<七五三>義母から「義姉のお下がりの晴れ着を着せて」と提案されて納得できない!円満解決の方法は?
日本には子どもの成長を願い祝う行事が少なくありません。なかでもポピュラーなのが、七五三。どこに行って何をするか、さらに子どもに何を着せるのか? ママの”プロデュース力”が問われるところですよね。
ママスタコミュニティに投稿をくれたのは七五三を控えた、3歳の娘さんをもつママでした。
「着てほしい」と差し出されたのは、30年前の派手な着物
『ダンナと一緒にネットを見ながら、娘に似合いそうな「薄ピンクのかわいらしいデザインがいいね」と話していました。しかし義母が赤地に金刺繍が入った、派手な着物を「着てほしい」と言ってきました。それは義姉が30年ほど前に着たもの。状態はきれいですが、試着させたところやはり「派手」な感じがして、正直気が進みません。ダンナは「似合わなくはないんじゃない? 任せるよ」と、何度聞いても同じ返事です。私も義両親とうまくやっていきたい思いはありますが、納得がいかず……。どう気持ちを整理すればいいでしょう?』
義姉さんは独身でこの先結婚する意思もなさそう、とのこと。義母さんは、初孫である投稿者の娘さんに着てほしいと考えたようです。
この投稿に対し、「わが家の話かと思った!」というママたちからのコメントが寄せられました。
『うちと同じだわ。「取ってあるのよ」と、30年以上前の着物を出してきた。でもうちは娘が義両親の前で、「○○写真館のを着るの~。かわいいのよ~」と。すると義父が「そうだよね、自分で選びたいよな」と言ってくれて解決』
『うちと一緒! 30年前くらいのを「あるよ」と言われたけど、定期的に天日干ししていないとダメなんだよね。着せて痒くなったりしたらかわいそう。うちの娘は好きな色があるから「○色を着る!」と言い張った。ありがたい(笑)』
いくら義両親が思い通りにしたくても、かわいい孫の鶴のひと声には勝てませんね。
『うちと同じでびっくり。娘の3歳の七五三は、義母が選んだ着物で参拝した。当時は義母に意見できなかったから』
女の子だけの話かと思いきや、男の子でも同様のことがあるというコメントもありました。その場合はダンナさんのお下がりでしょうから、納得もできそうです。しかし義姉や義妹のお下がりは、ママにとっては”他人のお下がり”でしかないのかも……?
昔は高品質で高価な正絹(しょうけん)の着物も多かったので、おそらく義母さんは、「よいものだから捨てがたい。いつかまた着られれば……」と残しておいたのでしょうね。
ありがた迷惑でしかない提案。断ってもいい!?
義母さんにすれば愛娘が幼少期に着た、思い入れのある着物。しかし投稿者さんにとっては違います。義母さんへの批判も多く寄せられました。
『こういう義母って、費用を浮かせる手助けをしてやったと思っているんだろうな。でも結局は自分が孫に着せたいだけだよね。嫁にとっては自分の子どもの行事なんだから、自分の好きにしたいに決まっている』
『親である投稿者さんの楽しみを奪うことになる。わからないのかしら?』
わが子に似合いそうな色、ママ自身が好きな柄。わが子の晴れ着を選ぶのはママの大きな楽しみですよね。とくに3歳であれば「これがいいんじゃない?」と、まだまだ子どもを誘導することもできます(笑)。義母さんだって、それはきっと同じだったはず。自分が選んだ着物をわが子に着せたときは、さぞうれしかったことでしょう。そんな思い出があるのなら、お嫁さんが”娘の着物を選びたい”という気持ちを理解してくれてもよさそうです。
「はっきり断っていい」という意見も少なくありません。
『こういうのってずーっとモヤモヤが残ると思う。ダンナさんが「任せる」と言ってるなら、投稿者さんが母として、娘のために選んだものを着せてあげればいいと思う』
『悩むな。「任せる」と言われたんだから、任されろ。シレッと自分に都合よく考えろ』
たしかにダンナさんには「任せる」と言われています。ここは「任されて」おけばよい、ということでしょう。他にもこんな断り方の提案がありました。
『気が進まないなら、”いい嫁”をやめないとダメだね。「もうスタジオを予約しています」とか、「キャンセル料がかかる」とか適当に』
写真だけでも思い出は残る。どちらも着ればいいのでは?
たくさんのコメントが集まった投稿でしたが、もっとも多かったのは「どちらも着る」というアドバイスでした。
『写真館でレンタルして撮影、衣装直しで義姉のを着せるのは? うちは実母が私の着物を勝手に持ってきたから、写真館でレンタルした後、食事会の途中で着替えさせた。3歳用の着物なら着付けも簡単だよ』
メインで着るときは投稿者さんが選んだ薄いピンク色の着物を、サブで義姉さんの赤色を着せては? というアドバイスですね。またはピンク色の着物は写真館で着て、そのまま参拝に。赤色の着物は義実家で着て義両親と一緒に撮影するなど、都合に合わせて着替えてみるのもよさそうです。
『七五三しか着物を着てはいけないルールはないんだから、お正月にでも着せてあげたら? 初詣に小さな子が着物を着ていれば目立つし、みんなから褒められるよ』
確かに七五三以外にも、晴れ着を着る機会はありますよね。義姉さんの着物をひな祭りや誕生日に着るのも素敵です。
さまざまな意見をもらった上で、投稿者さんが出した結論がこちらです。
『両方を着るのはよい案ですね。多くの方から「好きなものを着せたほうがいい」と意見をいただき、決心がつきました。スタジオで写真撮影をするときは、娘自身がうれしそうに選んだ着物とドレスを着せたいと思います。義姉の着物は参拝日に着て、写真を残すことにします。じぃじ・ばぁばが大好きな娘を悲しませたくないので、”いい嫁”をやめるのは、娘がもう少し大きくなってからにします』
ママたちからのコメントを読んで、投稿者さんのモヤモヤとした気持ちもすっきりとしたようですね。
娘さんが選んだのがどの着物であっても、自分で選んだものが正解です! きっと撮影当日はとびきりの笑顔を見せてくれるはずですよ。
文・鈴木麻子 編集・すずらん イラスト・Ponko
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