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<ワンオペ育児の虚しさ>激務の夫はいつも不在。家族ってなんだろう【後編】まんが・夫SIDE

前回からの続き。僕は都内で働くサラリーマンです。 毎日残業続きで、帰宅が深夜0時を過ぎるのは当たり前。週末もほとんど出張です。息をつく暇もないくらい忙しく、残業や休日出勤をこなしている割には、給料はそんなに高くありません。
首都圏で家族5人、ぎりぎり暮らせる額。 年に1回家族旅行に行くくらいで、普段はあまり贅沢はさせてあげられません。 だからこそ、もっと働いて、昇給して、家族に楽をさせてあげたいと思い、毎日必死に働いてきました。

でも最近こんなことがありました。「来週出張だから」と言うと、妻が暗い顔で
「それって、絶対行かなくちゃ駄目? その日、小学校の学芸会があるんだけど……」
「たかが学芸会で休めるわけないだろ。こっちは仕事なんだから」 すると、妻が僕を力なく見つめ、こんなことを言いました。
「そうやって、二言目には仕事、仕事……」
【後編】ワンオペの虚しさ。激務の夫はいつも不在。

「家族との時間は、全然なくても構わないの? 子どもたちの入学式も、運動会も、全然来なかったじゃない……」 妻は涙ぐみながら隣の部屋に行ってしまいました。
【後編】ワンオペの虚しさ。激務の夫はいつも不在。
ある日残業をしていると、遅番パートの年配女性、北野さんと、休憩室で一緒になりました。 北野さんはパート歴10年のベテラン。 それでいて気さくで雰囲気が柔らかくて、どことなく「この事業所のお母さん」みたいな存在でした。
【後編】ワンオペの虚しさ。激務の夫はいつも不在。
「えっ……」 北野さんいわく、仕事人間で家庭をいっさい顧みなかった父親を、引き取って自宅で看る気持ちにどうしてもなれない。 父親は仕事をしてお金を稼いでくれた。それが男親としての愛情だとわかっているけれど、全く一緒に過ごす時間が無かった父親に対して、どうしても”ずっと一緒に暮らしたい、面倒を見続けたい”という感情がわかない、とのことでした。
「もちろん、ホームに入ってもこまめに面会にはいくつもりよ? でも……」

【後編】ワンオペの虚しさ。激務の夫はいつも不在。

その日の夜――

【後編】ワンオペの虚しさ。激務の夫はいつも不在。
「家族の時間を増やしていきたい……」僕の思いは妻に届くだろうか。これから家族の信頼を取り戻すためにできること考え、行動にうつしていこうと思います。

原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・松本うち

【つぎ】の記事:<義両親の大暴言>【前編】義母から「くそ嫁」と呼ばれている私。夫に相談もできず……もう限界!

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※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。

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