年賀状もうやめてもいいかなあ……。みんなは出す?出さない?
『今年はもう年賀状を出すのはやめようかな。それとも年賀状をくれた人にだけ出すシステムにしようかな』
メールやSNS、LINEなどで簡単に年末年始の挨拶がやり取りされることも珍しくなくなり、年賀はがきを購入してまで年賀状を出すことに疑問を持つ方もいるかもしれません。誰しも慌ただしく余裕がなくなる12月。やることが山積みのなか、年賀状まで手が回らない! と頭を抱えるママもいることでしょう。
実際のところ、どれぐらいのママたちが年賀状で年始のご挨拶をしているのでしょうか。
減りゆく年賀状。ネットの普及で変わる年始のご挨拶
お正月の風物詩の一つともなる年賀状。時代の移り変わりやデジタル・SNSの普及などに伴い、郵便で年賀状を出す人は減ってきているようです。経済産業省のデータによると、2008年頃には約29億通の引受があった年賀状も、10年後の2018年には19億通にまで減ってしまっています。たった10年で34%も減っていることには驚きです。
『私も~。年賀状、面倒だよね……』
『私もやめた~い』
投稿者さんが思わずこぼしたような「年賀状をやめようかな」という投稿に、ママたちからは共感の声が寄せられました。
年賀状って年賀はがきを購入したり、デザインを考えたりと、作成する前から手間が多いですよね。段取りがついたら今度は宛名を書いたり手書きのコメントを入れたり……と。次から次へと手間がわんこそば状態に積み上がってしまうところもやめたくなる理由ではないでしょうか。年の瀬の忙しいときに年賀状の手間がなくなったら、どれほど気が楽なことか……。そう思うママたちの気持ちもよくわかります。
年賀状、やめました
『うちも2年前にやめた。かなり楽だよ』
『うちもやめたわ。余計なお金を使わなくていいし』
『年賀状をやめて10年くらいたったけど、来る枚数はかなり減ったし、出さなくていいから楽だよ。年末せかせかと「早く出さなきゃ!」と焦ることもないしね』
年賀状をやめたいと思っている投稿者さんの声に、すでに年賀状をやめているママたちからの声も寄せられました。実は筆者も数年前に年賀状を出すことはやめているので、年賀状から開放された快適さ、とてもよくわかります(笑)。
年賀状をやめることで手間が減りますし、年賀状にかかる必要経費もかからなくなります。年賀状をやめるだけで、年末年始の物入りの時期にお財布に優しくできますね!
届いた年賀状に返信しないママも結構いる?
『何年も前にやめたよ。年賀状が来ても返すことすらやめた』
『うちは一昨年にやめた! 来た人にも返していない!』
投稿者さんは、年賀状をくれた人には返信を出そうかなと考えているようですが、年賀状をすでにやめているママたちは、もらった年賀状にもとくに返事はしないと話していました。
「みんなでやめちゃおうよ!」という声も(笑)
『もうさ、全国民でやめよう!』
『絶対会うつもりないのに、「今年は会おうね!」とか20年くらい書いてくる人に返事を出すこともキツイ。頑なに出してくる人って、ある意味義理堅いのかも』
なんとなく社交辞令のような一言コメントを書いてみたり、書かれたり。このやり取りいつまで続くのかな……と思うと、もういっそ「みんなで一斉にやめてしまえば楽になるのに」といった声も寄せられています。自分だけやめるって、少し勇気がいるときもありますよね。
それでもやっぱり年賀状は出したいしもらいたい
『私は逆に「年賀状友だち」はやめたくない。1年に一度、近況を伝えあったり翌年にアンサーが来たりで楽しいから。日常的に会う人にはわざわざ出す必要もないかなと思っている』
『私はめんどうくさいけど、やっぱりもらうと嬉しいから出すよ。2年ぐらい年賀状をくれない人には出すのやめようかなって感じ。少し寂しいけど』
『まだ若いうちは年賀状なんて煩わしいだけかもしれないけれど、高齢の方とかは楽しみにしている人も多いかもね』
年賀状を準備して出すことは面倒だけれど、届くと嬉しい。まさにこれぞ年賀状の醍醐味といったところでしょうか。おとなになるにつれ、年賀状でしか連絡を取ることもない古いお友だちもいるでしょうし、年の一度のお付き合いとして楽しむ考え方があってもいいかもしれませんね。
「年賀状やめます」宣言!
『何年か前の年賀状に、「年賀状は今回をもちまして最後とさせていただきます」と書いて出したら来なくなったよ! 楽ちん!』
『旦那側の親戚が多くて、毎年年賀状を出し合っていたけど、去年の年賀状に「今年で最後にする」って内容が3件もあって。そのあと新年会で会ったときに、みんなで年賀状はなしにしようかって決定した』
思い切って「今年で年賀状は最後にします」と宣言する年賀状を出すという声も。なんだか素晴らしく潔くて気持ちがいいですよね。もちろん宣言せずにフェードアウトしても構わないのですが、あえて宣言する方法もあるのだなと気付かされました。「年賀状やめます」宣言をしてあると、出すかどうか迷ったときに「出さない」選択肢を選べることも助かりますね。
年賀状をやめる・やめないも個人の自由!自分らしい年始のご挨拶でGO!
時代が移り変わるなか、昔から受け継がれてきた文化が変化することもありますよね。しかし変化することが必ずしも悪いわけではありませんので、年賀状をやめる・やめないは「個人の自由!」でいいのではないでしょうか? もちろん「年賀状が届くと嬉しい」という声もありますので、100%なくしてしまうのではなく、あくまでも「個人の自由」の範疇で。
年賀状という選択肢もあるという風に考えて、どのようなやり方を選択するか、自分らしい新年の挨拶とは何か。あらためて考えてみるきっかけにしてみてはいかがでしょう?
文・櫻宮ヨウ 編集・山内ウェンディ
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