【後編】愛犬が亡くなって落ち込む私に「犬が死んだくらいで」と言った義母。それ以来絶縁していたのに最近謝罪をしてきたけれど……
家族同然だった愛犬が亡くなったときに「犬が死んだぐらいでだらしない」と義母に言われ、それ以来相談者さんと義母は絶縁関係にあります。でも最近になって義母が謝罪をしてきました。義母を許すべきかで悩む相談者さん、一体どうすればいいのでしょうか?
義母のことを許してあげるべき?
許さなくてもいい。
『ペットを飼ったことがない人には、その悲しみがわからないのかもしれないけれど、たとえ思っていても言わないよね。今も傷が癒えていないなら無理して許さなくていいと思う』
『もし口がすべってしまったにしても、普通ならすぐに謝るでしょ。4年も経たないとそれができないのは、ちょっと……。許したくないなら別に許さなくていいと思う』
今もなお義母を許せないという気持ちが少しでも残っているのであれば、無理に許さなくてもいいのではないでしょうか。自分の気持ちに逆らって義母を許せば、かえって義母とうまくいかなくなるでしょう。相談者さんの心の傷がしっかりと癒えてからの方が、気持ちよく義母に接することができますし、その方がお互いにいいのかもしれません。
もう義母を許してあげたら?
『子どもが友達と喧嘩をして相手が謝ってきても、許さなくていいよと教えるの?』
『お姑さんにとっても家族である旦那さんやお子さんたち、そしてお嫁さん。家族みんなを、自分のわだかまりが原因で、バラバラにし続けるのは長い目で見て、かなり残酷なことをし続けているのだと思うよ』
義母が自分のしたことを反省して謝っているのであれば、そろそろ許してあげては? との意見もみられます。相談者さんが義母と絶縁していることで、義母は孫に会えなくなりそうですし、旦那さんもときには実家には帰りずらいなと考えたこともあったでしょう。自分にわだかまりがあることで、普通に会える人たちが気兼ねなく会えなくなっているのではないか。そう考えを巡らしてみることも必要なのかもしれません。
義母を許すために、この気持ちをどうやって切り替えたらいい?
子どもたちの将来のためと考えて
『義母と絶縁しているママをお子さんたちは見ています。ママから何を学んでいるかな? 大人になって家庭を持ったときに、どう思うかな?』
『子供のためと割り切って我慢しなよ』
義母を許すかどうかを自分の気持ちの軸だけで考えるのではなく、子どもたちを中心に据えて考えてみてはどうでしょう。子どもたちは友達との会話などから、母親も一緒に父親の実家に行くのは「当たり前のこと」なのにうちはどうして違うのだろうと思っているかもしれません。ましてやもっと小さい頃は母親も行っていたのに途中で状況が変わっていれば、なおさらです。この状況を変えておかないと、いつか子どもたちがそれぞれ結婚をして家庭を持ったとき、気に入らないことがあったら相手の実家には行かなくてもいいのだという間違った常識を持ってしまう可能性もあります。そうなったら本来必要のないトラブルを起こしかねないと考えれば、相談者さんの気持ちの切り替えも少しはスムーズにできるのではないでしょうか。
義母は勇気を出して謝ってくれたのだと考えてみる
『謝罪したのも勇気がいることだからね』
相手に謝ることは自分の間違いを認めること。簡単そうに見えて、実はとても難しいことなのではないでしょうか。ましてや時間があけば、謝罪をいい出すのはさらに難しくなります。義母の勇気ある行動を認めてあげることで「ここまでして謝ってくれたのだな」と思え、気持ちを切り替えることができるかもしれません。
今後のことは義母次第と考えてみて
投稿が進む中、相談者さんは義母と直接話をしてみたようです。
『今日義母と話してみて、義母の出方次第で今後の対応を決めることにしました。とはいえ、優しい旦那に対して申し訳ない気持ちと、許せずにいる自分がみっともない気持ちが引っかかっていますが……。厳しい義母ではありますが、愛犬へのあの発言がなければ、割と好きな人でした。栄養士の資格を持っていて、料理も上手ですし、効率的な掃除とかを教えてもらったりしていました。それを面倒だと感じる人もいそうですが、私はそれも好きでした』
義母の発言を許せないという気持ちは当然のことだろうと筆者も考えます。それが4年経った今でも心の中でくずぶっているのというのも仕方のないことでしょう。謝罪をきっかけに義母を許すかどうかで相談者さんは悩んでいます。しかし許す許さないとあえて白黒はっきりさせるよりも、釈然としない気持ちはあるものの義実家には家族で行くといった多少曖昧な部分があってもいいのはないでしょうか。無理にどちらかを選択をすれば、きっと義母に会ってもギクシャクしてしまうし、どういう言葉をかけていいのかもわからなくなります。曖昧な気持ちのままの自分でもいいやと思いつつ、歩み寄ってみる。どんなことでも準備期間や慣らしの期間は必要です。それと同じく、義母の様子を見ながら、そして自身の気持ちの変化も感じながら少しずつ慣らしていくのもアリなのだと考えてみませんか。
文・こもも 編集・清見朱里 イラスト・Ponko
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