【後編】既婚の私「育児が大変!」独身の友人「婚活が上手くいかない」間に感じた深い溝。立場の違い、減っていく交流……
それぞれの立場の違いからか、少しずつギスギスし始めた私たち。それでも緩やかに交流は続いていました。ある日4人でグループチャットをしているうちに「久々にみんなで集まらない?」と言う流れになりました。いったんは全員が集まれることになったのですが、直前になって友人BとCが仕事の都合でドタキャン。結局、友人Aとふたりで会うことになりました。
約束したのは土曜の昼下がり。いつもなら友達と会うときは夫に子どもを預けていくのですが、その日はあいにく夫が休日出勤だったので娘を連れていきました。Aは最初のうちこそ娘を「かわいい~!」と言ってくれていたのですが、娘がグズったり、勝手に席を立って店を走り出したりしだすと、なかなか会話がスムーズにいかなくなり……次第にうんざりしたような顔になっていきました。愚痴を言う彼女に私はひたすら聞き役にまわり、彼女の不安を少しでも癒すことができたら……と思ったのですが、彼女はずっと同じ話を繰り返します。
彼女の発言に思考がフリーズしてしまいました。「私みたいに結婚できない」という言葉に対しても、どうリアクションしたらいかわからない。それに……娘の容姿をけなされて泣きそうになってしまった私。あまりにもショックすぎて頭が真っ白になり、ただ呆然とするしかありませんでした。 帰り道、娘のベビーカーを押しながら、猛烈に悔しさと悲しみが襲ってきました。
30代にもなると、友人関係は難しくなるのでしょうか。もしかしたら今は子どもを介して別の人と知り合ったり、パートや趣味、地域活動を通して友達ができたり、そういうことを優先する時期なのかもしれません。 昔からの友達と進む道が違ってしまったことは正直寂しくもありますが、今は娘と夫を大切にしながら、これからの出会いを楽しみにしていようと思っています。
昔の友達は……しばしのお別れ。今までありがとう。私は今でもみんなのことが大好きだし、みんなと一緒に一度しかない青春を過ごせて本当に幸せでした。また縁があれば、再び仲良くなれる日が来るでしょう。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・春野さくら 編集・Natsu
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