生理になったばかりの娘。ナプキンの交換の頻度でお金が気になってしまう……
生理のときにナプキンを交換するのは当然のこと。それはきっとママでも子どもでも同じことですよね。しかし子どもが少ししか汚れていないナプキンの交換ばかりしている姿を見ると、「ちょっともったいないな……」と思ってしまうのも正直なところ。あるママからママスタコミュニティに、このような投稿がありました。
『娘の生理が始まったのは良いけれど、ナプキンを交換する頻度が高すぎる。気持ち悪いのか、わざわざトイレに行って1日10回以上も交換するからもったいない、どう教えたら良いですか?』
投稿者さんの娘さんは初潮がきたばかりらしく、生理になると1日に10回以上ナプキンを交換するそうです。もしもそれほどナプキンが汚れていないのであれば、毎回交換しなくてもさほど問題のない話。「頻繁に交換しなくても大丈夫」と教えたい投稿者さんですが、デリケートな問題のため教え方に悩んでいるそうです。お子さんを傷つけることなく解決できるよう、まずは頻繁にナプキンを交換している理由から想像しました。
なぜ頻繁にナプキンを交換しているのだろう?
『初めてで慣れないと気持ち悪いし、見た目もグロテスクなので、こまめに換えたがるんでしょうね』
『今までになかった感覚だから、気持ち悪いんだろうね』
もしかしたらお子さんは初めての生理を迎えたばかりということで、少しでもナプキンが汚れていると、すごく気持ち悪く感じてしまうのではないでしょうか? これまでにはない感覚に違和感を覚えるのは、仕方のないことなのかもしれません。あるいはナプキンを見る度についている血が嫌で、毎回交換していることも考えられます。
『生理が始まったばかりで、漏れたりしたらどうしようと不安なんだよ』
それ以外にも、漏れてしまうことを不安に思いすぎている可能性もありますし、さまざまな事情が想像できます。ママたちは慣れているので10回以上も交換しなくて問題ないことがわかりますが、初潮を迎えたばかりの子どもには、その感覚がわかりづらいこともあるのかもしれません。
悪いことをしたわけでないし……子どもにどう教える?
『最初は誰もがそうだと思う。だけれど、「交換頻度は一般的にこれくらいなんだよ」とか、まわりの人たちがどうしているのかを踏まえて教えてあげれば良いかもしれないですね』
『「トイレに行くときで良いよ」と教えてあげる。わざわざトイレの回数を増やさなくて良いよと』
ナプキンの交換頻度が高い子どもには、他の人はどのくらいの感覚で交換するのかなど、参考にできるような回数を教えてあげても良いのかもしれませんね。もちろん交換頻度には個人差があると思いますが、一般的な回数がどのくらいなのかわからないため、子ども自身戸惑っている可能性もあります。交換する目安をある程度教えてあげることも、解決きる方法のひとつになってくるのではないでしょうか?
指摘せず、ナプキンの単価を下げるのも手!
『ナプキンを、少し安いものにしてはいかがでしょうか?』
『汚れていないのにこまめに替えるのが気になるなら、軽い日用の小さめのナプキンとかを使わせてみては?』
もし伝えづらいのであれば、少し価格帯が低めのナプキンを使ってみてはいかがでしょうか? ナプキンのメーカーやサイズ、厚みなどを変えるだけで、値段や入っている量がぐっと変わることもあります。現在用意してあるものがどれくらいの量・種類なのかはわかりませんが、そのあたりを見直すことが、お子さんが気付くきっかけにつながることもあると思います。
もう少し慣れるまで工夫しながら待ってみては?
『ナプキンを交換しないと匂うし、股も痒くなる。替えすぎくらいのほうが良いと思うけれどな』
『時間が経てば替えるタイミングもわかってくるんじゃないかな? ギリギリまで替えずに漏れちゃったりするよりは良いんじゃない?』
ナプキンを交換せずに長時間同じものを使っていると、血で汚れてしまうだけではなく、量や時間によっては臭いも気になってきます。それに交換が少なければ、痒みを感じたり、場合によってはかぶれてしまったりすることもあると思います。もしそうなったとしても、親になかなか言いづらいこともあるでしょう。頻度を減らしたことで、不快感のなかずっと過ごすことになってしまったら……そう考えると、少しばかりかわいそうな話ですよね?
投稿者さんのお子さんの生理はまだ始まったばかり。これから何度も経験することによって、自分が交換しなければならない頻度もわかってくるのではないでしょうか? まずは慣れない生理に不快感を感じないよう、しばらくのあいだ見守ってあげるのも、良い選択なのではないでしょうか。
文・こもも 編集・古川純奈 イラスト・なかやまねこ