いつでも、どこでも、ママに寄り添う情報を

ママ友に「みんなでスポ少に入ろう」と誘われた。揉めないか心配……

ママ友からの提案やお誘いに「ドキッ」とした経験はありますか? 「うん、いいよ」と即答できるものであればいいのですが、なかには返事に困ってしまうものもあるかもしれませんね。ある投稿者さんは、ママ友からのお誘いに答えを出せず困っているようです。

『仲良しグループのママ友が突然、「みんなで一緒にスポ少入ろう」と言い出した。1年生になったら入ろうって。絶対いつか揉めたりするよね?』

ママ友に「みんなでスポ少に入ろう」と誘われた。揉めないか心配……01
小学生や地元の人たちで集まって活動するスポーツ少年団、通称「スポ少」。投稿者さんは仲良しグループのママ友に、同じタイミングでサッカーのスポ少に入ろうと誘われたようです。一度体験教室に参加したようで、お子さんは乗り気。しかし投稿者さんは「いつか揉めそう……」と感じてしまったのだとか。現在お子さんがスポ少に入っているママや、かつてスポ少に入っていた子どものママがスポ少事情を教えてくれました。

友だちと同時入会するメリット

まずはお友だちと一緒にスポ少に入ってよかったと話すママたちのお話からご紹介します。

『うちは卓球だけど、誘ってもらえて感謝しているよ。運動が苦手で絶対自分からやりたいって言わないタイプだし、「友だちと一緒なら……」って本人もやる気出してくれた。今は高学年だけど、仲良く楽しく通っている』

『息子がサッカーやりたいって言ったから、お友だちを誘ってスポ少に入りました。確かに大変だけど、メンバーの子たちは学校が同じだから仲良く遊べてよかったと思う。マンモス校だから馴染めないかもって思っていたけど、親しい保護者も増えて安心した。試合の度に成長していくのを、みんなで応援しているよ!』

『近所の子7人で野球クラブに入ることになりました。内心嫌だったけれど、子どもが乗り気だったので入りました。だけど一度も揉めずに小学校卒業できたよ』

ママスタコミュニティにはスポ少に入ってよかったと話すママたちからコメントが届きました。そのなかで今回ご紹介したのは、投稿者さんと同じようにママ友から誘われたことがきっかけでスポ少に入った方たちのコメント。一度も揉めることがなかったとの声を聞くとホッとしますね。お友だちとの同時入会は、きっとお子さん自身も安心でしょう。また保護者のお手伝いが必須のチームならママ同士で協力できることもメリットのひとつと言えそうです。

友だちとスポ少に入って後悔したママも

友だちと一緒にスポ少に入ってよかったと話すママたちがいる一方で、投稿者さんの心配が的中してしまったママたちもいるようです。

『友だちと入るとレギュラー争いがつらいよ。私は後悔している。全然友だちがいないところに入ればよかった』

『絶対にやめておいた方がいい。そのママ友と仲良くいたいなら絶対に。レギュラーじゃない子とレギュラー、揉めることがたくさんあるのに仲良しグループで入団したら、悲惨なことになるよ。辞めたとしても同じ学校なら嫌でも会うことになる』

『昔の自分に言いたい。「スポ少だけは絶対やらせるな!」と。子育てをしていて、無駄な時間を使ってしまったと後悔しかない。まわりのママ友は常に「うちの子はレギュラー。○○くんも上手、成長したね~」とマウンティングしてくる。子どもの習い事なのに何で親がここまで頑張らなきゃならないの……と苦痛でしかなかった』

『ママ友と入るのは絶対にやめた方がいい。スポ少は習い事ではない。親が運営する集団って感じだよ。親同士の問題の方が多いんだから、ママ友とやったらダブルで悩むことになるよ!』

スポ少は親同士の関わりが必須で、それが元で揉めることがあると話すママたち。チームによっては当番や役員など、親の負担が多いものがあると教えてくれました。そうなると問題になるのが、連絡の遅い早い、お手伝いの程度、遠征時の送迎など。これらに対するちょっとしたすれ違いが、大きなトラブルに発展してしまうこともあるようですね。そこに子どもたちのレギュラー争いが加わるのですから……想像するのも恐ろしいです。もしお友だち同士でスポ少に入るのなら、揉めてしまう可能性もあると心に留めておく必要がありそうです。

必要なのは子どものやる気と……?

