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【後編】大嫌いで大嫌いで仕方がなかった義母が亡くなった。「だけれど……」心の内に涙

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大嫌いで仕方がなかった義母が亡くなった。それなのに相談者さんの心に残ったのは……“悲しい”という感情でした。

生きているあいだにその人の良さを理解し、そして感謝したい

『なんか分かるなぁ。私も義母が大嫌いなんだけど、亡くなったらきっと泣く。もう少しだけ、優しくしてみよう……』

『何だよぉ。全力パワフル、孫にも好かれるいいおばあちゃんじゃないかぁぁ……』

『全ては自分のためではなく愛する家族のためにしていたことなんだね。お嫁さん、愛されていたんだね。泣いてもいいよ。供養してあげてね』

『読んでいて良い義母さんだったように思える。あなたのことや、お孫さんのことを大事にしていたんですね。思いやりのあるお義母さんだったんですね。あなたの注文したものがきてないときに店員に言ってくれたり、駐車場で駐車場が空くまで一緒に待っててくれたり、優しいお義母さんでしたね。そんな義母さん、中々いないと思います。良い義母さんに出会えて良かったですね』

人と人が一緒に居ればイライラすることもあるでしょう。妻が忙しくしているというのに何も手伝わずゴロゴロしている旦那に、“むかつく”と思うことがある。トイレすら行く暇もなく子どものお世話をしないといけないときは、“たまには1人になりたい”とも思う。自分を守ってくれてときには叱ってくれる、そんな母を“お節介すぎる”と思うことだってあるでしょう。けれどよく考えてみてください。旦那さんは家族のために一生懸命働いている、子どもはママのことが大好き、母は子どものために身を粉にして尽くしてくれている……。

距離が近いときは「嫌い、嫌い」とばかり思っていても、離れてみると温かさが分かることもあるはず。人の命は永遠ではない。そのことを理解しながら、お互いが生きているあいだに、感謝の気持ちは口に出して伝えあいたいですね。

相談者さんの心の平穏を、そしてお義母さんのご冥福をお祈りします

『人として素晴らしいお義母さんですね。あなたの気が済むまで泣いたらいいよ。お悔やみ申し上げます』

『いい方ほど早くなくなる。ご冥福をお祈り致します』

自分のことを心底嫌いな相手に対して、思いやり溢れた行動をとれる人はなかなかいません。お義母さんが生きているあいだに「大好き」「ありがとう」と相談者さんが口に出せなかったとしても、きっとお義母さんは相談者さんが心の中では自分を好いて、信頼してくれていることを分かっていたのでしょう。今はただ“大嫌いだけれど大好きだった”お義母さんのためにも、そして自分の気持ちを整理するためにも、たくさん涙を流してあげてください。

文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・Ponko

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