【子どもと一緒に楽しむ家庭菜園08】夏場の雑草取りはどのくらいのペースでしている?
梅雨明けのころになると気温がぐんぐんと高くなり、家庭菜園の野菜の背丈もぐんぐんと高くなりますね。同時に雑草の背丈も伸びてきて、菜園のお世話が忙しくなってくるのではないでしょうか。ママスタコミュニティには、雑草取りについてお悩みのママから投稿がありました。
『雑草取りって、どのくらいのペースでしていますか?』
家庭菜園でも庭でも、雑草には本当に悩みますよね。抜いても抜いてもしばらくするとまた生えてくる……、そんな経験をされた人は少なからずいるのではないでしょうか。この投稿に菜園や庭の手入れをしているママたちから、コメントが寄せられました。
雑草取りは“こまめに”がポイント
雑草が生い茂る庭は、見た目の悪さが気になりますよね。さらに菜園の野菜のお世話もしづらくなりますし、土の中の大切な栄養分を雑草にとられてしまう可能性もありますから、雑草対策は必須です。
『週に2、3回はやってる。雑草の背丈が短いうちが勝負。気になったところをちょっとずつやる』
『除草剤は使わないから、4月から10月までは毎週土日は草むしりしているよ』
『雑草がちょっと出てきたら息子が、すぐにやってくれる』
投稿者さんは
『できれば2〜3週間に1回くらいがいいなぁ』
とコメントしていますが、他のママたちからは「こまめに」とか「背丈が短いうち」などのコメント。2〜3週間も何もせずにいると、かえって面倒なことになると考えているようですね。
子どもと一緒にする雑草取りのポイントは?
筆者も雑草取りはこまめにしたほうが楽にできると感じています。しかし子どもがまだ幼児のうちは、雑草取りをするにも気をつけることがいくつもあります。怪我のないように道具の扱い方を注意したり、虫除けや日焼け対策をしたり。敷地が道路に面していれば、道路に飛び出さないようにママが気をつける必要もあるでしょう。子どもと一緒に取り組む雑草取り、わが家が試してみた2つのパターンをご紹介しますね。
パターン1:週末に1~2時間ずつ
家庭菜園をはじめたころ、筆者の雑草取りの頻度は毎週末に1〜2時間ずつでした。未就学の次男は雑草取りをはじめても直ぐに飽きてしまい、庭をチョロチョロして道路に出そうになったり、水路に落ちそうになったり。子どもに気をつけながらひとりで雑草取りをしていると、1時間以上菜園にいても、全くはかどらないなんてことも多々ありました。予定通りに進まず、ニョキニョキ伸びてくる雑草にもウンザリ。筆者がイライラしてしまい、わが家の場合は週末にまとめての雑草取りは、ほとんど無理でした。
パターン2:毎日15分ずつ
しかし雑草をそのまま放置するわけにもいかず、いろいろ考えた末、筆者は毎日夕方に15分ずつ雑草取りタイムを作るようにしました。タイマーを15分でセットしてピピッとなったらおしまい。今日はトマトの周り、明日はナスの周りというようにエリアで区切るようにするなどして、子どもたちと雑草取りを始める前に「ここまでやったらおしまい」と約束するようにしました。未就学児にとっては15分でも長かったようでしたが、以前よりは頑張ってくれるようになりましたし、なにより筆者自身が「続きはまた明日」と割り切れるようになったので、ストレスが減り気持ちが楽になりました。
雑草取りに飽きた子どもたちの発見
雑草取りタイムは15分と決めても、子どもが15分間ずっと続けられるわけではなく、遊び出すこともやっぱりありました。ところが遊び出してくれたおかげで、思わぬ発見もあったのです。
それは虫の卵をみつけてくれたことでした。ナスやオクラなどの大きな葉の裏側に産み付けられた虫の卵。大人では見逃してしまうような低い位置の葉でも、子どもなら畝の間で遊びながら「ママ! こんなところに黄色いツブツブがあるよ」など見つけてくれるのです。おかげで卵のうちに処分することができ、虫が苦手な筆者はいくどもホッとしました。
プランター菜園で雑草取りの手間を少なく
筆者は庭に直植えで行っている家庭菜園のほかに、ハーブやイチゴなどいつくかの植物はプランターに植えて育てています。直植えの菜園では夏場の雑草取りは手間と工夫が必要ですが、プランター菜園のほうは、ほとんど雑草取りの手間がかからずにお世話ができます。もし直植えかプランター植えかを悩むママがいたら、雑草取りの手間を考えると、はじめはプランター植えにしたほうがよいかもしれません。プランターに入れる土をホームセンターなどで購入した培養土にすれば、ほとんど雑草が生えてきません。
もちろんプランターであっても、植えてから1、2ヶ月も経てば雑草のタネが風などで飛ばされてきて芽を出すこともあります。しかし直植えの菜園に比べれば何倍も少ないのです。水やりのついでに雑草を抜いていれば、たいていの場合は雑草で覆われてしまうことはないでしょう。筆者の経験ではありますが、プランター菜園ならではのメリットではないかと思っています。
これからいよいよ夏野菜が美味しい季節。家庭菜園で育てた野菜がいっぱい採れたら、旬の野菜をふんだんに使って楽しい食卓を囲めるといいですね。
参考:「培養土」広辞苑 第七版
文・間宮陽子 編集・Natsu
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