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子どもが使う学習机の片付けは、親がやるもの?注意しないと片付けない理由って?

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子どものお片付け習慣は、使ったオモチャを親と一緒にしまうことからスタートする場合が多そうです。次第に子どもひとりでもオモチャの仕分けができるようになり、通園するようになればバッグや帽子を所定の位置に置くように……。そんな風にスムーズに進めばよいのですが、なかなか片付けが上手にならない子もいるでしょう。

ママスタコミュニティに、娘さんが使っている学習机の乱雑さに悩むママからの投稿がありました。

「子どもなんだから、片付けられるわけがない」と言うダンナ

娘さんは小学3年生。投稿者さんは散らかった学習机を「娘本人が片付けるべき」と考えていますが、ダンナさんは「親が片付けてあげるべき」と考えているようです。

『散らかった娘の学習机を、夜ダンナが片付けながら「おまえも片付けしてあげなよ」と言ってくる。私が「本人にやらせなくてどうするの? いつまでも親がやる必要はないよね?」と返すと、「子どもなんだから、できるわけがないだろ!」とワーワー言ってくる。学習机って、子ども自身が整理整頓するものじゃないの? 親がやるものなの?』

投稿者さんの子ども時代に親が一緒に片付けてくれたのは、よほど散らかっていたときだけ。一方のダンナさんの実家では、片付けは常に親がやってくれていたそうです。どちらもそれを”当たり前”として育ってきたのでしょうね。

投稿を見て集まってきたコメントでは、「わが家では子ども本人が片付ける」という声が圧倒的でした。

『親はしない。自分が子どものときにしてもらったこともない。あまりに散らかし放題でひどかったとき、一度だけ親に机上の物を全部まとめてゴミ袋に入れられたことがある。大事なマンガもあったし、焦ったよ』

『普段の整理整頓なんて、自分でやらせる。汚くなってきたら「片付けたら」とか声は掛けるけど、手は出さない。わが家はきょうだいで机の汚さが違うから、おもしろいわ』

思春期の入口が見えてくる小学3年生。今のままでいいの?

ママたちが注目したのは、小学3年生という娘さんの学齢でした。

『小学3年生なら、もう自分でさせるでしょ。「机、片付けなさいよ」って声掛けはするけど』

『やらないよ。娘さんは嫌がらないの? 小学3年生なら、家族はあえて触らないようにするものでは? 友達との手紙とかもあるだろうし。うちは用事があって机の引き出しを開けたいときは、娘に聞いてからにしているよ』

そろそろ思春期の入口が見えてきてもおかしくないお年頃。親に見られたくないものもあるかもしれませんね。

『年齢的には自分でやっていい頃だと思う。ただ、今までに片付けのやり方を教えてあげたことはある? 整理整頓のやり方がわからないと、3年生になってもできないかも。うちの場合は親と片付けたり、整理整頓をテーマにしたマンガを読ませたりしたよ。いつのまにか私より整頓好きになっていた』

最初に物を分類するなど、片付けにはいくつかのコツがありそうです。 何も教えられていないままでは、「片付けて」と言われても何をどうすればよいのか戸惑ってしまうかも……。

ただ投稿者さんは、ちゃんとそれなりの工夫をしていたようです。

『低学年の頃から一緒に片付けたり引き出しの中に仕切りを作ったりするなど、片付けやすい工夫はしていました。娘は私が「片付けて」と言えばやっているので、できないわけではないと思います。ただ、言われなければやらない。本人にやる気がないのと、ダンナが「子どもなんだから」と甘やかした結果が今です』

娘さんの成長を阻んでいるのは……パパのおせっかい?

「やれ」と言われれば、できる。でも、しない。なぜなら「パパがやってくれるから」。問題があるとすれば娘さんではなく、ダンナさんのほうではないでしょうか?

『勝手にダンナさんが片付けしているのなら、そこからやめさせたいわ』

『これはダンナさんが変わらないといけないね。「できるわけがない」という年齢は、とっくに過ぎている。「できるけど面倒くさい」「放っておけばやってくれるからラク」となっているんだろうね。ダンナさんも「言ってもしないから、自分がやったほうが早い」となっているのかも。でも自分の机や部屋ならとにかく放っておいて、困らせたほうがいいよ』

投稿者の娘さんはまだ「パパが片付けてくれてラッキー」と思っているようですが、成長するにつれて親には触れられたくない、自分だけの大切なものが出てきても不思議はありません。そうなる前の今の段階で、自分のものは自分で片付けるという”自立”を促しておいたほうがよいのではないでしょうか? 今のままではダンナさんが、娘さんの自立を邪魔しているようにも感じられます。

あえて手伝わないことで、子ども自身が少しずつ成長していく。整理収納アドバイザー・江間みはる先生も、子ども部屋を片付けるようになるコツは「親が手伝わないこと」と説いています。

投稿者さんがダンナさんに「私の実家ではこうだったから」と伝えても、お互いの価値観の押し付け合いになる可能性も。「娘がかわいくて、手伝いたくなる気持ちはわかる。ただ、それでは娘のためにならない」と専門家の意見を引き合いに出し、説得してみてはいかがでしょうか?

文・鈴木麻子 編集・千永美 イラスト・松本うち

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
子供の学習机の片付けって親がやる?