<決められない男>旦那の不倫相手が「既婚と知らずに騙された」と主張してきて……【第2話まんが】
前回からの続き。これは数年前の話です。単身赴任から一時帰宅した旦那から突然「ほかに好きな人ができたから離婚してほしい」と言われました。しかもその後、旦那の不倫相手の女性から、自宅に内容証明が届きました。彼女の主張は「既婚だとは知らなかった。騙された」というもの。私はすぐに単身赴任先の旦那を呼び戻して問いただしました。
不倫相手の女性は一体どういうつもりで訴えてきたのでしょう? 本当に……旦那と結婚したいのかしら……?
お風呂から出てきた旦那に、私はもう一度質問してみることにしました。「少しは考えはまとまったの?」
「……あのさぁ、これってやっぱり俺が対応しないといけないんだよね?」
やっと口を開いたかと思ったら「俺がやらなきゃいけない?」って……。この人はどこまで私をバカにすれば気が済むのでしょうか? しかしここで私がどなって言い返したりすれば、また旦那は黙ってしまうでしょう。私は怒りの気持ちを抑えて、丁寧に説明することにしました。
「あのね……、この内容証明は『あなた宛』に届いているの。どう考えてもあなたの問題でしょうよ! とにかく、はっきりしないと何も進まないよ」すると旦那はがっくりと肩を落として「……そうだよね」と。
自分が当事者のくせに、逃げ道があるとでも思ったのでしょうか? もっと言えば、私が旦那の尻拭いをしてくれるとでも考えているのでしょうか? 私は旦那に言ってやりたいことが山ほどはありましたが、まずは旦那の反応を見ることに。しばらくすると旦那がこう話し出しました。「そもそも、不倫相手が……」
「相手の子が、とにかく結婚してくれって、しつこかったんだ……。なんていうか、押しが強いんだよね」自分は押し切られただけ。相手が悪いんだと言わんばかりの話に私は心底呆れましたが、「でもあなた、前に私に言ったわよね? 不倫相手と一緒になりたいから離婚してくれって」「いや、それは……その……」
「とにかく、はっきりと決めて頂戴。私たち家族と不倫相手、どっちを選ぶの?」あまりの煮え切らない態度にイライラした私は旦那にはっきりと伝えました。すると旦那は「俺には……きめられないよ……。どうしたらいいのか、わからない」
「はぁ?」
自分が招いた事態なのに、この期に及んで「何も決められない」と優柔不断な態度の旦那。私はなるべく冷静にふるまっていましたが、もはやため息しか出ません。本当に情けない……。この際きっぱり旦那と離婚すべきなのか、このまま離婚しない方がいいのか……私もすぐに結論は出せませんでした。
【第3話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子