【後編】「義母が亡くなってもお葬式には出たくない!」、この主張をとおすためには離婚しかない!?
義母からの度重なる嫌味が原因で、旦那さんに「義母が亡くなっても絶対にお葬式には出ない!」と宣言した相談者さん。けれども旦那さんからの返答は、「それならば離婚をして恋人に戻ろう」というものでした。きっと旦那さんなりに考え抜いて出した結論なのでしょうけれど、相談者さんは本当に「義母のお葬式に出たくない」がために離婚を決めてしまってもいいのでしょうか?
“常識的な対応”ができないからと離婚を決めなくても、他にも方法はあるはず!
義母の葬儀に出ないとなれば、離婚しか選択肢はないと考えている相談者さん夫婦。しかし旦那さんの気持ちひとつで、「妻がお葬式に参加せずにすむうえに離婚をしなくてすむ」方法もあるようですよ。
『子どもと旦那だけ行かせたらいい。具合が悪いふりしたらいいよ』
『行かなくていいよ。義母と5年も会ってないなら旦那側の親戚とも付き合いしてないんでしょ? だったら行かなくて親戚にとやかく言われても別にあなたは痛くも痒くもないでしょ? あからさまに行かないとするのは世間体なのか。旦那に対して悪い気がするのなら、義母が亡くなってから体調不良になって寝込んどいたらいい』
『籍を抜いたら子どもはどうするの? いまのまま会わずにいて、葬儀も行かなきゃいいよ。親戚になにか聞かれたら、旦那さんに「妻は体調を崩していて」って言わせる』
もし相談者さんと旦那さんが離婚をしたとしたら、おそらくそのときの2人の関係は恋人同士でしょう。たとえ恋人になった元妻であっても、離婚をせず妻でいたとしても、お葬式に出ないことで周囲からもたれるイメージは変わらないのではないでしょうか? それならばいっそのこと離婚をせずに、旦那さんひとりでお葬式に参加してもらう選択肢があってもいいと思います。あたりさわりのない周囲への言い訳として、「妻は具合が悪くて」と言ってもらってもいいでしょうし、深堀りされないために「妻の都合で」とだけ言ってもらってもいいでしょう。理由はなんでもいいです。もう2度と会わないであろう義母のまわりの人に悪く言わても、きっと痛くも痒くもありませんよね。
義母が亡くなってから出席の可否を決めても良いのでは?
『義母が亡くなったときにあなたの好きなように決めたら良い。生きているときに決める問題じゃないよ』
『別にそんなに嫌なら行かなきゃいいよ。熱でも出したことにしたらいい。死んでから考えたら?』
とはいえ相談者さんの義母はまだまだご健在。それならばお葬式のことは、そんなに急いで考えなくても大丈夫ではないでしょうか。いつか旦那さんが相談者さんの気持ちを受け入れてくれるかもしれませんし、義母の弱り果ててしまった姿を見て相談者さんの気持ちが変わる可能性だってあります。それでも最期のときまで互いの意見が平行線のままだったならば、お葬式当日に「具合が悪いから」と演技してしまうのもひとつの手段です。旦那さんは相談者さんのことを好きだと言っていますし、お葬式のことさえなければ、きっとこのまま夫婦関係は継続していきます。今後義母の顔を見たくないがために“離婚”を決めるのは簡単かもしれません。しかし互いの愛情も時間もまだまだあるのに、義母が亡くなったときのことを考えて“離婚”を選ぶのは、少しばかりもったいない気もしてしまいます。
文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・藤森スズメ
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