ママ友は大切な存在。でも、その存在に縛られすぎるのはよくない!
子どものことで情報交換をするとき、ママ友はとても重要な役割を果たすことも少なくありません。なにかの縁があって一生の友達になることもあるのかもしれませんし、そうならずあっという間に終わっていくこともあると思います。「ママ友」は簡単に一言でまとめれても、さまざまな可能性を秘めています。
今回の投稿者さんはママ友同士の「ちゃん付け」に憧れをもっているようですが、その一方でその呼び方に違和感をもつママが一定数いることもわかりました。親しいママ友がいない人は親しい関係に憧れをもっていたり、親しさを求めていないママだってもちろんいますし、親しさを誰かに見せて安心したいママもいると思います。ママたちも人それぞれ。投稿者さんは今現在悩んでいるようですが、無理のないように「ママ友」という存在と向き合っていけると、意外なかたちで解決していくこともあるのかもしれませんよ!
文・こもも 編集・古川純奈 イラスト・Ponko
関連記事
※ママ友は「たくさん」必要?先輩ママたちの回答とは- 参考トピ (by ママスタコミュニティ)
- ママ友ってやっぱり大事だよね。