読まなくなった絵本を無駄にしたくない!必要とされる場所や人のもとへ渡す方法は?
子どもが小さいときに、寝かしつけや雨の日などに大活躍するアイテムといえば「絵本」ですよね。ママの膝の上や傍らに座って絵本の読み聞かせをしてもらう子どもたちの顔は、お話に夢中になって真剣そのもの。絵本から子どももいろいろなことを考えたり学んだりして、成長していきます。ママスタコミュニティにはある投稿者さんが、子どもが大きくなってもう読まなくなった絵本について
『子どもたちが小さいときに読んでいた絵本、みなさんどうしていますか? もう読まないので処分すべきかもしれません。でもどの本にも思い出があってなかなか捨てられません。子どもたちのものが増えてきたので収納に困るようになってきたけど置いておくべきか、寄付するべきか悩んでいます』
というお悩みを投稿しています。読み聞かせをしていた愛着がある絵本を捨ててしまうのは、思い出を手放すようで寂しい気持ちになるのかもしれません。ママたちは読まなくなった絵本を、どのように手放しているのでしょうか。ひとくちに売る、譲るといっても、さまざまな方法があるようです。
売る、譲る、やむなく廃棄……それぞれの選択
フリマアプリやネットオークションで売るか、専門店での買取
『古本屋よりは高く売れるし、メルカリで売るかな』
『面倒だからまとめてブックオフ。安くてもどうせ捨てるものだし、読み手がつくならいいと思ってる』
『読まなくなったら、汚いものは処分。きれいなものは何冊かたまるまで保管して、オークションに格安で出品している』
『バザーに出したよ』
最近は個人間売買で便利なフリマアプリや、サービスもあります。絵本をフリマアプリで売ったり、専門店で買取ってもらったりすると必要な人がまた絵本を手にできます。額は大きくないとしても臨時収入が入ったようで、前向きに処分できるかもしれません。ただ購入希望者とのやりとりや発送手配が面倒という方には、フリマアプリを使うよりも買取の方が手軽なようです。
寄付やお下がりで次の世代に楽しんでもらう
『お世話になった幼稚園に寄付。めちゃくちゃ喜ばれたよ』
『保育園と児童相談所に寄付したよ』
『保育園や児童館などに寄付』
『市の図書館にはいらない人が自由に置いて、欲しい人が自由に持って行ける寄贈コーナーがある』
『小児リハビリ科がある病院に寄付したよ』
『近くにある小児科にもらってもらったよ』
『貧しい国に翻訳をつけて送るNPO団体があったので、寄付しました』
子どもがお世話になった幼稚園や保育園、児童関連施設や団体への寄付をしている方がいました。子どもがお世話になった場所へ譲るのは、恩返しにもなりそうです。筆者も図書館や児童館に寄付をしたことがあります。本の状態により実際に置いてもらえるか、処分になるか施設側に任せるという条件つきで引き取ってもらいました。寄付先として思い当たるような施設があれば、直接問い合わせてみてもいいかもしれませんね。
『娘たちの絵本は甥っ子に「欲しい」と言われたから、お下がりで譲ったよ』
『状態が良ければ、友だちの子に譲っている』
『200冊くらいの絵本を赤ちゃんが産まれた数軒のおうちに分けて譲ったら、すごく喜ばれたよ』
『保育士や幼稚園教諭の友だちが欲しがるから、譲っているよ』
必要とされている場所へ寄付したり譲ったりすることで、次の世代に本を楽しんでもらえるのはうれしいですね。自分の手元を離れても、誰かが楽しんでくれる、役に立てると思えたら手放す勇気になりそうです。
状態がよくないときや面倒なときには処分!捨てるときは工夫も……
『汚いものはポイントのつく古紙回収ボックスを利用する』
『思い入れがあるのだけ取っておいて、ボロボロなのは捨てる』
『売ったり譲ったりするのが面倒なときは捨てている』
本の状態が悪くて寄付やお下がりに不向きな場合や面倒な場合は、処分を考えなければならないときもあるでしょう。処分するときのメリットは、自分のタイミングで処分できる点です。もし絵本がまだ読める状態のときは、できれば売ったり譲ったりして、処分は最終手段にできるといいですね。
『表紙の写真を撮って廃棄しました。たまに写真を見て読みたくなったら、図書館で自分の本を借りるついでに絵本コーナーに寄って少し読みます』
本の写真を撮ってから処分するのは、読み聞かせをしていた当時の思い出を残しておくいいアイデアですね。
思い出は捨てられないから、処分せずに保管しておく
ママの楽しみや子どもの思い出として、思い入れのあるものを保管
『捨てられない。わが家には私が子どものときの絵本、実母が子どものときの絵本も全部とってある』
『全部、本棚に入れてあるよ。大人になってからもたまに見ると懐かしいから』
『お気に入りは何冊か残して、私の部屋の本棚に置いています』
『絵がきれいな本は、大人になってからも楽しめるからとってある』
『絶版しているものは保管している』
『子どもたちが大好きだった絵本は保管』
子どもの思い出やママの楽しみとして「すべて取っておく」、「選んでとっておく」方もいました。収納が限られている場合は、子どもと相談してお気に入りの絵本だけ手元に残しておくのもいいですね。日常のふとしたときや長い目で見て子どもが巣立った後、読み聞かせた絵本を眺める時間があったら、子どもたちとの思い出もよみがえってママの癒しにつながりそうです。
代々受け継いでいきたいから、孫のためにとっておく
『実母が私の小さい頃に読んでいた絵本を取っておいてくれて、今は私の子どもが読んでいる。私もそうしたい』
『置けるスペースがあるなら、家か実家に置いておく。孫ができたときに役に立つし、懐かしむはず』
『実母は本好きで思い入れがあったみたいで、きれいに保管していてくれた。1から買うと費用がかかるから、ありがたかった。うちの子は結構雑だから、残念ながら孫に残すのはムリそう(笑)。思い入れがあって、収納しておけるなら残すものがあってもいいと思う』
『義実家の本棚には、旦那が小さいときから読んでいた本がズラーっておいてあるよ。今はそれを孫たちが読んでいるから、将来のために置いておくのもいいと思う! おかげで『ぐりとぐら』とか有名な本は買わなくて済んでいる』
いつかママ自身に孫が生まれたときには、同じ絵本を読み聞かせできるチャンスが巡ってくるかもしれません。実母からママへ、ママから子や孫へと受け継がれる絵本があるなんてステキですね。自分が幼いときに読んだ絵本を見返すと、その頃の情景を思い出して懐かしく感じそうです。思い出を子どもや孫と共有できるとうれしいですよね。
わが家でも「ママも小さいとき、この本を読んでいたよ」と私のお下がりを子どもたちに渡すと「えー、そうなの! どこが好きだった?」とうれしそうに眺め、本を通して子どもたちとの会話も弾みました。
子どもと一緒に絵本の行き先を決めてみては?
読まなくなった絵本を処分するか、保管しておくか。どちらかを選択するとき、ママも子どもも納得できる方法を選べるといいですね。子どもがお気に入りの絵本を選べるほど大きい場合は、処分方法や保管する本の種類などを一緒に決めるのもいいかもしれません。いずれにしろ絵本が必要とされる読み手の場所にあることが、1番いいのではないでしょうか。
文・rollingdell 編集・藤まゆ花 イラスト・よし田
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