驚き!衝撃!ママたちが語る「ブラック校則」の実態とは
学生時代の思い出を語るとき、当時の校則について話し出すと意外に盛り上がることはないでしょうか。まっとうなルールだなと思うものから、「本気ですか?」と聞きたくなるような不条理なものやムリ難題まで、地域や時代、学校によって校則にはさまざまなルールが定められています。
『学生のころブラック校則はありましたか? いまだにブラック校則はありますか? 母校や自分の子どもが通っている学校のブラック校則を挙げてみてください。違反したらどんな罰がありましたか?』
「ブラック校則」と呼ばれる不条理なルールは、恐らく何年も前から存在しているのかもしれませんね。そのなかから、ママたちが語る「ブラック校則」の実態に迫ります。
頭髪についてのルール
『男子は全員丸坊主。女子はおかっぱ』
『もともと茶髪でも黒に染める』
『子どもが通っている高校の頭髪検査、男子は髪が耳に1本でもかかっているとアウト! 1本かかっていたら何か支障あるの? って毎回思う』
『子どもが今通っている公立中学。ポニーテールはもちろんのことお団子もダメ。髪を束ねるときは耳より下。男子はツーブロックなんてもちろんだめ』
髪型に関するルールは今も昔も、中学や高校の公立・私立を問わず、規則を設けている学校が多い印象を受けました。地毛が茶色い生徒に対し、黒く染めるよう学校に強制され続けたため不調をきたし、不登校になってしまった子がいるという話を聞いたこともあります。ある程度の規則は必要かもしれませんが、地毛まで規制する必要があるのでしょうか? ちなみに筆者の子どもが通う高校も、髪の毛に関するルール「だけ」がやたら厳しいので、「なんじゃそりゃ」と思う日々です。
下着にまで口をだす
『下着は白のみ。白が一番透けるのにね!』
『派手な下着をつけない。夏制服の白シャツにブラの色が透けてたら男性教師に怒られてた』
『私のときはブラジャーの色。校則でブラジャーの色は、白またはベージュって決められてた。今では考えられないよね!』
制服のシャツから透けてはっきりわかってしまうような下着は、防犯などの意味で避けたほうがいいという考え方もあるかもしれませんね。下着のおしゃれだって楽しみたいという年頃かもしれませんが、仕方ないかな……? と思う部分もありそうです。
ありえない!女子ならではのブラック校則
『公立中学。生理日を生徒手帳に記載して提出するらしい。なんのためなのかわかんないから、今度の学校説明会で聞いて廃止してほしいっていうつもり』
『生理で水泳の見学は月2回まで。月2回以外は強制的にプールに入らされる』
『プールは生理であっても、休んだら減点』
女性の体の仕組み上、避けては通れない生理の問題も、校則違反の対象となるようです。ただでさえ女性は体を冷やすことはなるべく避けたいですが、プールに入ると冷えてしまいますよね。不調をきたすかもしれない可能性があるにもかかわらず、強制的にプールへ入らされたり、生理であることを証明させられたりという、ハラスメントまがいなことがまかり通ることはそろそろ改善されてほしいものですね。ただ何も決めごとを作らないと、生理ではないのにプールを休む女子が増える可能性もありますので、線引がむずかしいところです。
ルールを破ると罰則あり!?親呼び出しに即退学、トンデモ罰ゲームもどきまで
『罰は親を呼び出しされ、退学処分です』
『校則違反をしたらトイレ掃除1週間。しかも便器の掃除はブラシじゃなく、素手でこするんだって』
『規則を破ると殴られ蹴られ、親を呼び出され、1週間職員室の掃除をさせられ、反省文を書かされる。酷いもんだったよ』
『鞄のなかに教科書が入りきっていないと風呂敷通学。赤点とると1週間草取り。縄跳びの2重跳びが一定数飛べないと留年』
『中学の頃、白の下着以外はダメで、水色のブラをつけていたら透けて色が見えてるからってノーブラですごさせられた。体操服を着てワイシャツですごしたけど……』
校則を破ると親が呼び出されることは、今も昔も変わらないものかもしれませんね。しかしママたちの話では、呼び出しされるとそのまま退学処分という話もあり、かなりの衝撃を受けました……。1度の失敗しか許されないというのは、あまりにもひどすぎますよね。
下着の校則違反のなかで、ノーブラですごさせるというものについては理解不能ですよね。暴力を受けるという罰も、時代背景があったとしても許される行為ではありませんよね。学校とは、校則とはなんなのかと思わず考え込んでしまいます。
ブラック校則かどうかは、受け取りかたにもよる
『何がブラックかは時代にもよりますよね』
ママたちが話してくれたブラック校則は、現状を語るものもあれば、ママたち自身が体験した過去のものもありました。もしかしたらすでに改善されている校則もあるかもしれませんね。
ブラック校則と思う人がいる反面、同じ校則でもブラックと感じない人もいます。一概にすべてをブラックと考えるのではなく、必要な理由を考えてみてはいかがでしょう。心身を健やかにできない、子どもに害を与えるブラック校則はなくなっていくべきだと思いますが、ある程度はルールもあったほうがいいのかもしれませんね。あきらかにおかしい校則が減り、少しずつでもよい方向へ変わっていくことを願うばかりです。
文・櫻宮ヨウ 編集・山内ウェンディ イラスト・なかやまねこ
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