産後2週間が経ちましたが家事がなかなかできません。悩むママに寄せられた優しい言葉の数々
『産後、家事がなかなかできません。現在、産後2週間が経ちました。みなさんはこのぐらいの時期、家事をどこまでしていましたか?』
出産という大仕事を終えたママの体は、自分で思っているよりもずっとずっと疲弊しているはず。しかし産院から自宅へ戻れば、生まれたばかりのわが子の世話に加え、通常の家事が待ち構えています。なかにはきょうだいがいるご家庭も珍しくないでしょうし、そうなると上のお子さんのお世話も必要となります。これほどまでのハードワークは産後のママに大きな負担とならないでしょうか。
赤ちゃんが寝ている間に家事をやろうとしてもできないジレンマ
産後2週間が経過し、赤ちゃんのお世話以外の家事ができないことに悩んでしまっている投稿者さん。
『赤ちゃんが寝ている間に家事をやろうと思っても、なかなかまとめて寝てくれなくて。上の子の送り迎えや洗濯、赤ちゃんのお世話などをしていたら、料理や掃除までなかなか手が回りません。部屋はおもちゃでぐちゃぐちゃ、夜ご飯も作れないことがあります。赤ちゃんが寝ている間に一緒に少し休みたいなぁと思っても、家事があるので休める時間もなく、自分の要領の悪さに嫌気が差します』
産後の弱った体でムリに家事や上のお子さんの子育てをすると、心身含め今後に影響を及ぼしてしまいそうです。できれば旦那さんなど誰かに協力してもらいながら、ママは赤ちゃんのお世話と休息をメインにできればいいのですが……。
『旦那は食器洗いとか言えばやってくれるんですが、疲れて帰ってきているのに悪いかなと思ってしまい頼めません。赤ちゃんが泣いたら抱っことかおむつ替えとかはしてくれるんですが、赤ちゃんが寝ていたら、ソファに転がってスマホでゲームとか見ていて、正直ムカつきます』
言われないと何もしない・できない旦那さん。最初はお願いしていても段々お願いすることが面倒になると投稿者さんは話しています。そのお気持ち、とてもよくわかります! しかも暇になるとスマホゲームをしていたりTVを見ていたり。下手をするとリビングのソファで爆睡なんてことをされて、怒り心頭となった経験をもつママもいるのではないでしょうか?
それでも日常は続きます。赤ちゃんの世話や、自分の体を休ませたいけれど、休むまもなく溜まっていく家事……。出産を経験しているママたちは、どれぐらい産後の家事をこなしていたのでしょう?
家事はできなくても仕方ないと思うこと!
『産後はできるだけ体を休めないとダメだよ。部屋は散らかっていても死なないから。赤ちゃんが寝ているときは一緒に寝て。旦那にも遠慮せず家事をやってもらって。料理も簡単なものでいいし、できなくても仕方ない時期なんだから。できなくてストレスが溜まるなら、お金を出して家事代行を頼んだりするといいよ。ムリしないでね』
『産後2週間なんて、まだまだ体を休めるときだから家事は必要最低限でいいよ。旦那も疲れているだろうから、お互いぐうたらするって決めたらイライラしないんじゃないかな』
『なぜ家事優先? 赤ちゃんの世話に専念してください。赤ちゃん優先、ママの体優先! 力仕事やムリをしたらダメダメ! 体にさわるよ。旦那なんかムシしていいよ。自分の世話くらい自分でしてくださいって思うわ』
ママたちから寄せられた言葉のほとんどが、「ムリをしなくていい」、「家事はできなくても仕方がない時期だから大丈夫」という励ましの言葉ばかりでした。
ママの声にもあるように、優先すべきは赤ちゃんのお世話と、ママの心身の回復ですよね。部屋は足の踏み場もないほど散らかっているかもしれませんし、旦那さんに嫌味を言われるかもしれませんが、気にしなくていいんですよ。
今ムリをするとあとから取り返しのつかないことに……
『本当に1カ月は休んで。私、2人目で産後いろいろ動いていたら、子どもが1歳ぐらいになったときに本当に体調を崩したから。あとからくるよ』
『うちも旦那は使えないし、上の子の面倒もあるしで。退院した日から日常に戻ったけれど1年半後にぶっ倒れたよ。過労と栄養不足だって。旦那さんに相談してみた? 寝不足なだけでもツライのに』
『娘がご機嫌よくたっぷり寝る子だったから乗り切れたけど、数カ月後にムリしていたことが祟って情緒不安定になった』
今は頑張れるから大丈夫と思っていても、心身のさまざまな不調はあとからやってくるかもしれません。そのとき後悔しても遅いというような声も寄せられました。
分娩が終了し、ママの体が妊娠前の状態に戻るまでを「産褥期(さんじょくき)」と呼びます。この期間は十分に休養をとる必要があります。産褥期にムリに体を動かしたり、強いストレスを感じてしまったりすると、心身ともに不調を起こしてしまいかねません。上にお子さんがいるので、家事をしなければと思ってしまう気持ちもわかりますが、できないことが当たり前と割り切って、要領が悪いなどとご自身を責めないでいいんですよ。
手を抜けるところは最大限に手を抜き、使えるものは何でも使う!
『宅配弁当を利用するといいよ。食べたら容器は捨てるだけですむし。掃除きかけと洗濯は旦那にしてもらう』
『市区町村のサポートに頼れない? 実家に頼れたら1番いいんだろうけど、今は近場で育児や家事とか誰かに頼れる制度を利用することもアリだよ』
『家事なんてしなくていいよ、今は体を休ませてとにかく眠って! 汚い部屋で旦那が買ってきた弁当を食べていたなぁ。洗濯は帰ってきた旦那がコインランドリーに持って行って、乾燥してきてもらっていたよ』
食事は冷凍食品やお惣菜を、買い出しは宅配やネットスーパーを駆使する。洗濯はするけれどすぐに干さなくてもいいし、洗濯をする回数も減らす。可能なら旦那さんにコインランドリーへ行ってもらってもいい。紙皿や紙コップ、割り箸を使うなどして洗い物を減らす。このように産後のママたちは、できる限り家事をせず、赤ちゃんのお世話と母体の回復に力を入れてきたことがわかりました。
多くのママたちがこのように産後は休むことを優先して、家事などでムリをしてはいけないと話しています。
ムリせず焦らずできることだけをやろう
『お殿様ならぬ、「産後のママ様」になろう! ムリせずにゆっくりとだよ。子どものことと睡眠を最優先に!』
ママたちの声のなかには、ご自身は産後すぐから家事育児に普通に戻ったという声もいくつか寄せられていました。しかしどの声にも、「私はできたけれど、あなたはムリをしないで」というメッセージが添えられていて、ママたちの優しい思いがこれでもかとあふれていました。
上のお子さんのお世話と赤ちゃんのお世話、自分の睡眠時間の確保が最優先であることを旦那さんに伝えて、「できることしかできません・やりません」というスタイルを今は貫いてみることをオススメします。
産後直後は赤ちゃんのお世話をするだけでも心身ともに疲れ果ててしまうかもしれませんので、「要領が悪くてもいい!」「家が散らかっているけど死なない!」と自分に言い聞かせ、今目の前にある優先事項にだけ全集中で挑んでみてはいかがでしょう?
文・櫻宮ヨウ 編集・山内ウェンディ イラスト・Ponko
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