<ママは家庭を支える?>「男はズルイ!」家事育児は私に押し付けて仕事に打ち込む夫【前編まんが】
これは数年前の話です。私と夫は、同じ会社の同じ支社で働く同僚同士でした。私は若くして大きな仕事を成功させ、上司からの評価も上々でした。夫と結婚してから私は別の支社に異動になりましたが、そこでもいろいろと仕事を任せてもらっていました。その後、育休を取り職場復帰。部署を異動し時短勤務をしています。
気づけば「夫は仕事」「妻は家事育児の主な担い手、仕事はそこそこ」と線引きされていました。
保育園のお迎えに間に合うように仕事を切り上げ、ダッシュでお迎えに行き、そこから夕食、風呂、寝かしつけ……隙間時間で掃除、洗濯……毎日毎日、気力も体力も搾り取られていきました。
夫は「いつもありがとう」と言ってくれますが、家事も育児もほとんどノータッチです。平日は思う存分残業し、休日出勤もバリバリこなす。ひたすら仕事に邁進。
私はどれだけ仕事が多くても、お迎えの時間があるから残業できません。もちろん休日出勤もできません。この時点でかなり不平等な感じがあり、ストレスです。
家事育児はママが主人公。子どもはママと一緒にいられるのが幸せ。共働きであっても、仕事と家事育児の両立をするのはママ。
世の中はそういう流れになっているのだから、たくさんの女性がそうしているのだから、私もそうあるべきなのが当たり前なのでしょうか。不満も漏らさず、ひたむきに、ただ前向きに――。
ときは流れ……息子は6歳になりました。保育園の最終学年。来春には小学生です。
そして、このたび夫が大きなプロジェクトを成功させ、昇進しました。夫は心の底から喜んでいるようで、ある夜、子どもが寝静まってから私にしみじみと言います。
「僕がこうやって成功できたのはママのおかげだよ。本当にありがとう」
妻が家を守り、支え、その結果、夫が仕事で成功し、感謝される。
物語ならここで「あなた……」と言いながら感動の涙を浮かべるものなのでしょう。
でも私の胸にこみ上げてきたのは「ズルイ」という感情。自分でも言いようのないくらい、真っ暗な感情だったのです……。
中編へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・編集部 作画・Ponko 編集・秋澄乃