【双子出産ダイアリー16】「地獄」産後うつ一歩手前!生後3ヶ月で「寝かしつけ」を止めました
双子を育てていく上で大変なことのひとつに寝かしつけがあると思います。1人の赤ちゃんでも大変なのに、2人同時に寝かさなくてはいけないのですから。わが家でも開始早々に行き詰まっていました。 夜は前半(21〜2時)と後半(2時〜6時)に分けて、夫との交代制で双子の面倒を見ていました。
私は前半の担当だったのですが、この21〜2時が魔の時間帯で寝かしつけようとしても1人ずつしか抱っこできない、当然抱かれていない方は泣きます。泣いたまま放っておくのも可哀想なので抱っこする方を変えると、今度は布団に寝かされた方が泣いてしまうのです……。
2人の泣き声が産後の疲れた身体に響き、耳栓をしながら抱っこする日もありました。そんな日々に限界を感じたとき、ふと「ネントレ」の言葉を思い出したのです。調べてみると添い寝や抱っこはせず、布団で寝せるトレーニングがあるということで、試行錯誤しながらやってみることにしました。
先々を考えてもどんどん重くなる双子。ゆっくり抱っこはしてあげられないのだし、抱っこでしか寝れなくなったとしたらずっと抱っこを求めて泣くのではと不安になりました。双子が自力で眠れるようになった方が親も子もお互いのためになると言い聞かせて心を鬼にしました。このときも泣きたい気持ちを抑えながら耳栓をしていました。 1週間ほどで効果が出ると書かれている情報もありましたが、わが家の双子の場合は3週間はかかったと思います。その間やっぱり何度も迷いましたが途中で止めると、せっかくのトライが無駄になってしまう。逆に双子にかわいそうなことをしてしまうと考えて耐えました。
結果、私は「ネントレしてよかった〜!」としか言えません。だたこれは決してどんどんネントレしましょう! という勧めではありません。手探りで進めるのは本当に怖かったです。もし寝かしつけに少しでも不安があるなら、産後ではなく妊娠中早めにネントレの本を熟読するなり、人員の確保をしておいた方がいいということをお伝えしたかったのです。
我が家の寝かしつけは夫婦2人で「やるしかない!」と思っていましたが、思った以上に早く精神と身体の限界が来ました。双子の寝かしつけは想像よりもずっと大変です。 産後はネントレしたいと思っても本を読む暇も体力もありません。私のように突然思い立ち情報を自分なりに解釈して独自のやり方で始めても成功する保証はありません。1回始めたらやり遂げる意思も必要です。 今は電動バウンサーのレンタルなどの選択肢もあります。
わが家はすぐ見に行ける場所に寝かせていたので使いませんでしたが、ベビーモニターなどがあるといいと思います。特に双子家庭は産まれる前に「どう寝かせるのか」しっかりじっくり細かく話し合っておいた方がいいです。これからママパパになる誰かの参考になれば幸いです。
文、作画・春野さくら 編集・Natsu
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