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<25万円払って働く?>仕事が好きなキャリアママが出した答えは……【前編】まんが

これは数年前のエピソード。私は大学卒業後、メーカーに就職して仕事に邁進する日々でした。会社でビジネスの楽しさを知り、「もっと経験をつみたい!」とスキルアップのための留学を決意しました。
猛勉強の結果、見事アメリカの大学に行けることに。そして留学先で出会ったのが今の夫です。夫は別の企業から留学できていました。
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※MBA「Master of BusinessAdministration(経営学修士)」の略称。参照:文部科学省「用語解説」

「私だってできることなら夫と暮らしたい。でも仕事の楽しさも捨てがたい。キャリアをストップするわけにはいかない……
悩んだ私が上司に相談すると「迷うなら一年ほど休職して考えてみたら?」と言われました。
「たしかに一年の休職ならそこまでブランクにならないだろうし、海外で暮らせば見識も広がるしいいかも」と思い、私は夫についていくことを決めました。

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職場の友人から「どう? 元気にやってるー?」と連絡があっても「メンタルやばい。仕事がないとアンデンティティ崩壊しそう……」なんてネガティブなことしか言えません。
「このままじゃ精神衛生上ダメだ」と思った私は、夫に相談してみました。
すると「家にずっといるのが性に合わないんじゃない? 学校とかどう?」といわれ、地元の学校に行くことにしました。趣味だったカメラを英語で学んでみようと思ったのです。学校に行ってからは、「学んでいる。向上している」という事実が自分を落ち着かせた気がします。
そうこうするうち、なんと双子の妊娠がわかったのです。それでも妊娠後期までは学校に行きました。

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無事出産したものの、双子が1歳になる頃、復職のため帰国することに。夫は海外勤務のままだったため、たったひとりで家事育児・子育てを両立しなければなりません。はじめは不安よりも職場に戻れる喜びが大きかったのですが、だんだんと両立の大変さをひしひしと感じるように……。しかし、やりがいのある仕事を手放すことはせず、海外にいる夫と電話で励まし合いながら頑張っていました。

【後編】へ続く。

脚本・rollingdell 作画・イチエ 編集・秋澄乃

※この漫画は知人の話を元に作成しています。
※新型コロナウイルスが流行する前のエピソードです。

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