【前編】「コロナ禍だから仕方がない」なんて言えない。行事中止で落ち込むわが子へ贈る言葉とは
新型コロナウイルスが猛威を振るい、私たちの生活は一変しました。きっと子どもたちも、大人と同じように理不尽さを感じていることでしょう。大人と違い、日々成長し続ける子どもたちにとっての「1年」は、学年が上がり、大人への階段を一歩上る意味合いを持ちます。この「1年」だからこそ経験できたはずの行事やイベントが次々になくなっていった事態に、落胆する子どもも多かったのではないでしょうか。そんな子どもを一番近くで見ていたママたちは、「仕方がない」ことだとは分かっていても、安易に「仕方がない」という言葉すらもかけるのをためらってしまったかもしれません。
『うちの子は小6。今年は行事という行事のほとんどが中止になって悔しい。でもきっとこんな思いをしている子どもや親御さん、いっぱいいるよね。「仕方がない」のは分かってる。「万が一行事を開催してクラスターが発生したら……」とかも、耳にタコができるくらい聞いた。仕方がないんだよね。でもさ、何か子どもに「仕方がない」以外に前向きになれるような声掛け、あるかな?』
ママスタコミュニティに投稿してくれたママからの切実なコメントに、ママたちから集まった前を向ける言葉の数々。どうか子どもたちに届きますように……!
分かります!落胆する子どもに寄り添うことしかできません……
『うちも小6です。親子共々不完全燃焼すぎて、このまま中1になるのかーって感じです』
『もー本当悔しいね! 我慢ばっかりで嫌になるよね! って一緒に怒ってきたなー。うちはいま中1。去年突然休校にされたからね。受け入れるのにすごく時間がかかったけれど「早く落ち着いてほしいね。落ち着いたらテーマパークに行こう!」って、ダメになったことじゃなくて、やりたいことを話していたかなー』
『うちの年長もいろいろ行事が中止になって、一緒に「新型コロナのバカ―!」って泣いていたよ。本当に我慢ばっかりする子どもが報われる世界になってほしいよね』
『うちは部活が楽しくて毎日練習していた高校生。目標だった大会も部活自体もほとんどなくなって、文化祭も体育祭も修学旅行も中止。無くなりはしない勉強だけをすることになった毎日。荒れもせず、静かな毎日を送る息子にかける言葉は本当に見つかりません。私は青春時代の楽しかった思い出がたくさんあるから、本当に「仕方がない」では済ませられないです。ただ、可哀想だね……悔しいよね……我慢して偉いよね……って寄り添っているだけですね』
子どもにとっての1年が、いかに大切で尊いものであったかを痛感した昨今。とくに最終学年の子どもたちは、未消化の想いを抱えて次の道に進まなくてはいけません。ずっと楽しみにしていた……ずっと頑張ってきた……そんな子どもをそばで見続けていたママたちも、一緒にその気持ちに共感して寄り添うことしかできないのがもどかしいですよね。
今だからこそ、話し合える災害のこと、地球のこと、未来のこと……
『過去には震災や災害で、突然に命を奪われることがたくさんあった。生きているだけで幸せなんだよ』
『新型コロナウイルスにはうんざりするけど、もしかしたらこの感染症に罹った人だけが罹らない病気がこの先、出てくるかも知れない。世界的に外出制限をしても地球温暖化に歯止めがかかっていないと判明したら、世界中が温暖化について真剣に考え出すチャンスかもしれない。飲食業だけじゃなくて、この先の人類は自分の身体を使って働くことがそもそも無くなるかもしれない。人間の数は減るかもしれないけど、その分広い土地で穏やかな生活をして、勉強は電気信号で脳に直接インストールするだけで済むかもしれない。
……みたいな空想の話をすると子どもはワクワクしだして「やっぱり車は飛ぶのかな?」とか「どこでもド〇はブラックホール利用説」とかノリノリになってくれた』
誰しもが予測しなかった災害に見合ったからこそ、改めて「自分ごと」として考えることができ、親子で話し合ういい機会になったというママたちもいました。感染病は怖いけれど過去にも猛威を振るったいろいろな病があった、それらを人類はひとつひとつ乗り越えてきたというように、生命の力強さに触れるキッカケにもなるのかもしれません。
もっとワクワクすることが待っている!
『落ち着いたら、今我慢しているぶん何倍も楽しいことしよう!』
『私は「いま、たくさん”我慢の貯金”をしてるんだよ! いっぱい溜まったら、絶対にたくさんいいことが起こるから、たくさん楽しいことが待っているから、そのときを楽しみに、いまは元気に毎日を過ごしていようね」って言ってるよ』
『「人生での幸せの容量はみんな一緒だから、今大変な子は後で幸せがやってくるんだよ」って言う』
「楽しみ」「目標」を奪われた子どもたちは、「なんで自分の世代だけ……」とやさぐれた気持ちになってしまうかもしれません。そんなとき人生の先輩であるママたちは「絶対にいいことが待っているから大丈夫!」と明るい未来を照らすような力強い声掛けを心がけているのだそう。
「新型コロナウイルスが猛威を振るった年」に、たくさんの楽しみを奪われてしまった子どもたち。そんな子どもたちにママたちがしている声掛け、後編ではさらなるパワーを届けます!
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※【後編】「コロナ禍だから仕方がない」なんて言えない。行事中止で落ち込むわが子へ贈る言葉とは- 参考トピ (by ママスタコミュニティ)
- コロナで諸々の行事が中止。「仕方がない」以外の声がけ教えて!!!