子どもの作品や日記。捨てられなくて困っています……。良い方法はありますか?
家の中がお子さんの作品や思い出の品で溢れている、というお宅はありませんか? お子さんがいると大人だけの生活では考えられないほどに物が増えてしまいがちですよね。ママスタコミュニティにも「思い出の品が捨てられない」というママからの相談がありました。
『思い出や思い入れのあるものが場所をとっています。いつか読み返すかも、と思って残している日記やスクラップ記事、子どもの作った作品集……。思い入れが強く、かさばるものをどうすれば良いのか、アドバイスはありませんか?』
子どもの作品を残すか捨てるかは、どの家庭にとっても大問題かもしれません。大人にとっては「ゴミ」のように思えるものでも、作った本人にとっては「宝物」になることもあるからです。そんなお子さんたちと上手に折り合いをつけているママたちからアイデアが寄せられています。
子どものものは子ども自身に選別させる
『うちは子どもたちに選別させた。潔くて、ほとんど残らなかった』
『子どもの作品は全てそれぞれの部屋に置いている。「捨てないで」と言ったものも、数ヶ月後にもう一度聞くと「もういらない」って言ったりするよ』
『子どもが捨てたくないものは捨てなくていいけど、一定期間飾っておいたら、自分から「捨てて」と言ったりするよ』
幼稚園や学校で時間をかけて作ったものから、遊びの中で作ったものまで、すべてを取っておくというのは現実的ではありません。とはいえ、本人にとっては「価値がある!」ということもあるでしょう。「捨てるかどうかは本人に決めさせる」というママたちの戦略はなかなか良さそうです。「潔くてほとんど残らなかった」というお宅や「数か月後にはもういらないと言った」というお子さんの例を聞くと、試してみたくなります。作った本人が選別することで、親も子も「納得して」処分できますよね。
思い出は記録に残してから処分
『かさばるものは写真を撮って捨ててるよ。玄関に飾れそうなものは飾ったりしてる。「恥ずかしいからやめて!」って言われたら写真撮って捨てる』
『無理に捨てなくていいとは思うけど、子どもの作品は写真に撮って捨ててる』
『最終的にはデジタル化して捨てるのはどう?』
『使わないものは写真撮って捨てましょう』
大きなものや年月の経ったものは「写真に撮って」記録し、処分するというママたちもいました。撮った写真を使ってフォトブックを作れば「作品集」としても残すことができます。少し手間がかかりますが、本人だけでなく親にとっても良い思い出になるのではないでしょうか。
思い出専用の場所を作る
『 思い出用の倉庫建てれば? 蔵みたいなのでいいから』
『まずは枠決めをする。私は無印の衣装ボックス1つに思い出の品はあるよ』
「蔵を建てる」のは少々大げさですが、思い出を収納しておくボックスを作っておくのも良い方法ですね。そのボックスが一杯になったら中身を見直す、と決めておくとスッキリとした収納ができるでしょう。また、学期末にお子さんと一緒に整理する、年度末に「思い出ボックス」の中身を見直す、という時期を決めて取り組むのも良いかもしれません。
捨てる前の儀式を決める人も
物を捨てることに抵抗のある人に向けてのアドバイスもありました。
『使わないものは役目を終えたものだから「ありがとう」と言って捨てようと子どもに話しています』
『データベースにして保存したら、お焚き上げみたいな供養したら良いんだよ。それがまたひとつの思い出になるから』
『子どものものは持って帰ってきたときにすーっごく褒めて、子どもがいないときに捨てちゃうよ』
人形やぬいぐるみは、神社仏閣で人形供養をしているところもあるようです。同じような考え方で大切なものを「供養」して処分する、というママもいるようです。また、使わないものは「役目を終えたもの」と教えたり「ありがとう」と言って捨てるなど、お子さん自身が納得できるような工夫をしているママもいました。親としては「増える一方だから捨てなさい」と言いたいところですが、そこをぐっと我慢して上手な声かけをすることで、親子ともに気持ちよく片づけられるかもしれませんね。
考え方を変えてみては
『捨てられない人ってモノに意味付けをするんだよね。これは初めて◯◯したもの、これは思い出があるから……というように。でも、モノはモノだよ』
という少々手厳しい意見も寄せられました。捨てられないのは自分自身の気持ちのもちよう、ということかもしれません。
『親がいらないものを処分してると子どもも自然にいるいらないを判断するようになるよ』
子どもたちは、親の生活の仕方をみながら育っていきます。投稿者さんのように、日記やスクラップ記事など、お子さんの作品とは関係のないものまで大切に取っておきたい、と考える人は、自身の考え方を見直す必要もあるかもしれません。
物が溢れ、雑然とした部屋で勉強や遊びの時間を過ごすよりも、整った部屋で過ごす方が気持ちがいいでしょう。とはいえ、忙しい毎日の中では「片づけ」ばかりをしていられないのも現実です。ママスタコミュニティに寄せられたアドバイスを参考に「処分の判断は子どもに任せる」「収納の範囲を決める」など、できるときに、できることから始めてみてはいかがでしょうか。
文・すずらん 編集・山内ウェンディ イラスト・なかやまねこ
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