子どもが読まなくなったたくさんの絵本、どうしてる?
子どもが小さいときに読んであげていた絵本。子どもが成長した後も手つかずのまま本棚いっぱいに並んでいたりしませんか? ママスタコミュニティのあるママからこんな質問が寄せられました。
『子どもたちも中高生になったのに、絵本が押し入れに眠ったままになっています。子どもたちが小さい頃に買った本、みなさんはどうしていますか?』
以前読んでいた絵本は今はもう不要というわけではないでしょうが、そうそう手に取って読む機会もなくなり、しかもほうったままでは傷んでしまいかねません。そうなる前に手放すべきか、手放さないべきか……。子どもとの思い出が重なる絵本、ママたちはどんな対応を取っているのでしょうか。
ずっと自宅で保管している
『子どもというより、私が絵本大好きで買い集めたので、今でも本棚にきれいに並んでいます』
『私が絵本好きで、子どもたちの好きな絵本も合わせて買い集めたものだから、書斎を本の部屋にして絵本もまだ並んでいる』
絵本は子ども向けと思うなかれ。内容が奥深いもの、イラストが素敵なものなど、大人も満足できるものが多くあります。たとえ子どもが読まなくなってしまっても、ママ自身が気に入っている絵本については、手元にそのまま置いてあるという人もいます。すでに子どものものというよりもママ自身の所有物といってもいいのかもしれません。自身で責任を持って管理をしているという声が届いていました。
思い切って処分した
『子ども2人とも高学年になって全く読まなくなったから、去年きれいさっぱり捨てちゃった』
『使用した本は、保管して思い出にひたった後で処分した』
どこの家庭でも、絵本というものは子どもが幼かったころの思い出とともにあるものではないでしょうか。とはいえ子どもが大きくなればなったでまた別の本、持ち物、衣類などが増えていきます。家の収納量が限られるなか増えるままにすべてを持っていては暮らしに支障が……。そういう家庭では、タイミングを見はからい、思い切って処分する場合もあるようです。筆者自身はこの‟思い切った派”です。いつ処分したらいいか考え抜いた結果、子どもの誕生日にしました。子どもが人生の階段を1つ上ったと考えたからです。新しい1歩を踏み出してほしいという意味も込めて、手放すことに決めました。
フリマアプリや古本屋さんに放出
『うちも大切に保管していたけれど、中学生になった時点で捨てようと思った。でもすごくきれいだったし可愛くて好きな絵本だったから、フリマアプリで売ったよ』
『古本屋さんに売った。大した金額にならないのはわかっているけれど、手っ取り早い方法で断捨離』
絵本がきれいな状態でまだまだ読めるならば、誰かに譲るのも選択肢の1つになってくるでしょう。次にその本を読みたいと思う人の手に渡る。それは捨てるよりずっと有意義ですし、今の時代らしいですよね。売れたところで金額はそれほど大きくないかもしれませんが、今子どもが必要な本を買う足しにできるかもしれません。
寄付したりあげたりする
『図書館に寄付する』
『今、年長だけれど、幼稚園から寄付して下さいと連絡くるから、寄付しちゃう』
『親戚の子どもにあげた』
処分してしまう前に図書館や幼稚園などたくさんの絵本を必要としていそうな施設に、声をかけてみてもいいでしょう。案外「引き受けてくれた」というケースはあるようですね。あるいは親戚や知人、友人の子どもにプレゼントしても? 次に誰かが読んでくれると思うと、手放す際の抵抗感はかなり軽減されるのではないでしょうか。
思い出の詰まった大切な絵本だからこそ、手放す場合は次にご縁を繋いで……
自分自身の本ならともかく、子どもが小さい頃読んでいた絵本です。久しぶりに手に取ったとしても、その瞬間に読んでいた当時の思い出がフラッシュバックのようによみがえる人も少なくないでしょう。とはいえ触れることなく並べていたりするだけでは、せっかくの絵本の価値が生きないままでもったいないのでは。全冊は無理でも、少しずつ順に引き受けてくる先を探して、その絵本のすばらしさを共有するべく譲っていくのも悪くないのかもしれません。その後に誰かの役に立ち、その子が笑顔になってくれたら、それは素敵なことですよね。
文・こもも 編集・blackcat イラスト・Ponko
関連記事
※読まなくなった絵本を無駄にしたくない!必要とされる場所や人のもとへ渡す方法は?- 参考トピ (by ママスタコミュニティ)
- 絵本どうしてる?こどもはもう大きいです。