理解できない謎の校則あれこれ。中学3年生以外はブラジャー禁止!?
テレビなどのメディアでもときどき話題にのぼることがある、どんな意図で作られたのかわからない校則。学生時代は「謎の校則」と不満に思いながらも、渋々従っていた人もいるのではないでしょうか? 時代や地域、もちろん学校によって内容はさまざまですが、ママスタコミュニティに「自分が通った学校は……」という報告が集まりました。
切る?結ぶ?女子の頭髪で目安になるのが「肩につく長さ」
寄せられたなかで一番多かったのは、頭髪に関するもの。「私の学校にもあった!」と思い出すママもいるでしょう。
『肩より長いのは禁止。おかっぱより長くしちゃダメ。男子も坊主以外禁止。普通の田舎の公立中学校です』
『中学校のときだけど、女子の髪は「肩につかない程度」。なのに男子は「学生らしい髪型」。何なんだって思った』
女子の頭髪は”肩につく長さ”が、何かと目安になるようです。「それより長くしてはいけない」という学校があれば、それ以上長くなった場合は「結べばOK」の学校も。ただし「ふたつ結びはダメ。ひとつにまとめる」、「ひとつ結びはダメ。ふたつにまとめる」、「三つ編みにする」など、方向性はバラバラです。
『中学校では肩より長く髪を伸ばしたいときは生徒会に申告し、全校集会で承認されなければならなかった。途中で短くしたくなったら再び生徒会に申告し、全校集会で承認されなければならない』
全校集会のたび「○年○組の○○さんは〜」と、やっていたのでしょうか? 申告者が多い朝は、授業開始のチャイムが鳴っても集会が続きそうです。
『女子高だったんだけど「モヒカン、刈り上げ禁止」というのがあった。でも水泳部の襟足の刈り上げだけは許可されていた』
『テニス部は、選手になったらショートカット。補欠は長くてもいいが、ひとつ結び。野球部は全員坊主。サッカー部は朝練で毎日グランド5周を走るなら、坊主にしなくていい。生徒手帳には書いていなかったが、部活内のくだらないルールがあった』
走れば坊主を免れるというのも、謎ですね。野球部は選択の余地さえありません。
『前髪は横にまっすぐ切る。アーチ型にしてはいけない』
『最近の話だけど、わが子が在学中に新しく校則に加わったのが「トイレで髪の毛を切らない」。ある男子が頭髪検査をクリアするため、トイレで髪の毛を切ろうとして失敗。掃除せずに逃げ、それを見た掃除のおばちゃんが悲鳴あげて大騒ぎになったのが理由らしい』
トイレの床に真っ黒な髪の毛が散乱している絵を想像すると、おばちゃんの気持ちは理解できます。ただ、それを校則にする意味はあるのでしょうか……。
意味不明の服装ルール。ずらりと並ぶ数値
中高生といえば、ファッションに対する意識も高くなるお年頃。ルールを作らないと多様すぎる服装になってしまうのかもしれませんが、服装に関する校則には不思議なルールが多いようです。
『校内では制服着用禁止。学校に着いたらジャージに着替える』
『夏用に指定のポロシャツがあったのに、「制服として着用してはいけない」と。体操着は別にあるし、いつ着るんだよ!』
ポロシャツ屋さんが校長先生のお友達だった、とか……(まさか!)。
『靴の中まで「白でなくてはならない」ってやつが、一番理解できなかった。靴本体はもちろん、靴紐も白、ステッチ糸も白、中の生地や中敷きも白。そんな靴を探すこと自体が難しい』
『高校時代の話。「通学時の靴は革靴、スニーカー、下駄」と書いてあった。古い歴史のある高校なら”昔から変わらない校則なんだろうな”と思うけど、私が入学した時点で県内一新しい高校だった』
通学靴がまさかの下駄とは! 校則を作るとき他校の校則をコピペしてしまった……なんてことはないですよね?
『スカートの丈は膝下。短く切ったあとで「背が伸びたから」と言い訳されないよう、生徒指導室に購入時のスカート丈が全生徒分保管してある』
『スカート丈は床上35cm。身長によってだいぶイメージが変わると思うんだけどな』
オシャレをしたい女子中高生にとって、スカート丈は大問題。1cmでも短くして、かわいいミニ丈にしたいものです。それを指導する学校も大変なのでしょうが、床上35cmと決められてしまっては、身長170cmの子と150cmの子とでは、見た目の印象がずいぶん違いますよね。
『女子は靴下の長さがぴったり15cm』
謎の校則が並ぶなかで、もっとも謎だったのがこちら。
『中3以外はブラジャー禁止』
中学2年生までの女子は、どうすればいいのでしょう。「下着は白以外禁止」という校則もちらほらありましたが、それ以上に理解できない校則ですね。
礼儀作法は人としての基本。でも、やりすぎじゃない?
礼儀に関する校則もありました。
『校内の廊下で前を歩く男子を抜いていくときは、男子に対して「失礼します」と声をかけ、おじぎをする』
『体育館で校長先生の話を聞くときは正座』
『私立高校。校門に創立者の銅像があるんだけど、朝は「おはようございます」帰りは「さようなら」と、銅像に向かってお辞儀をする。そのうち慣れちゃって、先生が見ていないときも必ず「さようなら」とやっていた」
『廊下で目上の人に会ったら左側に寄って道を開け、「ごきげんよう」のご挨拶。3回破ると校内の清掃をしなくてはならない』
ルール・校則とまでは定められていなくても、悪しき習慣になってしまったものもあるようです。
『校則ではないけど、先輩後輩の決まりはあった。先輩を見かけたら、立ち止まって挨拶。通り過ぎるまで頭を下げなきゃいけない。ちなみに先輩は挨拶を返さない』
『うちもあった。校内ですれ違ったら「こんにちはー」「こんにちはー」と言いながら、ペコペコお辞儀させられるやつ』
『1年生用の紺スリッパと3年生用の緑スリッパが、薄暗い廊下だと見分けにくい。何度か同学年におじぎをしたわ。ようやく3年生になったときに先生から「この学年からは悪しき伝統をなくしましょう」と通達され、正直モヤモヤした』
誰もが「なんで?」と思いながら、なんとなく長年続いているものも多いのでしょうね。今回あがったたくさんの”謎の校則”が、今はもう廃止されていることを願うばかりです!
文・鈴木麻子 編集・すずらん イラスト・Ponko
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