第1志望の受験校まで自転車で40分!高校3年間通えると思う?
わが子が通う高校を選ぶとき、みなさんは学力以外ではどのようなことを考慮しますか? 校風や部活動、制服のデザインなど選ぶ条件はそれぞれあると思います。ママスタコミュニティに志望校選びで迷っているママから、通学手段と時間について相談が寄せられました。
『わが子が第1志望で考えている高校は、自転車で40分ほどかかるところにあります。親が毎日送迎しなくても、子どもは3年間通えると思いますか?』
こちらの投稿に高校生のお子さんをもつママや、ママ自身が高校時代に遠方まで自転車通学していたなど、さまざまな立場から意見やアドバイスが寄せられました。
自転車で40分はムリ!結局、親が送迎するのでは?
ママたちからは「自転車で40分は難しい」と考えるコメントが寄せられました。
『うちの姪っ子が自転車で40分かかる高校に通っている。本人が「自転車で毎日頑張るから」って言ったのに、自転車で行ったのは数日だけ。「天気が悪いから」「雨だから」「暑いから」。なんだかんだ理由をつけて自転車を嫌がり、バスと親の送迎』
『私の感覚ではムリだな。かかる時間が半分の20分なら考える』
『うちの娘はムリでした。「レインコートはダサい」「虫が気持ち悪い」「日焼けしたくない」とか。最近は毎日、車で送迎です。はぁ……疲れる』
『私が自転車で40分かかる高校に通学していました。本当にしんどかった。夏の暑さや冬の寒さ、雨。本当にいいことが何もなかった。絶対にやめたほうがいい』
ママたちからは自転車通学に40分が難しい理由として、天気や思春期ならではのオシャレ感覚などがあげられました。子ども自身の本音はというと「実際に通学してみたら、予想以上に大変だった」かもしれないですね。
自転車で40分は問題なし!高校生なら大丈夫
『うちの子の高校は、自転車で40分かかるなんて子ばっかりだよ』
『私の周りでは、自転車で40分なら近いほう。1時間かかる子もいる』
『私が住んでいたところは電車もバスもなかったから、自転車で30分かけて通っていた。雨の日も雪の日もレインコートを着て。朝課外活動もあるし部活動もやっていたから、早朝に出て夜8時頃に帰宅する生活。われながら「あのころの自分はすごい!」って思う』
『私自身が片道40分の高校に通っていた。坂道もあったけど、全然平気だったよ。友だちとベラベラしゃべりながらの通学で楽しかったよ』
ママ自身の経験やわが子の様子を見て、自転車で40分かかっても「大丈夫」と考えるママたちも。なかには「今の自分ならもうムリだけど、高校生なら体力があるよ」と10代半ばの若さあふれるころを想像しての声もありました。
通学できると思うけれど、気にかけてあげたほうがいいポイントもあるよ
「高校まで自転車で40分かかっても通学できる」と考えるママたち。しかし通学時間だけクリアできればいいのではないとのアドバイスも寄せられました。お子さんと話し合ったり、考慮してあげたりするといいポイントがいくつかあるそうです。
雨や気温など天気や季節の問題
『うちの娘は自転車で約30分の高校。夏の暑い日や冬の寒い日、雨は車で送迎します。「なるべく自転車で行く」という娘の考えがあるので、娘の判断を尊重しています』
『うちの息子が自転車で約40分くらいかけて通学している。同じ中学校から行った女子もいる。雨の日は車で送っていくけど、仕事の関係で迎えに行けない日は、車に自転車を積んで送っていき、帰りは自転車で帰ってくる』
『雪国だから冬と雨の日は親が送迎。あとは自転車で通っている』
『わが子は自転車で40分くらいだった。雨の日はバスや電車を使っていた』
雨や雪、暑さによる熱中症の心配や寒い日には路面凍結の危険など、天気や季節に関わる自転車通学の難しさはありますよね。天気や季節など状況に応じて、公共交通機関を利用することもあるかもしれません。基本は自転車通学。いざというときのために公共交通機関のルートを調べたり、親が送迎できるかも考えておくといいかもしれませんね。
身だしなみの問題
『汗クサイとか、雨に濡れて髪や制服がグチャグチャとかはかわいそうかな』
『本人が気にしなくても、汗クサイのは周りの子がイヤじゃないかな』
『日焼けが心配だね』
高校生ともなると、身だしなみは男女を問わず気になるお年頃。制汗剤やボディシートを使ったり、インナーを工夫したりするなど汗やニオイ対策まで考えられるといいですね。
心配なのは下校の時間帯。通学路は安全?
『今は変質者とかいるし、心配だよね』
『女の子は冬の帰り道は、暗くなるのが早くて心配かな。私は不審者に追いかけられた経験がある。近くのコンビニで電話を借りて、親に迎えにきてもらった。緊急時とか必要なときには、送迎できるならアリ』
『女の子だと変質者が不安。同じ方向から通学する子がいたら、一緒に通えるといいね』
筆者も高校時代は、自転車通学でした。帰り道は遠回りをして、明るい商店街を通るようにしていました。暗くなってからの帰り道には、危険が潜んでいることもあります。実際に通学するお子さんと相談しておくといいかもしれません。
子どもの主体性も大切に
投稿者さんに寄せられたアドバイスは、親として考慮したほうがよさそうな事柄ばかり。しかしお子さんが通えるかどうかについては、こんなコメントもありました。
『本人が目的をもって目指している高校なら、通えると思うよ』
『本人がそれでも「行きたい」と言うなら大丈夫だと思う。友人の子も雨の日以外は自転車で通って、ちゃんと卒業できた子が何人もいる』
お子さんはもう高校生になります。通学するための送迎を親に100%甘えるつもりでいるお子さんは、あまりいないかもしれませんね。親として心配なことや考えたほうがいい点を話したうえで、お子さんがその高校を志望するならば、お子さんの意志を尊重してもいいのではないでしょうか。高校に通うのはお子さん自身。ママはいざというときのサポート役に徹する心構えをしつつ、一緒に志望校を決めるのはいかがでしょうか。
文・間宮陽子 編集・藤まゆ花
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