【続編】ひきこもりの息子の「絶縁宣言」親としてどう対応したらよいのか
ひきこもりの高校生の息子が家を出ると言い出し……。夫から「遠くから見守る優しさもある」と言われ、一度、息子の思うようにやらせてみようと決意しました。
一人暮らしの費用を貯めるため、アルバイトを始めたようでした。
息子の家を出るという決意が固いことにも驚きましたが、何より自分でバイトを探すという行動を起こしたことにビックリし、また嬉しくもありました。
引越し当日、息子は「じゃあな」とだけ言って出て行きました。家を出る様子にもう二度と帰ってこないような気がして急に寂しくなりましたが、子育てに一区切りついたという安堵の気持ちも感じました。
数年後のある日、息子から連絡ありました。
あまりの息子の変貌ぶりに驚きました。自分の生きる道を自分で切り開こうとする姿がそこにあり、毎日ゲームをして家に鬱々と引きこもっていた過去が嘘のようでした。これまでのこと、これからのこと、息子を誇りに思う気持ち、息子に伝えたいことで胸がいっぱいになりました。
今思うと、息子が引きこもっていた当時、何をそんなに焦っていたのだろうかと思います。 その子その子に生きるペースがあり、合う道があるはずです。 高校は毎日行くもの、卒業したら進学して欲しい、と無意識に自分の価値観に息子を当てはめようとしていた自分を反省しました。
息子は目の前の目標を懸命にこなしていくことで、自分で見えてくるものがあったのでしょう。思い切って家を出してよかったと思っています。 離れたからこそ保たれる良い関係が私と息子にはあるように感じています。
※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・ちょもす
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