<決められない男>旦那の不倫相手が「既婚と知らずに騙された」と主張してきて……【第6話まんが】
前回からの続き。これは数年前の話です。旦那が単身赴任先で不倫をしていることがわかりました。不倫相手の女性の実家で話し合いの場が持たれ、旦那と女性の関係はこれで終わりをみせたのです。しかしこの話し合いから数日後、単身赴任先に戻っていったはずの旦那が突然自宅に帰ってきたのです。「どうしたの? いきなり帰ってくるなんて……」
「あの……、本当にすみませんでした。やっぱり俺はママと子どもたち、この家族が大事なんだ」
「もう浮気なんてしないから! ママが大事だってわかったんだよ」
「それに来年には単身赴任も終わるんだ。また一緒に暮らせるから」私たちの? いえ、そうではありません。これから始まる自分の明るい未来についての話をする旦那に私は、
「そうね、あなたの単身赴任は終わるんだったわね……。ああ、そうだ。あと、これよろしく」そう言って私が渡したものに、
「えっ……? これって……」旦那は驚いて言葉も出ないようでした。
「私はもう書いてありますから」そう言って私は旦那に離婚届を差し出したのです。想像もしなかった私のこの行動に旦那は、なんとかしないとと焦りはじめたようです。
「どうして俺たちが離婚するの? 全部終わって、解決したんだから俺たちやり直すんじゃ……?」「解決した? 私たち夫婦の問題は別でしょ?」
「あなたには慰謝料と養育費を請求します。もちろん、不倫相手には慰謝料を請求するから」「……え? なんでそんな」
確かに旦那と不倫相手の問題は解決したかもしれませんが、夫婦の信頼関係はすっかり失われてしまいました。この人は何一つ自分でしない、全部人に丸投げ。「もう、無理」。旦那の対応によってはやり直すことも考えていましたが、どこまでも他人事な態度につくづく愛想が尽きたのです。その後……。
私たち夫婦の離婚が成立。旦那からは毎月きちんと養育費も振り込まれています。
私はこれまで通り、仕事も家事や育児も一人でこなす毎日を過ごしています。旦那のいない生活に、子どもたちも慣れているのです。
「子どもを4人抱えての離婚」なんて、かなり思い切ったことをしたと思います。これからの未来、不安はまったくない……と言ったら嘘になります。でも離婚を決めて私の気持ちはスッキリしていました。旦那の不貞をそれとなく悟った子どもたちは、みんな私の味方をしてくれています。これからは4人の子どもたちと助け合って生きていきたいと思います。
原案・ママスタコミュニティ 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子