投稿者さんのお子さんは、すでにスポ少入会に乗り気です。お子さんがスポ少に入っている先輩ママたちからは、こんなアドバイスも届きましたよ。

『スポ少によって親の負担は違うと思うし、覚悟がないならやらない方がいい。「なんとなく誘われて入っただけなのに……」ってならないように。本音を言うと、私も子どもがスポ少に入っていたころは週末の朝にゆっくりできなくてつらかった。息子のためになんとか頑張れたけど』

『うちは息子がやりたいって言うから仕方なく覚悟きめた。土日祝日、応援や手伝いに行かないと何かと言われる。これがなかなかきつい。練習も早朝から暗くなるまで。子どもは好きだから続けられるけど、親は思い入れないと苦行だよ』

『上手いだの下手だの差が出てきたら、子どもだってライバル心が出てくるし何かしらのトラブルが発生する可能性がある。そうなったときに大人な対応ができる親ばかりじゃないから。今のままの仲良しグループが維持できなくなると思っていた方がいいかも』

スポ少に限らず習い事をする場合には、お子さんのやる気が一番大事でしょう。しかし保護者が関わることを必要とされるチームでは、保護者の覚悟も必要のようです。休日も早起きし、暑い夏も寒い冬も手伝いや応援に行くとなると、軽い気持ちでは続けられないかもしれませんね。

断る勇気も必要

ママ友に「みんなでスポ少に入ろう」と誘われた。揉めないか心配……02

『私も野球のスポ少に誘われたことがあるけれど、「親が何か手伝いしなければならないのなら私はやりたくない」とはっきり伝えたよ。子どもがやりたいならクラブチームへ入れるつもり』

『誘われたけど、私は断った。少年団でも係とか役員とか、大変と聞くし休みがつぶれるみたいだから』

『「一緒にやろ~」と誘われたけど、「お茶当番とか嫌だから違うとこに行くわ」と言って違うところに入った。一緒に入会した人たちは、最初は楽しそうにやっていたけれど1人がレギュラーに選ばれたら関係が変わったみたい。表向きは「すごーい! うまいもんねー!」と褒めていたけど、裏では「なんであんな下手な子がレギュラーなの? コーチになんかしたんじゃない?」とか言い出して怖かった』

投稿者さんと同じようにママ友からスポ少に誘われたけれど、断ったと話すママたちも。子ども同士やママ同士が仲のいいグループの場合、お誘いを断ったり足並みを揃えなかったりすることは勇気が必要かもしれませんね。しかし時には断る勇気も必要です。本音と建て前を上手く使い分けながらママ友とお付き合いできるといいですね。

ママ友から「一緒にスポ少に入ろう」と誘われて悩んでしまった投稿者さん。今回の件でまず大事にしたいのは、ママ友よりもお子さんのやる気でしょう。お子さんの気持ちが変わらないのならママ友のお誘いに乗ってみてもよさそうです。しかしその際は、揉め事が起きる可能性やスポ少ならではの親同士の関わり方についても多少の覚悟が必要です。ママ友に誘われたから……ではなく投稿者さんご夫婦とお子さん本人でスポ少についてしっかり話し合えば、後悔しない決断ができるのではないでしょうか。

文・荻野実紀子 編集・山内ウェンディ イラスト・神谷もち

荻野実紀子の記事一覧ページ

関連記事

義実家 に関する記事一覧
PTA役員やスポ少の当番や代表は男性も担当できる?前年までと違う方法を提案したママ・パパたち
※2019年10月時点の情報です。 筆者の長男は現在小2。親である私は昨年彼が入学した時から小学校でPTAのとある役員を務め、2年目に突入しています。当初は「低学年のうちにお役目を終わら...
声が小さすぎてスポーツ少年団で怒られてしまうわが子。どうすれば大きな声ではっきりと話すようになる?
スポーツをしている子どもたちは、ときに監督やコーチから「応援や声がけは大きい声でしよう」と指導されることがあります。でもその子の性格や声質によっては、相手に声が届きにくいこともあります。あるママさ...
参考トピ (by ママスタコミュニティ
ママ友がみんなでスポ少入ろうって言ってくる