親を亡くしたら立ち直れる自信がない!親の死を受け入れるのに必要なものとは
皆さんのご両親は健在ですか? ご両親が身体のどこかを悪くしていたり、持病を抱えていたりする人もいるかもしれませんね。「人は誰しもいつかは亡くなるもの」と、頭では理解していても自分の親がこの世から去るのはつらいものですよね。ママスタコミュニティには自分の親が亡くなったら……? と悩むママから投稿がありました。
『親が亡くなった人はどうやって立ち直ったの? 今は健在だけど高齢だし、いつかはいなくなってしまうよね。いなくなったら耐えられない』
投稿者さんは自分の親が亡くなったときのことを考え、不安になってしまったようですね。投稿者さんの「親を亡くした人はどのように立ち直ったのか?」という問いかけに、ママスタコミュニティのママたちからはどのようなコメントが寄せられたでしょうか。
時間が解決してくれた
まず届いたのはこちらの意見です。親を亡くした悲しみは時間が経つことで少しずつ和らいだ、とのコメントが寄せられました。
『私は26歳のときに実家から離れて暮らしていて、父から連絡がきたよ。突然の母の死が本当につらかった。それから8年、時が解決したよ』
『時が経てば落ち着いてくるけど、心の中はまだポカーンとしている』
『本当、時間が薬だったよ。思い出しては涙、を繰り返して。今じゃ泣くこともなくなったかな』
『時間が経つとだんだん癒えてはくるけど、時々思い出して会いたくなるよ』
亡くなってすぐは涙に暮れる日々を送っていても、時間が経つにつれて泣くことが少なくなっていったと話すママも。長い間を共に過ごした親を思い出すたびに悲しみや涙が溢れてくることがあるでしょう。これ以上の悲しみはないと思っていても、時間が経つにつれ少しずつ心が落ち着いてくるのかもしれませんね。現実を受け入れるためには少なからず時間が必要、と言えるのではないでしょうか。
家族がいたから乗り越えられた
『4年前に父親が癌で亡くなった。時間と共に悲しさは薄れていくんだけど、ふとしたときに「お父さんはいないんだ……」と思ったら今でも足がすくむ感じになる。でも子どもと旦那がいる生活に救われているよ』
『小学生のときに父を、30代前半で母を亡くしています。周りに人がいてくれることで早く立ち直れるかな』
『旦那や子どもの存在が支えになってくれたよ。特に何をしてくれたわけでもないけどね』
『母は中学の時に亡くなった。父は5年前に。もう立ち直ったと思っていたけど、初めて子どもを産むときや産んでから実母がいたらなって思うことが一時期増えた。でも父に孫の顔を見せられたのは良かったなと思う。毎年命日が近づけば思い出すし、子どもの成長を見て思い出すときもある』
時間をかけて親との死別を受け入れることができたママがいる一方で、家族の存在が助けになったママもいるようです。親が亡くなったとはいえ、生きていかなければなりません。悲しみに暮れたい気持ちを抑えながら、生活に奔走することもあるでしょう。特に子どもを育てていると毎日があっという間ですよね。子どもの成長に一喜一憂していると悲しみに浸る時間が少しだけ減るかもしれませんね。家族との思い出や子どもの成長を共有したかった……そう思い、親を偲ぶこともまたひとつの供養になるのではないでしょうか。
悲しみの先にたどり着く感情とは
『立ち直るとか乗り越えるものでもなく、時間と共に持つ感情が変わるだけ。悲しみが薄まるとも限らない』
『私が32歳のときに父が62歳で亡くなったよ。乗り越えたっていうより、自分も生きるしかないからって感じだな』
『私も立ち直れてはいないかな。第一子妊娠中に母を亡くして、人生で1番つらい別れと1番嬉しい出会いを同時に体験した年だったよ。たくさん愛情も思い出ももらったから感謝しかない。初孫を見せたかったけどね』
『20代で両親を亡くしました。その後の人との出会いが癒してくれる。今は義両親に大切にされているので、自分の親にできなかった分この人たちを大切にしようと思う』
投稿者さんは「親が亡くなったときのことを考えると立ち直れる気がしない」と不安な様子でしたね。そんな投稿者さんにママスタコミュニティのママたちからは「時間や周りの人が悲しみを癒してくれる」とのコメントが寄せられました。幸か不幸か、親を亡くした悲しみは少しずつ和らいでいくこともママたちのコメントから分かりました。そしてご両親を亡くしたママたちが、悲しみぬいたその先にたどり着いたのは「感謝」だったとのこと。亡き親に感謝の気持ちを抱くことで、死を受け止めて生きていくことができるのではないでしょうか。
投稿者さんにとって親御さんは何にも代えがたい大切な存在なのでしょう。愛する親を亡くすことはつらく、その悲しみは筆舌に尽くしがたいものです。親の死を想像するだけで涙が溢れる人もいるかもしれませんね。しかし自分という存在は親の身体から成ったもの。月並みな言葉かもしれませんが「親は自分のなかに常に共に在る」と思ってみるのはいかがでしょう。別れの日への不安が、ほんの少しだけ和らぐような気がしませんか?
そして親御さんと生きる「今」も、どうか大切に過ごしてくださいね。
文・子持ち鮎 編集・荻野実紀子 イラスト・Ponko
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