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「親が高校に行かせてあげるのに……」娘が勝手に志望校を変更したと塾の先生に聞かされた!

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みなさんは、かつて自分の志望校をどうやって選択しましたか? 制服がカワイイ、近所にある、母や親戚の母校、名門校、部活の強豪校など、理由はさまざまですよね。今回の投稿者さんは、娘さんがママに内緒で志望校を変更したことにご立腹の様子です。

『塾の先生と話したとき、私が提案したのと違う学校を言ったそう。親が高校に行かせてあげるのに』

ママが提案した志望校を快諾してくれたと思っていたのに、塾の先生から別の志望校を聞かされた投稿者さんの気持ちはいかばかりか……お察しします。みなさんはどう思いますか?

進学するのは誰ですか?

ママたちの意見は大半が娘さんに寄り添うものでした。

『本人が志望してる高校に行かせてあげて』

『親の意見はあくまでも参考に。本人の希望が志望校』

『学校に行くのは娘だよ!』

親に本心を話してくれなかったのがつらい

『じゃあ何で親に言ってくれないのかな? 私がここいいわよって言ったのに』

行きたい学校があったなら、ママが勧めたときに言ってくれればいいのに。もしくは後で気が変わったなら、その時点で教えてほしかった。快諾してくれたのではなかったの? 投稿者さんの立場に立つとそう思ってしまいますが、他のママたちはどうでしょうか?

『反対されるのが嫌だったんじゃないの?』

『言ったら反対するからでしょ。どうせ相談したところで「私が提案した学校」以外許さないんでしょ?』

『「なんで言わない?」って、そうやってグチグチ言われるのがわかってるからでしょ?』

『親の圧がすごいから言えなかったんじゃないの? 高校行かせてあげるのにって言うけど、通うのは娘さんだから、娘さんに決めさせてあげないと』

みなさん、辛口ですね……。筆者は最初、娘さんが自分に話してくれなかったことにショックを受けたのだと思いました。そのため「高校生活をサポートするのは塾の先生ではなく、親なのよ」と強い口調につながったのではないかと考えていたのですが……。もし「塾に行かせてあげるのだから、親の意見を聞きなさい」と投稿者さんが考えているのであれば、娘さんの話を聞く耳を持たない状況も想像できます。

『提案するのはいいけど、娘さんの意見は聞いたのかな?』

母と娘の関係はわかりませんが、娘さんが本音を投稿者さんに言わなかったことは事実です。多くのママたちが推測するように、娘さんは自分の意見を親に言っても一蹴されるのがわかっているため、ママに言うだけ無駄と思ったのかもしれませんね。
しかし塾の先生には話したことから、娘さんの進路に対して「諦めたくない」との気持ちを汲み取ることができます。実は投稿者さんもその点に薄々気づき始め、葛藤しているのではないでしょうか。

親子でとことん話し合って!

『子どもはあなたの所有物じゃない。行かせてあげられるなら、好きな所に行かせてやって。そもそも、子どもが志望校を親に言えないって関係が崩壊してない? ちゃんと腹割って一回話した方がいいよ』

ママとわが子は違う人格を持った人間なのに、まるで自分の分身かのように必要以上に口出ししてしまう人もいるのではないでしょうか。さらには人生の大先輩でもあるからこそ、豊富な経験による判断からわが子に最善なレールを敷きたくなってしまいます。特に進学、就職、結婚など人生を左右する出来事はその思いが強くなってしまうのでしょう。

しかし子どもにも自我があり、親の所有物ではないのは確かです。親と子の考えを互いに理解し合うには、どうすればよいのでしょうか? やはりまずは親子で腹を割って話し合うことですよね。

ところでママたちは自分の高校進学のこと覚えてる?

ここで進学に際して親と意見が異なったママたちの経験談を紹介します。

『親と喧嘩したのを思い出した。結果、親が希望しているところに受かったけど、高校生活3年間悲惨だったよ』

『親が決めた志望校を受験して、絶対に受かりたくなかったから好きな問題だけ解いたよ(笑)。もちろん落ちた。で、自分の中での第一志望だった私立の高校に行った』

『わたしも同じことしたよ。めっちゃ怒られたけど自分のことは自分が一番分かってるし』

従順、こっそり反抗、表立って反抗。まさに十人十色ですね。

そろそろ子離れの準備、してみませんか?

投稿者さんの娘さんの長所を指摘してくれたママもいました。

『きちんと自分の意思があるんだから喜ばしいことじゃん。娘は親の都合の良い人形じゃないんだよ。子離れしましょう』

娘さんは直接ママには本音を言えなかったけれど、塾の先生には自分の気持ちを伝えていることから、元来は意思を持つタイプと想像できますね。
志望校の決め手となる偏差値以外にも、学校の教育方針や教育理念はさまざまで、集まる生徒たちにも何らかの共通性があるものです。娘さんは、投稿者さんの希望する学校と合っていそうですか? 親が決めた高校に通い、3年間悲惨だったと告白してくれたママのように、ミスマッチは娘さんを苦しめることになります。

子育ての目標の一つに、「子どもの自立」を掲げる人もいるでしょう。自分の意思を持って決断することも、自立のひとつ。わが子の決断をそっと見守ることが、子どもの自立を促し、自身の子離れにつながっていくのではないでしょうか。子どもの自立と親の子離れは、表裏一体。普段から子どもの気持ちを理解し、口出ししたいところをグッと堪え、わが子の応援団長として成長を見守りたいものです。共に頑張りましょう!

文・ななみや 編集・横内みか イラスト・Ponko

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
娘が勝手に志望校を変更