【前編】お金を手に入れて変わってしまった夫「あんなに幸せだったのに…」悩みながらも離婚を決めた日
私たち夫婦は結婚当初、決して裕福とはいえない生活でした。私は体調を崩して仕事を辞めてしまい、夫の稼ぎはあまりよくなかったのです。
でも2人でいるだけで幸せで「お金がなくて不幸」なんて思いませんでした。子どもにも恵まれ結婚生活は順調でした。身の丈にあった暮らしを続け、この幸せがずっと続けばいいなと思っていたほどです。
生活のために始めた副業が成功するまでは……。
副業が思いのほか稼げるようになると、夫は「これでいく!」と勤めていた会社を辞め、自分の会社を立ち上げたのです。
私は不安でたまりませんでしたが、一生ついていくと誓った夫が決めたことです。「精一杯応援するね」と家計をやりくりするなど、支え続けました。
自営になって3年が経った頃、会社が軌道に乗り始めます。税理士さんにも「もう安心ですね」と言われ、世帯収入はグングン上がり、マイホームもマイカーも購入。こんな幸せがあっていいものかと思うほど、お金に困らず生活ができるようになったのです。しかし、しばらくすると夫は私に酷い言葉を浴びせるようになりました……。
最初は仕事のプレッシャーやストレスかと思い、「家族のためにがんばってくれているから」と言われるがままでした。
ある晩、ちょっとしたことで言い争いになりました。私が思わず反論すると、すごい勢いで怒り始めました。
思い出したくもないような暴言を30分以上浴びせられ、頭がおかしくなりそうでした。
建設的な話し合いをしたわけではなく、とにかく私を懲らしめたいというような態度でした。もう話し合いにならないと思った私は、夫を無視して先にベッドに入りました。すると私のベッドの隣に座って、横で独り言をつぶやくかのように、私への罵詈雑言を小さな声で繰り返します。今までにない夫の様子が怖くてたまらず、これからの生活に強い不安を感じました。
後編へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・Ponko 編集・秋澄乃