【後編】子どものころから弟のことばかり可愛がり、きょうだい差別をする実母。やっぱり息子は可愛いのだろうか……
ずっと実母から弟と差別されてきたと語る投稿者さん。これから2人目が生まれるので、もしかしたら自分も差別をしてしまうかもしれないと不安を感じています。そもそも、性差で子どもとの接し方を変えてしまう親にはどんなわけがあると考えられるでしょう?
親はなぜ姉と弟で差別をしてしまうのか?
親との相性も関係している
『兄弟姉妹でも親との相性あるからね』
単純に子どもとの相性が関係しているのでは? という声が挙がりました。いくら親子とはいえ、それぞれ性格や考え方の違いがありますから、相容れない部分があったとしても不思議はありません。つまりこの場合は、子どもに寄って接し方が変わるのに性差は無関係ということになしますね。ただいずれにしてもいつも一方とだけ相性がよく、一方とだけ相性が悪いケースがあるかというと、筆者は、個人的にはそうではないのではないかと思っています。たとえば筆者の場合、息子とは好きな俳優が同じなので、その人の話題になると盛り上がります。娘とはファッション感覚が似ていることもあって、洋服などの話をするのがすごく楽しいです。偏りはないんですよね……。
性別ではなく、下の子だからでは?
『男の子の方が可愛いというより下の子の方が可愛いんだと思うよ』
『そうだね。うちも下の娘を可愛がりすぎて長男から怒られる』
性差でも性格の問題ではなく、下の子だからよけいに世話を焼いてしまう、気にかけてしまうという人もいるのではという意見もあります。特に幼いうちは上の子ができることでも下の子にはできないこともたくさんあり、母親がいっそう目を配りがちになります。放っておいても何でもできる上の子とどこか危なっかしい下の子では、下の子のほうについ多めに手を差し伸べてしまいたくなるのが親心。当たり前なままいろいろなことをしてあげていて、それが時を経てもなおクセのように残っているパターンもありそうですよね。投稿者さんの弟さんはまだ親元にいるということですから、余計にいろいろと気がかりなのではないでしょうか。
明確な理由なんてないのかも。母親は差別に気づいていないんだよね
『私も弟との差を感じていた。大人になって母に冗談で言ってみたけれど、「えー、そんなことはないよー」と全然気づいてない感じだった』
明らかに母親はきょうだいの差別をしていても、本人は全く気づいていないことも少なくありません。投稿者さんのお母さんも、何の疑いもなくお風呂洗いをお願いしているようです。家事には慣れているだろうし、目の前にいたから頼んだ、頼めばそつなくこなしてくれるからお願いした、少なくとも里帰り中の風呂掃除についてはそういった可能性も考えられますね。
自分がきょうだい育てをするときには、平等にする部分と違いを認めて接する部分を使い分けてみては?
『投稿者さんが親からされて悲しく感じたことを思い出し、気をつけながら子育てしたら大丈夫だと思う』
投稿者さん自身が母親から差別をされてきたと感じていて、辛い思いや不安を抱えています。でもその経験を自分の子育てに活かすこともできるのではないでしょうか。自分がされて嫌だったことを子どもにしないことはもちろんですが、子どもの気持ちや個性を考えながら接することもできますよね。その上であえて接し方を変えるのも子育ての方法の1つでしょう。
『うちの母も弟に甘かったので、自分はそうならないように気をつけている。私は息子と娘、それぞれ甘やかすところが違うという感じ。お金のかけ方に関しては平等』
『物は平等に与える。褒め方や怒り方、教育の仕方はそれぞれに合わせる』
子どもにも個性がありますから、褒めるとき叱るときなど場面ごとに、相手次第で伝え方や接し方は違っているほうが自然にも思えますよね。ただ片方には買ってあげるけれど、もう片方には買わないといった物質的な不平等が起きないように配慮するというママも。実母のふるまいを反面教師にして、子どもそれぞれの性格をきちんと理解しながら、適切な子育てをしていけたらいいですね。
文・川崎さちえ 編集・blackcat イラスト・Ponko
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- やっぱ母親って息子の方が可愛いんだよね