<誰にも言えない文句>【前編】うちの子はダンスが上手いのに位置は端っこ。なぜセンターじゃないの?
自分の子どもが頑張っていることや、得意なことを伸ばしてあげたいと思うのは、親として当然のことですよね。しかし社会の中にいると、わが子だけが優遇されなかったり、報われなかったりする場面も出てくるのではないでしょうか。今回の相談者さんは口には出さないものの、内心面白く思っていないことがあるそうです。
『毒吐きます……。幼稚園のダンス位置。幼稚園のうちの子のダンス……また位置が端っこだよ。去年も端っこ、今年も端っこ。
手前味噌ですけれど、リズム感が良く体を動かすことが大好きで、ダンスも得意。家でよく披露してくれます。それなのにまた端っこ。なぜ端っこ? そしてその中央にいるのが、踊れなくて立っているだけか、座り込んでぼんやりしている子なんです。
正直にいうとぼんやりするのならその位置を交代してほしい。もうどうしようもないことだけれども、ダンスの得意な子も真ん中でスポットライトに当たりたいです。こんなことを言うとモンスターペアレント決定なので言いませんが、モヤモヤが止まりません』
「ダンスが得意なわが子がなぜ端に?」「どうせなら真ん中で踊らせてあげたい!」と、気持ちを切り替えきれない相談者さん。そんな相談者さんにママスタコミュニティのママさんたちからは、一体どのような回答が寄せられたのでしょうか? さっそく見ていきましょう!
「わかるよ!」相談者さんの気持ちに共感するママたち
相談者さんと同じように感じているママさんは、少なくないようです。
『わかる! うちもダンス上手だから、そんなぼーっとしているのが真ん中にいたら邪魔でしかないわ。先生何を考えているの? って思っちゃう。うちの保育園はその時々で得意な子を中心にして、伸ばしてくれる園だったよ』
『人に言えないけど気持ちはわかるよ(笑)。何もしない子に限って真ん中だよね(笑)』
『わかるよ。うちはバレエやっているけれど、いつも端っこだった。なぜかというと身長のバランス。小さい子たちが真ん中で、背の高い娘ともう1人の子が必ず両脇にされた。バレエの検定でもうちの子がいつも一番成績良かったのに。毎回腑に落ちない』
アイドルグループなら、“センターは1番上手な子が踊る場所”というイメージがありますよね。そのため「ダンスが上手い子ならいざ知らず、ダンスを踊れるわけでもない子がセンターになるのなら、うちの子をセンターにしてよ!」と憤りを感じてしまうのではないでしょうか。
先生にも教育的な思惑があるのでは?
しかしきっと幼稚園側には、保護者とは違った、教育的な思惑があるのではないでしょうか? どうやら幼稚園のダンス会におけるセンターの条件は、“踊りが上手”なだけではないようですよ。
『踊れない子を端にすると目立つから、踊れる子の間に挟むんだよ。あとは移動の位置を間違えない、本番に強い子を真ん中にする』
『うちの子の去年の発表会は、先生がセンター前の段の下で見本やっているのを見ながら子どもたちが踊っていた。だから端っこは、ほっといても踊れるしっかり者の女子たちだった』
『うちの幼稚園のお遊戯会は、中央が背の高い子、両端に行くにつれて背の低い子って感じで並んでいた。だからうちは小さめで端のほうだけど、全然気にしたことない』
『娘はそのとき真ん中で、先生から「上手いから真ん中にさせてもらいました」ってハッキリ言われた。「後ろや横の子が見て踊れるので」って。今はもう小4だけど。でもいろんな園の方針がありそう』
踊りが上手な子がセンターを飾る幼稚園もあるようです。しかし理由は「踊りが上手だから」というだけではありません。踊れる子とそうでない子の配置に気を遣うことで全体の雰囲気をならしたり、全体の見栄えをよくするために身長差を活かした配置を考えたり。先生たちもバランスよくダンスが見えるよう、試行錯誤を繰り返しているのかもしれませんよ。
「今年もまた端っこだ!」と不満に思う相談者さんの言い分を理解する人が少なくありませんでした。しかしダンス会はあくまで“クラス全体の催し会”だということを忘れてはなりません。その点を念頭に置いておくことで、今回のダンス会の配置に納得できる部分が見つかるのではないでしょうか。
クラス全体のことを考えると、まだまだ理由はあります。
文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・Ponko
関連記事
※<誰にも言えない文句>【後編】うちの子はダンスが上手いのに位置は端っこ。なぜセンターじゃないの?- 参考トピ (by ママスタコミュニティ)
- 毒吐きます、幼稚園のダンス位置