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父が亡くなったときに言われた「何も親孝行できなかったな」が忘れられない。どうやって乗り越えればいい?

3年前にお父さんを亡くしたママから、ママスタコミュニティに投稿がありました。

『父は3年前に亡くなりました。葬儀のときに実家の近所の人もいて、その人に「何も親孝行できなかったな」と言われました。その一言がずっと心に引っ掛かっていて、たまに思い出してしまいます。確かにそうだったのかもと。亡くなった父はどう思っていたんだろうと。親を亡くした経験がある人、何か心に引っ掛かってていることはありませんか? 辛くなりませんか?』

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3年前にお父さんを亡くした投稿者さんは、実家の近所の人に「親孝行できなかったな」と言われたそうです。その言葉を思い出すと、自分には親孝行できていたのかを考えて辛くなるようです。親を亡くすというとても悲しい状況で投げかけられた言葉。今でも心の中で引っ掛かったままの投稿者さんに、他のママたちはどんな投稿をくれたのでしょうか。

もう会えないからこそ後悔することはたくさんある

『大切な人が亡くなったら、「あのときこうしておけばよかった、ああしておけばよかった」というのは誰もが思うことなんだけれど、考え出したらきりがないよ』

『私も同じことを考える。「あれもしてあげたかった、これも喜んでくれたかな? あのとき不機嫌だったかな?」と思い返すことだらけ。もう会えないからこそ、たられば話が尽きない』

自分にとって大切な人が亡くなったときには、「あのときこうしておけばよかった」などと後悔する人は少なくないでしょう。その人が生きているうちは「またいつか」はやってきますが、亡くなってしまってはもう二度と会うことも話すこともできないですよね。だからこそさまざまなことが悔やまれて、自分を責めるような気持ちが強くなってしまうのかもしれません。

ご近所さんの言葉に納得できないママも

『自分で「親孝行ができなかった」と悔やんだりすることはある。けれど他人が言うことではない。言われる筋合いがない。「あなたに言われることではないです」と私なら言っちゃう』

『どういう意味でそう言ったのか、私なら確認する。腹が立って仕方ない』

投稿者さんが悲しみや寂しさの中にある葬儀でのご近所さんの発言は、相手を傷つけてしまう心ない言葉だと感じるママもいるようです。親孝行ができたかできてないのかを決めるのは投稿者さん自身のはずで、父親との関係を勝手に推し量られてしまったのでは、怒りの感情を覚えてもおかしくないのかもしれませんね。

少し違う角度から考えてみては?

父が亡くなったときに言われた「何も親孝行できなかったな」が忘れられない。どうやって乗り越えればいい?2

『お父さんはまだ若かったのでは? 「これからまだまだ長生きして時間がたっぷりあるはずが、こんなに早く亡くなるなんて。親孝行する間もなく亡くなっちゃったよね」という意味で言ったとか? 他人が言うべきかは別にして、慰めたかったのかもと考えてみた』

『それは投稿者さんを責めている意味ではなく、「親孝行させてくれるくらい長生きして欲しかったね。こんなに早くに亡くなるなんてね……」という、投稿者さん側に立った慰めのつもりだと思うよ』

もしかしたらご近所さんの言葉が足りなかっただけで、「こんなに早く亡くなるなんて残念」という言葉が、「何も親孝行できなかったな」の前に隠れているのではといった考え方もあるようです。となればご近所さんは、決して悪意をもって言ったのではなく、むしろ投稿者さんを慰めたかっただけなのかもしれません。

後悔しても仕方ない。お父さんが喜ぶような人生を歩もう

『亡くなった親に心配されないような生き方をしていくしかないよ』

『私の母は今の私が不幸じゃないか天国で心配してる気がする。だから私が幸せでいることが、亡くなった母に対する親孝行だと思っている』

投稿者さんはご近所さんの「何も親孝行できなかったな」という言葉を気にしていますが、ママたちからの意見のとおり、もしお父さんが早くに亡くなってしまったことを悔やむ言葉であったなら、辛く思う必要はないのかもしれませんね。もしそのままの意味だっだとしても、親孝行ができたかに関しての判断はご近所さんでなく投稿者さんがすることなので、気にしなくてもいい言葉なのかもしれません。

なにより亡くなったお父さんは、投稿者さんが後悔したり、悩んだりする姿を見たいとは思っていないはずですよね。ママたちからのコメントにもあるとおり、投稿者さんが幸せに生きていくことが、亡くなったお父さんが一番喜ぶことではないでしょうか。投稿者さんの人生はまだまだこれからも続くでしょう。そのなかで楽しさや喜びを味わっている姿、幸せな姿を1つでも多く天国のお父さんに見せてあげられるといいですね。

文・こもも 編集・古川純奈 イラスト・カヲルーン

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
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