まんが【後編】情報収集に利用するだけ?せっかくママ友になったのに「私たちは用済みポイされた?」
前回からの続き。それからAさんとは、地元の幼稚園プレで何度か一緒になりました。
会うたび声をかけるのですが、話していても途中で他のママのところに一目散で走って行って、どんどんしゃべる相手を乗り換えていくのです。その様子を見てどうしてもモヤモヤ。 私はやっぱり、一度グループになったら、基本はそのグループで行動すべきだと思います。 Aさんみたいにコウモリのようにフラフラするのはマナー違反かな、と思うのです。
しかし、そんなある日。 大学時代の親友で今は二児のママである子が、SNS(鍵付きアカウント)でこんなことをつぶやいていました。
「幼稚園で、べったり好きなママ友にロックオンされた。私はあっさりの方が楽なのに」
「そのママ友、私たち同じグループでしょ! って言って、私が別の人としゃべるのが気に食わないみたい。正直、重い!」
そのメッセージに、いいね! の嵐が……。
私はそれを読みながら(これって、私とAさんみたい……)と思わず息を呑みました。
「……私初めてのプレだから、ママ友づきあいの経験値が浅いというか……」
「大丈夫? あなた昔から真面目だから、ママ友関係でも真正面からぶつかっちゃってない?」
私は自分の価値観でAさんを見て「情報を求めてコウモリのようにフラフラする人」と心の中で批判していたのですが、 Aさんから見れば私は「女子中学生みたいにグループにこだわるべったり重い人」だったのかもしれません。
これからは知り合ったママさんとは、まずはあっさりした関係を心がけ、気の合う人とは少しずつ関係を深めて行こうと思います。 幼稚園に入園する前に、いい勉強になりました。 来年の春までに、ママ友付き合いの免疫をもっと付けて行こうと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・うーにゃ