「わが子がお友達に肉まんをおごっていた……」。お金を持ちはじめた小学生に、まず伝えておくべきこと
大人同士であれば何かのお礼として友人におごったり、先輩からおごられたりといった経験もあるでしょう。ただ子ども同士の場合はどうでしょう? 小学生なら大金を持ち歩くことはなさそうです。が、たまたまお金を持っていたときにお友達に”おごり・おごられる”ことはあるのかも……?
小学3年生の娘さんが「お友達に肉まんをおごっていた」という話題がママスタコミュニテイにありました。”おごる”という行動は、投稿者さんにとって想定外だったようです。
お友達がお金を持ってなかったのは、わざと?
『わが家に遊びに来ていた娘のお友達が、夕方に帰宅しました。娘はその見送りがてら、「コンビニで肉まんを買ってくる」と一緒に出ていきました。家にいるときふたりで「肉まん、食べたいね。一緒に行こう」などと話していたので、てっきりお友達もお金を持っていると思っていたのですが……。違ったようです。レジで会計する際に気づいたようで、結局娘がおごる形になりました。
最近転校してきたばかりで、私は向こうの親御さんとは面識がありません。お互いの家を行き来してはいるものの、挨拶はまだです。娘から話を聞き「おごったり、おごられたりしないこと」と言い聞かせましたが……複雑です』
投稿者さんはお友達の行動を「故意かな?」と感じてしまったのだそうです。真相はわかりませんが、わが子のお友達を疑ってしまうのは悲しいですよね。
故意に?たまたま?判断が難しいお年頃
『お金を持って来ていないのに「一緒に行こう」と言っていたくらいだから、故意かもね。肉まんもそれぞれで注文したのかな? お金を持っていないのに注文していたのなら、おごってもらう気満々だよね』
『うちも小学4年生だけど、同じことがあったな。コンビニでお菓子を買ったとき、お友達はお財布は持っていたもののお金が足りず、娘が出してあげたとか。そのお友達も悪気はないんじゃないのかな。まだお金の価値がわからないんだと思う』
寄せられたコメントのなかにも、さまざまな推測がありました。小学校中学年くらいなら、まだまだ”うっかり”が多い子どももいそうです。お金を持っているつもりで、なかった場合もあるでしょう。
『お財布を忘れたのか、たかったのか、次はおごるつもりだったのか? いろいろ考えられるよね。次にまた遊びに来たときにそれとなく観察していれば、言動からその子の性格はわかると思う。ちゃっかりしている子は、どんなときでもそうだから。娘さんもレジ前であわてたんだろうな。ただ、おごったことを正直に話したのはよかったね』
『お友達のところが常識的なお宅だったら、親にそのやり取りを話して何かしらのリアクションがあると思うけど。連絡が直接ないにしろ、次に遊ぶときにちょっとしたお菓子のお礼を持ってくるとか。何もなければ「ああ、そういうお家ね」と思う』
今回の出来事だけで判断せず、しばらく様子を見てみるのもよさそうです。
悪気のないまま”おごったり、おごられたり”する小学生
小学生であればお小遣いが少額の場合が多いでしょうし、子どもがお金を使うときは、その都度お金を渡している家庭もあるでしょう。それだけにわが子が”おごり・おごられる”ことまで考えが及ばないかもしれませんが、意外とよくあるトラブルのようです。
『うちも低学年のときにあった。おごり、おごられという感じで。「ダメ」と言ったら、それ以来はしてないよ。現時点ではそんなに深く気にすることでもないんじゃない?』
『うちの小学校でも以前に似たようなことでトラブルがあったそうで、今では駄菓子屋、コンビニ、スーパーに子どもだけで行くのは禁止になっています』
お金の観念がまだしっかりしていない時期だけに、子ども自身は悪気がない場合も多そうです。
『うちは男の子仲よし5人組だった。お小遣いの額やもらい方がそれぞれ違うから、そのときどきでお金を持っている子が駄菓子屋とかでみんなにおごったりしていたらしい。おごったりおごられたり、仲間内でうまく回していたことを高校生になった最近はじめて聞いた。ちなみに今でも”仲よし5人組”(笑)。自分の子だけがおごり続けるとかでなければ、様子を見てみたら?』
これは友達同士によほどの信頼がなければ成立しない、かなりのレアケースかもしれません。おごり・おごられる行為は友達との間に上下関係を作ることにもつながりそうです。
『相手に悪気はなくても、わが子が”財布”みたいに思われたらイヤだな。これからはナシだわ』
お金が絡むことは、とかくトラブルを生みがちですよね。
「お金は特別なもの」。子どもには禁止事項をはっきり伝えておこう
おごり・おごられる行為をはっきり「ダメなこと」として言い聞かせている家庭も多くあります。
『基本的にお金の貸し借りはダメだし、小学3年生ならわが家では親なしの買い物も基本的にダメ。結局今回みたいなことになるし、こうなったときにモヤモヤするのは親だから』
『今回は勉強代だと思って諦める。次からは10円でも1円でも「お金の貸し借りと、おごり・おごられは禁止」と叱る』
『友達同士でコンビニに行ったりするのは、高学年からだな。子どもだけでお金を持ち歩くと、こうなるのは目に見えている。今までそういうことを話していなかったのなら、教えるよい機会になったんじゃない?』
投稿者さんにとっては軽くショックだったかもしれませんが、「こういうこともあり得る」と知る好機だったと考えてみてはどうでしょうか? 投稿者さんも自らを反省したようです。
『そうですね。友達もお金を持っているものと思っていたので、「お小遣いで買うくらいならいいかな」と安易に考えていました。娘には「これからは友達同士ではお店に行かないし、貸し借りや”おごり・おごられる”はナシ」と話しました』
娘さんの転校先でできたお友達。心細い日々のなか、仲よくなったときはさぞかしうれしかったでしょうね。大切なお友達との関係が、こんなことでぎくしゃくしてしまうのは避けたいところです。次に会ったときは投稿者さんからお友達にも「我が家では、おごったりおごられたりはナシというルールなの。お金は大事なものだからね」と、はっきり伝えてあげてはどうでしょうか?
文・鈴木麻子 編集・千永美 イラスト・おぐまみ
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