＜離婚してバラバラになった家族＞口うるさい母親は子どもたちに選ばれなかった【第1話】まんが

理想の母親ってどんな母親なんだろう……。子どもを育てれば育てるほど、自分が求めていた母親像が分からなくなってきてしまいます。私は「優しい」母親になりたかった。声を荒げて子どもたちを叱ることもなく、家族のなかでいつも笑顔を絶やさないような……。でも、現実は程遠いものでした。

生活費がギリギリしかもらえないので、パートをめいいっぱい入れて、自分の自由時間はほとんどありませんでした。でも塾の講習代や、習い事にお金がかかるのでしょうがありません。
毎日そんな生活を送っていたせいか、いつもイライラしていました……。

「早く宿題しなさい！」 「片付けなさい！」 「好き嫌いしないで食べなさい！」 「早く寝なさい！」怒鳴ってばかり。子どもに対して笑顔を向けることもなくなっていたと思います。

本当は優しいお母さんでいたかった。でも子どもたちの将来のことを考えて、コレも言わなくちゃ……アレもやらせなくちゃ……。
「かわいがる」だけじゃなくて「育てる」ことへのプレッシャーに、口うるさくなってしまっているな……と、子どもたちの寝顔を見ながら反省する日もありました。

旦那の浮気が原因で、離婚をすることになった私たち夫婦。3人の子どもたちのうち、一番下はまだ5歳で幼いため私が引き取ることになりました。上のふたりは「本人の意思を尊重しよう」ということになり、聞いてみると……。
小6の長男は「俺はおばあちゃんの家に行きたい」
中2の長女は「お父さんが独りになるのは可哀相だから、私は……お父さんについていく」

耳を疑いました。私は2人から選ばれなかったのです。

【第2話】へ続く。

原案・ママスタコミュニティ　脚本・渡辺多絵　作画・猫田カヨ

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